なにわ男子の7thシングル「コイスルヒカリ」が、8月27日付の「オリコン デイリー シングルランキング」で初登場1位を獲得。人気上昇中の女性アイドルグループ・ME:I（ミーアイ）や、≠ME（ノットイコールミー）のシングルも同日発売だったためランキングの結果に注目が集まっていた中、なにわ男子が堂々の首位に輝いた。
目次
・なにわ男子、新曲がオリコンデイリー1位に
・なにわ男子の新曲が初日27.5万枚、台風の影響で異例の対応
なにわ男子、ME:Iや≠MEら上回り「オリコンデイリーランキング」1位に
「コイスルヒカリ」の販売形態は、初回限定盤1・2（CD＋DVDまたはBlu-ray）と通常盤（CDのみ）の3種類。表題曲の「コイスルヒカリ」は、同23日に公開となったなにわ男子メンバー・大西流星主演映画『恋を知らない僕たちは』の主題歌に起用されている。
発売まで1カ月を切った同1日、なにわ男子サイドはCD購入者を対象とした「リリース記念 スペシャルイベント」の開催を告知。所属レコード会社・Storm Labelsの公式サイトでは、抽選で当選した人が関東と関西の某所にて行われるスペシャルイベントに参加できることや、応募者全員がストリーミング配信でイベントの模様を視聴できるとアナウンスした。
「当初、イベントの開催日時や当選人数など、詳細は明らかになっていませんでしたが、26日にサイトが更新され、スペシャルイベントのタイトルが『-728 Room- Special Event』に決まったと発表。日程は東京が11月12日、大阪は同21日で、当選人数は各会場1,000名になるそうで、CDの初回限定盤1・2、通常盤のCDケース付属の帯裏に記載されているユーザーコードを『各形態1つずつ、計3つ1口』として応募する形となっています」（男性アイドルに詳しい記者）
そんな「コイスルヒカリ」は、27日付のデイリーランキングで27万4,707枚を記録し1位に登場。2位がME:Iのシングル「Hi-Five」（初日19万8,634枚）で、≠MEの「夏が来たから」（初日16万4,793枚）は3位に着いた。一部ネット上では、なにわ男子が首位を逃す可能性も指摘されていたものの、ライバルのME:I、≠MEを上回る20万台に到達し、初日時点で週間1位はほぼ確実とみられる。
なにわ男子、初日売り上げ27.5万枚も……台風の影響で異例の対応
なお、「コイスルヒカリ」は、音楽配信サービスにてサブスク・ダウンロードの配信もスタート。28日付の「オリコン デイリー デジタルシングル（単曲）ランキング」で1,702DL（ダウンロード）と初登場3位にランクインした。
「好敵手とみられたME:I、≠MEに勝っているとはいえ、昨年11月発売の前作『I Wish』の記録を超えられるかどうかが課題でしょう。同作の初週記録は、自己最低となる37.0万枚。初日26万7,518枚、2日目で4万6,415枚を売り上げ、2日間の累計は31万3,933枚でした。それに比べて『コイスルヒカリ』は2日目時点で合計31万9,186枚。メンバーに会えるリアルイベント開催という目玉企画がありながら、現時点で約5,000枚ほどしか売り上げが増えていないため、物足りなさを感じます。週間ランキング発表までにもう少しペースを上げていきたいところでしょう」（同）
とはいえ、「コイスルヒカリ」のリリース日前後は「史上最強クラス」ともい言われる台風10号が九州地方で猛威を振るい、全国的にも配送の遅延や交通機関の運休・欠航など影響が出ていた。気象庁は週末にかけて西日本や東日本で大雨災害、高潮に厳重に警戒するよう呼び掛けおり、各メディアでも不要不急の外出は控えるようアナウンスしている。今回の悪天候はCDの売れ行きに大きく悪影響を及ぼしそうだ。
「この台風の影響を受けて、なにわ男子サイドはスペシャルイベントの応募期間を延長すると発表。27日午前11時～9月1日午後11時59分だったところ、9月4日午後11時59分までに締め切り日時を伸ばすことを、『なにわ男子 / Storm Labels』名義の公式のX（旧Twitter）で呼びかけています。異例の対応といえるでしょう」（同）
自己最低だった「I Wish」の売り上げを、今回の「コイスルヒカリ」で盛り返すことができるのだろうか？