今月、続々と最終回を迎えている7月期の夏ドラマ。嵐・二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン2』(TBS系/日曜午後9時)が視聴率において有終の美を飾る中、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系/金曜午後9時)は最後まで振るわなかったようだ。
目次
・日曜劇場で今年トップ!
・二宮和也の演じ分けに賛辞
・『ビリオン』最終回3%台
『ブラックペアン2』日曜劇場で今年トップ!
9月15日放送の第10話で最終回を迎えた『ブラックペアン2』は、平均世帯視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、第2話の11.9%を上回る自己最高を記録。個人視聴率は7.1%で、世帯・個人ともに今期の民放夏ドラマで独走状態だ。
加えて、平均世帯視聴率の全話平均は11.3%を記録。同枠の1月期『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の全話平均10.7%や、同枠4月期『アンチヒーロー』の10.8%を上回り、日曜劇場では“今年トップ”となった。
また、当初はシーズン1の主人公・渡海征司郎とシーズン2の主人公・天城雪彦を“どちらも二宮が演じる”という前代未聞のキャスティングに対し、「大丈夫なの?」「素直に見られるか不安」と心配する声もあった。
二宮和也の演じ分けに賛辞!
しかし、終わってみると、ネット上では2役を見事に演じ分けた二宮への賛辞が相次いでおり、「二宮さんの演技がすごすぎた! 後ろ姿でも演じ分けてる!」「全くの別人に見えたし、今回の設定も納得できた」といった声が見られる。
「ラストの展開については、さまざまな意見が飛び交っているものの、作品としては大成功といえそうです。また、海堂尊氏による小説『ブラックペアン』シリーズは、7月に最新作『プラチナハーケン1980』(講談社)が発売されたばかり。渡海が「オペ室の悪魔」と呼ばれるようになった経緯が描かれる“前日譚”にあたる作品で、こちらも『ブラックペアン3』としてドラマ化、もしくは映画化してほしいという声が上がっています」(テレビ誌記者)
『ビリオン×スクール』最終回も3%台
その一方、同ドラマと同じ日に最終回の視聴率が発表された『ビリオン×スクール』は、残念な結果となった。初回から世帯4.3%と振るわなかった同作は、第3話以降も2~3%台と低調続が続き、結局、最終回も世帯3.2%、個人1.8%と数字は大きく上がらなかった。
「『ビリオン×スクール』は視聴率こそ爆死状態となりましたが、視聴者からは『面白かった! 第二弾もやってほしい』『最初はいまいちはまれなかったけど、回を追うごとにどんどん面白くなった!』と好意的な声も多い。ただ、最近はドラマにリアリティを求める視聴者が増えているため、設定が何から何まで現実離れしていた同作は、なかなか厳しい数字が続きました」(同)
YouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」に出演する人気メンバーという共通点がある二宮と山田。だが、主演ドラマでは明暗がくっきりと分かれてしまったようだ。