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『24時間テレビ』視聴率12.5%で昨年なにわ男子超えも……やす子のマラソン企画が物議

 8月31日、9月1日の2日間にかけて、毎年恒例のチャリティー特番『24時間テレビ47』(日本テレビ系、以下『24時間テレビ』)が放送された。看板企画のチャリティーマラソンにはお笑い芸人・やす子が挑戦したが、ネット上では「罰ゲームのようにしか見えない」「胸糞悪かった」と、同情の声が集まっている。

目次

『24時間テレビ』やす子のマラソン企画に非難の声
やす子は番組サイドを擁護
全体視聴率12.5%で昨年を上回る

『24時間テレビ』やす子のマラソン企画めぐり、視聴者から非難の声

 昨年11月、日本テレビ系列局である日本海テレビジョン放送(鳥取市)の元局長による“寄付金の着服騒動”が明るみになり、番組の存続が危ぶまれた『24時間テレビ』。メインパーソナリティーは長きにわたって旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属タレントが務めてきたものの、今年は2003年以来、21年ぶりにメインパーソナリティーの役割が廃止され、複数の出演者が代わる代わるチャリティー企画を行う形式となった。

「総合司会をフリーアナウンサーの羽鳥慎一、日テレの水卜麻美アナ、くりぃむしちゅー・上田晋也の3人が担当する中、嵐・相葉雅紀による『保護犬トリミング企画』がオンエアされたほか、岩田剛典(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE/EXILE)はライブアート×オークション企画『三代目・岩田剛典が挑む 生アート制作 一流画家の作品をオークション』にチャレンジ。King&Prince・高橋海人、BE:FIRST・SOTAらが参加するダンス企画なども行われました」(芸能ライター)

 また、番組の目玉企画となるチャリティーマラソンのランナーには、高校時代、児童養護施設で過ごしたというやす子が就任。過去の恩返しをするべく「全国の児童養護施設に募金マラソン」と題して募金を呼びかけることに。

 しかし、放送当日は台風10号が接近していた影響から、当初予定されていた一般市民ランナー1,000人の参加が中止に。

 やす子は神奈川県・横浜市の日産スタジアムを周回することになり、強雨に見舞われながら、びしょ濡れの状態で同じ道を走り続ける時間が続いた。

 それだけに、番組を見たネットユーザーからは「こんな雨の中無理して走られても誰も喜ばないし見てられない」「児童養護施設に全額を寄付するということだけど、大雨の中でマラソンをする意味はあるの?」と疑問の声が続出。今年の番組のメインテーマが「愛は地球を救うのか?」だったこともあり、「頑張ってるのは偉いけど、このマラソンは過酷すぎる。愛があるならやす子ちゃんを救ってほしい」といった声も上がっていた。

「その後、やす子は1日午前6時半頃に、生放送会場である東京・両国国技館を目指し、日産スタジアムを出発。マラソンの終盤、都内は強い雨が降っており、やす子が着ていた白いTシャツからは黒いインナーが透けている状態でした」(同)

 そのため、「マラソンは確実に汗をかく上に、雨の日に白Tシャツ1枚に下着はないんじゃないの? スタッフがカバーすべき」「なんで誰も着替えさせてあげないの?」「白Tシャツでマラソンさせるのは配慮がなさすぎる」などと、番組スタッフを非難する視聴者が続出した。

やす子に沿道の男性が“痴漢行為”で物議の一方……本人は番組サイドを擁護

 また、ゴールまで残り400メートルの地点では、沿道にいた男性がやす子のほうに手を伸ばす一幕が。この瞬間、伴走していたスタッフが後ろから制止するも、男性の手はやす子の胸元に触れていた。

「男性が故意に触れようとしたのかは不明ながら、いずれにせよランナーに手を伸ばすことは、走行を妨害する行為。転倒などの事故につながる可能性もあります。テレビのオンエア画面には、やす子に触れた後、笑みを浮かべる男性の姿がはっきりと映っていたため、ネット上では『明らかに痴漢行為』『特定してほしい』との声が相次いでいます」(同)

 さらに、男性は片手に哺乳瓶らしきものを持っているという書き込みも上がり、「なんで哺乳瓶持ってるのか意味不明」「哺乳瓶を持って胸を触りに来てるの?」「やはり、公道でマラソンをするのは止めるか、触れないようにすべき」などと物議を醸している。

 なお、結果的にやす子は2日間で80キロ超を完走し、ゴールの両国国技館に到着。「マラソン児童養護施設募金」の募金額は、4億3,801万4,800円に達したと発表された(番組終了時点)。

 やす子は翌2日午前10時台に自身のX(旧Twitter)を更新。今回のマラソンに関して辛らつな意見も出ている中、「チャリティーマラソンのギャラ1000万円ってデマが飛び交ってるけど、一銭もいただいてないですよ! 憶測やデマをすぐ信じちゃうのやめたほうがいいですよ」「自分の申し出なので、番組ひどい!と叩かないで…」(原文ママ)とつづり、番組サイドを擁護していた。

『24時間テレビ』全体の視聴率12.5%! なにわ男子メインパーソナリティーの昨年を上回る

 前述の“着服騒動”を含め、番組コンセプトとは異なる部分で注目を集めた今年の『24時間テレビ』だが、番組全体の平均世帯視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。瞬間最高視聴率は走破したやす子を出演者らが労っていたシーンで、25.4%(1日午後8時45分)を記録したという。

 また、番組の初代総合司会・萩本欽一と亡き妻・澄子さんの物語を、伊藤淳史、波瑠、香取慎吾らで再現したスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~』が31日午後9時台から放送され、「日刊スポーツ」ウェブ版(2日配信)の記事によると、15.6%(個人9.3%)と高い数値を記録したそうだ。

 ちなみに、なにわ男子がメインパーソナリティーを務めた昨年8月26~27日放送の『24時間テレビ46』の番組全体の平均視聴率は世帯11.3%。ひとまず昨年超えは果たせたようだ。

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