最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、9月6~8日)で、満島ひかりが主演を務める映画『ラストマイル』(8月23日公開)がV3を飾った。
目次
・『インサイド・ヘッド2』2024年国内公開の洋画で興収トップに
・柳楽優弥主演『夏目アラタの結婚』賛否分かれる
・トップ10の6作品がアニメ作品
・全国映画動員ランキングトップ10(2024年9月6~8日、興行通信社調べ)
『インサイド・ヘッド2』2024年国内公開の洋画で興収トップに
9月9日発表の全国週末興行成績ランキングで首位をキープした『ラストマイル』。巨大ショッピングサイト・DAILY FASTの関東センターが爆発事件に巻き込まれ、センター長・舟渡エレナ(満島)やチームマネージャー・梨本孔(岡田将生)も対応に奔走する……といった内容。
かつてTBS系で放送されたドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』と同じ世界線の物語で、脚本も両作品と同様に野木亜紀子氏が担当。上映開始から3週目の週末3日間も観客動員31万7000人、興行収入4億7500万円をあげ、累計成績は動員213万人、興収30億円を超えたと伝えられている。
2位につけたのは、アメリカのSFサバイバルスリラー『エイリアン:ロムルス』(9月6日公開)。1979年に公開された『エイリアン』の“その後”のストーリーで、本作の主人公はレイン・キャラダイン(ケイリー・スピーニー)。
上映開始から3日間の成績で興収3億1900万円を記録した『エイリアン:ロムルス』だが、全世界興収はすでに440億円を突破。そのうちIMAX(4Kレーザー投影システムや12chサウンドシステムを採用したシアター)の成績は約53億円で、ホラー映画におけるIMAX世界興収歴代1位となったことも報じられている。
そんな『エイリアン:ロムルス』と同じディズニーが配給するアニメーション映画『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)は、日本での上映開始から6週目でも3位を獲得。累計興収は46億を超え、2024年に国内で公開された洋画作品での興収トップに。
柳楽優弥主演『夏目アラタの結婚』賛否分かれる
今回のランキング4位は、全国343スクリーンと大規模上映の邦画実写『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)。漫画家・乃木坂太郎氏の同題ベストセラーコミックを、柳楽優弥主演で堤幸彦監督が実写化した。
児童相談所職員・夏目アラタ(柳楽)が、連続バラバラ殺人事件の犯人として逮捕された“品川ピエロ”こと品川真珠(黒島結菜)に接触を試み、ある情報を聞き出すために結婚を申し込む……という内容。
鑑賞済みのネットユーザーからは「とにかく柳楽くんがカッコイイし、演技も良い」「黒島結菜ちゃんもすごい。いろんな表情に惹きつけられた」「ストーリー展開も面白くて見どころ満載」といった声もあれば、「原作が12巻のコミックスなのに2時間でまとめるのは無理があった」「猟奇サスペンスを期待してたけど、途中から安っぽいラブストーリーになっていった感じ」「堤監督の世界観を受け付けられなかった」などの意見も。
賛否がクッキリと分かれているが、初日から3日間での興収は1億2600万円となった。
トップ10の6作品がアニメ作品
今回はそのほか、全国152スクリーンと小規模で上映開始したアニメ映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』(9月6日公開)が8位に初登場。
2位の『インサイド・ヘッド2』、5位の『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(8月9日公開)、7位の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(8月2日公開)、9位の『怪盗グルーのミニオン超変身』(7月19日公開)、10位の『きみの色』(8月30日公開)と合わせ、またしてもトップ10内の半数以上がアニメ作品となっている。
全国映画動員ランキングトップ10(2024年9月6~8日、興行通信社調べ)
1位:『ラストマイル』
2位:『エイリアン:ロムルス』
3位:『インサイド・ヘッド2』
4位:『夏目アラタの結婚』
5位:『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
6位:『キングダム 大将軍の帰還』
7位:『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
8位:『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』
9位:『怪盗グルーのミニオン超変身』
10位:『きみの色』