成田凌が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(日曜午後10時30分)の最終話(第10話)が9月8日に放送され、ネット上では犯人役の俳優に「やっぱり」という声も上がった。
目次
・オリジナル展開の評判は?
・有名俳優登場で犯人バレ?
・個人視聴率は全話2%台
『降り積もれ孤独な死よ』ドラマオリジナル展開の評判は?
読売テレビ制作による『降り積もれ孤独な死よ』は、井龍一氏と伊藤翔太氏による同名漫画を原作としたノワールサスペンス。成田演じる主人公の刑事が凶悪事件の真相を追っていくストーリーで、原作がアプリ「マガジンポケット」にて連載中であることから、ドラマのオリジナル展開が注目された。
「序盤は原作に近いストーリーだった同ドラマですが、中盤からはだいぶ反れていき、終盤は大胆なオリジナル展開を見せました。以前、ネット上では『改悪では?』とドラマ版を不安視する原作ファンも見られましたが、最終回放送後には『原作のような大きなスケールではないけど、ドラマは全10話の中でうまくまとめていた』『原作とはだいぶ違うけど、伏線も回収されて、これはこれで面白かった!』と好意的な声が相次いでいます」(テレビ誌記者)
『降り積もれ孤独な死よ』有名俳優キャスティングで“犯人バレ”?
※以下、『降り積もれ孤独な死よ』最終回のネタバレを含みます。
概ね好評な様子の『降り積もれ孤独な死よ』だが、俳優・長谷川京子のキャスティングが良くも悪くも話題となっている。
追加キャストとして発表された長谷川は、行方不明となっていた神代健流(杢代和人)の母親として第4話で登場。そして、第8話から再び登場すると、結局、転落死した沖島マヤ(仲万美)を殺した犯人であることが最終回で発覚した。
「第4話でチョイ役かのように登場した長谷川に違和感を覚え、『長谷川ほどの有名な俳優が、ただの母親役なわけがない』と察した視聴者も多かった様子。劇中では見事な演技を見せた長谷川ですが、最終回の“案の定”な展開に、ネット上では『知名度の高い役者を起用することで、犯人がバレてしまうのはどうなのか』『キャスティングで犯人がバレる“火サス”(同局『火曜サスペンス劇場』)パターンでしたね』といった声も散見されます」(同)
『降り積もれ孤独な死よ』個人視聴率は全話2%台
なお、この最終回は平均個人視聴率2.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、世帯4.3%を記録。個人視聴率は、全話通して2%台だった。
「同ドラマは全体的に暗く重たい雰囲気で、初回から血だらけの子どもや白骨化した子どもたちの遺体が劇中に登場するなど、ショッキングなシーンが登場。表現において『テレビの限界に挑戦した』と高く評価する声がある一方で、視聴者を選んでしまった側面もありそうです」(同)
主演を務めた成田をはじめ、吉川愛や小日向文世らキャストの好演ぶりに賛辞が相次いだ『降り積もれ孤独な死よ』。数字的には厳しい結果となったが、多くの熱心な視聴者が盛り上がっていたようだ。