毎日、当たり前に食事や料理をしている中で浮かんだ食のお悩みについて、調味料ソムリエ・野菜ソムリエ、食養士のMICHIKOさんに解決策を教えてもらいます!
目次
・【相談】食べすぎた次の日、どうリセットしていますか?
・【アドバイス】一度は心ゆくまで、食べましょう
・食べすぎた翌日の朝食
・食べすぎた翌日のランチ
・食べすぎた翌日の晩ごはん
・おすすすめレシピ:豚肉とゴーヤのエスニック風タコライス
・おすすすめレシピ:リンゴとセロリのマリネ
・おすすめドリンク:水出し緑茶
・自分をほめて、頑張りすぎを防ぎましょう!
【相談】暴食した次の日、どうリセットしていますか?
ジャンクフード、揚げ物、おかしなど、たまに羽目を外して食べすぎてしまった次の日、罪悪感から「なかったこと」にしたくなります。プロはそんな日、どんなふうにリセットしていますか? 次の日もおなかいっぱいなら、食べなくても大丈夫ですか?
【アドバイス】一度は心ゆくまで、食べましょう
ジャンクフード、揚げ物、お菓子……、毎日忙しかったりして、ストレスがたまってくるとツイツイ手がのびてしまいます。食べた後は、罪悪感から「なかったコトに!」したくなりますよね。
いいんです! どうしても食べたくなったら、「一度は心ゆくまで、食べましょう」。
重ねて言いますが、「一度だけ!!」
翌朝、あんなにたくさん食べて、おなかがいっぱいだったのに……。なぜか、起きたときから「おなかが空いているかも」なんてこと、ありませんか?
そんな時は、グッと抑えて、気持ちを切り替えましょう。
食べすぎた翌日の朝食
朝食:①フルーツ(旬のもの):リンゴやナシ(各1/2個)、柿(小1個)などを1つ。
②ヨーグルト(無糖)+フルーツ(キウイフルーツ1/2個)+はちみつ
①か②、お好みでピックアップ。
今日1日のスケジュールなど考えながら、ゆっくりいただきましょう。
午前10時頃のおやつタイム:オレンジやグレープフルーツなどのジュース(生ジュース)
*午前中は、しっかりと水分補給をし、ビタミンとミネラル豊富なフルーツや乳製品を中心に。
食べすぎた翌日のランチ
ランチ:昨夜の楽しい余韻で、おしゃれなパスタランチを食べたいところですが、そば系(ざるそば等)をサラリと、ひと箸ずつ味わいながらいただきます。
*そばは疲労回復、二日酔い、生活習慣病予防など、体によいといわれています。
食後:コーヒー(ノンシュガー)を一杯。
午後のおやつタイム:ナッツ類をひと握りだけ。
食べすぎた翌日の晩ごはん
晩ごはん:いつも通りの食事に!
日頃から、免疫力アップの食事を心掛けましょう。飲み物は、炭酸水にレモンやカボス、ユズなどの柑橘類をギュッと絞って加えて、飲んでみませんか。
*マイヤーレモンなどは酸味も少なく甘みがありますよ。
夜は、お風呂の湯にゆっくりつかって、リラックスタイム。早めに睡眠をとり、夢の世界へ!
おすすめリセットレシピ:豚肉とゴーヤのエスニック風タコライス
・夏野菜には体の熱を冷ます効果があり、疲労回復効果のある豚肉との組合せはベスト! 夏バテ防止にも。
・食欲を刺激するカレー風味がアクセント!
【材料】(2人分)
・豚ロース生姜焼き用 160g
・ゴーヤ 100g
・オリーブ油 小さじ2
・粗びき黒胡椒 適宜
(A)
・生姜(すりおろし) 小さじ1
・カレー粉 小さじ1
・塩、こしょう 各適量
サルサソース(B)
・トマト(中) 1個(100g)
・赤玉ねぎ(みじん切り) 20g
・ケチャップ 大さじ1
・レモン汁 大さじ1/2
・タバスコ 適宜
【作り方】
①フライパンにオリーブ油を入れ、豚肉と(A)を入れて、ゆっくり弱火で炒める。ゴーヤは縦に半分に切り、種とワタを取り除いて薄切りにし、塩 少々(分量外)で軽くもみ、水けを拭き取る。
②サルサソース(B)の材料をボウルに入れて、合わせる。
③器に、ゴーヤと豚肉を盛り、②をかける。
④お好みで粗びき黒胡椒をふる。
おすすめリセットレシピ:リンゴとセロリのマリネ
・やさしい酸味で、シャキシャキ感を楽しめるマリネ!
・リンゴは胃の機能を整え、セロリは高ぶる気持ちを静め、柿には二日酔いに効果が!
【材料】(2人分)
リンゴ 1/4個
柿 1/2個
セロリ 1/3本
(A)
・ハチミツ 小さじ1
・レモン汁 小さじ1
・塩、粗びき黒胡椒 各少々
【作り方】
①柿は皮をむいて種をとり、セロリはスジをとる。リンゴと柿、セロリはそれぞれ食べやすい大きさに切る。
②器の(A)と①を加えて、合える
おすすめドリンク:水出し緑茶
水分補給には、水出し緑茶がオススメです。茶葉があれば、おいしい冷茶がすぐにできますよ。
お茶は日本のソウルドリンク。ことわざにも「朝茶は福が増す!」といわれるほどです。お茶に含まれるカテキンが免疫力を高めるとして見直されています。
ほかにもカテキン、ビタミン類、ミネラル類など体に良い成分が詰め込まれています。風邪やインフルエンザなどの感染症予防、老化のもととなる活性酸素の除去などの効果が期待されていますよ。
「水出し緑茶」とは、その名の通り「水で抽出した緑茶」のこと。水出し緑茶は、苦みや渋みが少なく、まろやかでスッキリとした口当たりがよいのが、特徴です。特に、うま味成分テアニンは低温でも抽出されます。豊富なビタミンCを摂取することもでき、寝る前でも、普通の緑茶に比べカフェイン量が少ないので、安心して飲むことができます。
お茶の本来のうま味と甘みをお楽しみくださいね。
【作り方】
ペットボトル(500ml)に、茶葉3g~7g(約大さじ1弱)、「上等な茶葉」なら少な目を入れるだけです。早ければ、15分もすればOK。常温で茶葉を入れ、一晩冷蔵庫に入れておくと、よく抽出されます。
*水は常温でも冷水でも大丈夫です。
*ペットボトルに入れた茶葉は下に沈みます。飲むときに食べても問題ありません。出がらしの茶葉は、料理に使ったりすることもできます。
*冷蔵庫に保存、常温に置いておくときはなるべく早めに飲み切りましょう。
*茶葉が出ない茶こし付きのボトルもあります。
自分をほめて、頑張りすぎを防ぎましょう
ストレスはためこまない!
ストレス過多の現代社会では、ストレスをなくすことは難しいかもしれませんが、過度なストレスを受けると免疫力が低下します。ストレスをためこまないように、自分の感情や考え方をコントロールする方法を知ることが、免疫力アップのカギとなります。
前向きな気持ちを持ち、「ほどほど」を心がけ、自分をほめて、頑張りすぎを防ぎましょう。
「ケセラセラ!」 笑顔で過ごすのがコツ!!