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驚異的安さのスーパー【クルべ】、食べて驚いた74円で高クオリティな食品は? 

 関東一円に展開するスーパーマーケットチェーン「ベルク」。同チェーンが新たな業態として、現在群馬県内で2店舗展開しているディスカウントスーパー「クルベ」をグルメライターが訪れ、“安すぎる”PB商品や惣菜を実食してみました。

目次

【クルべ】とは?
行ってみた! 豚小間切れグラム79円!
1,600円で13点も購入!
【クルべ】で箱買い、リピ買いしたいものは?
【クルべ】コスパの観点で言えば、全国屈指の良チェーン

【クルべ】とは?

 関東1都6県に139店舗を展開するスーパーマーケットチェーン「ベルク」。同スーパーを運営する株式会社ベルクが、新業態として新たに打ち出した店舗が「クルベ」です。

 23年7月に群馬県高崎市に1号店を出した「クルベ」は、「ベルク」を逆にした名前であると同時に、“Challenging the limits of Belc(ベルクの限界に挑戦する)”という意味も込められているとのこと。

 その特徴は、いわゆるEDLP(Every Day Low Price)というセールなどの特売ではなく、毎日低価格で商品を提供するというもので、ベルクの公式サイト内のクルベを紹介するページでは、「驚きの安さ」「潔いサービス」「幸せゾクゾク提供中」という3つのポリシーを掲げています。

 今年の6月にサイゾーウーマンで掲載した株式会社ベルクの原島一誠社長のインタビュー記事の中では、この「クルベ」について「『うちが嫌がる店』を作ってみようというのをコンセプトにして(中略)まったく違う物を作ってみようと」と、この新業態を作った理由を説明。

 さらに、同店における商品の価格帯についても「『これ以上安くしたらまずい』というギリギリのところを狙ってます」と自信をのぞかせていました。

 そんな「クルベ」は、9月4日に『ソレダメ!』(テレビ東京系)で“北関東で爆ウケスーパー”として紹介されるなど着々と知名度を上げつつあります。

【クルべ】行ってみた! 豚小間切れグラム79円!

 以前より同店に「一体どれだけ安いんだろう……?」と興味を持っていた筆者は、このタイミングで一念発起し、その魅力を知るべく、店舗を訪れてその安さを体感してみることにしました。

 今回は、「クルベ」の1号店である江木店を訪問。筆者はこうした取材をする際、比較的空いている昼下がりを選んで訪れることが多いのですが、「クルベ」は午後3時ごろ訪れたにもかかわらず、駐車場がほぼ埋まっているほどの盛況となっていました。

 さっそく入店すると、店内放送で買い物かごはなく、カートで買い物をするということが説明されているのを聞いてビックリ。「コストコ」を思い起こさせる部分がありましたが、3つのポリシーのうち“潔いサービス”というのはこういうことなのかもしれません。

 なお、「ベルク」ではクレジットカートや電子マネー、QRコード決済など多種多様な支払方法が選択できますが、「クルベ」ではコストダウンのためか、現金決済のみとなっているので、その点には注意が必要です。

 カートを引きながら、まず生鮮食品のコーナーを見て回ると、きおうりんごが6個入りで539円(税込み、以下同)、もやし1kgが85円、メキシコ産豚小間切れが100gあたり79円など、驚きの安さの商品が目白押し。

 また、精肉に関しては、カットをせずに売っている大容量パックや、黒毛和牛などのブランド牛も取り扱っており、かなりバラエティに富んでいました。

 今回もついついテンションが上がってしまった筆者は、メキシコ産豚小間切れを個人的な買い物としてゲット。家でおいしくいただいてしまいました。

【クルべ】1600円で13点も購入!

 その後、惣菜や各コーナーにあるPBを探して購入。「クルベ」では、PBは「ベルク」と同じ「くらしにベルク」を扱っているようですが、公式サイトにある参考価格よりもかなり安くなっているようです。

 例を挙げると、今回購入した「モーニングブレッド」は公式サイト上の参考価格では117円となっているところ、85円となっていました。

 また、PBのある棚にはそれをアピールするパネルが添えてあることから、非常に探しやすかったのも好印象。こうした部分のユーザビリティには手を抜かないというのも、同店の魅力の一つかもしれません。

 今回は、1500円ほどPB商品や惣菜を買い、その安さと味について確かめようと思っていたのですが、筆者が消費税の計算をミスしてしまい、1,600円ちょっと購入してしまいました。以下が購入した商品です。

・MEGA太田風焼きそば 431円

・あじフライ弁当 215円

・明太子おにぎり 96円

・手作りおはぎ(粒あん) 2コ入 183円

・モーニングブレッド 85円

・ベルクのかにかま ベルかま! 74円

・生餃子 9個入り 96円

・きぬとうふ 36円

・もめんとうふ 36円

・こつぶ納豆 53円

・クルベのぷりん 108円

・わりとおいしいカフェラテシュー 106円

・宇治抹茶入りにごり茶 2L 96円

 当初の予定より100円強オーバーしてしまったものの、1,600円でこれだけの商品が購入できるというのはまさに驚異的な安さです。帰宅して写真を撮る際も、「あれ、本当にこれ1600円だよな……?」とレシートを確認してしまいました。

【クルべ】で箱買い、リピ買いしたいものは?

 購入品の短評をしていきたいと思います。

 今回最も高額な商品であった「MEGA太田風焼きそば」。「ソレダメ!」でも紹介されていたこちらですが、濃厚そうな見た目に反してあっさり味。量は確かに多めではあるものの、ペロリと食べられるおいしさがありました。

 こちらも『ソレダメ!』で紹介された199円弁当(税込み215円)の1つである「アジフライ弁当」。ご飯とアジフライ、レタス1枚というシンプルさながら、アジフライ自体はしっかりとおいしいのが◎。量は少なめなので、男性にとっては少し物足りなく感じるかもしれません。

 なお、筆者は豚肉以外の個人的な買い物として199円弁当(税込み215円)のその他3種類も購入し、こちらもトライしてみました。どれもクオリティは十分に高いものでしたが、中でも「焼売弁当」が秀逸で、今後訪れる際にはこちらを購入しようと思っています。

 「明太子おにぎり」は国産米が使用されているとのこと。明太子もちゃんとたっぷり入っており、こちらもかなりコスパがいいように感じました。

 「手作りおはぎ(粒あん)」は、塩気が強めなあんことご飯の相性が良好。とはいえ、筆者が愛してやまない「ヤオコー」のおはぎに比べると、若干落ちるかなと思ってしまったのが正直なところです

 「モーニングブレッド」は、フジパンが製造元の食パン。トーストして食べてみたところ、比較的軽めの風味で、名前の通りに朝にサクッと食べたくなる味わいでした。

 「ベルクのかにかま ベルかま!」は、値段を考えるとかなりのクオリティの高さを感じました。筆者はカニカマだと紀文の「マリーン 3パック」を好んで食べているのですが、カニの風味の強さではこちらに軍配。こちらはぜひリピートしたいと思います。

 「生餃子」は、1個10円強という驚異のコスパ。筆者は味の素が発売している冷食の「ショーザ」を食べ慣れているため、羽がないのが若干寂しく感じてしまいましたが、餃子単体の味としては十分に合格点だと思います。

 「きぬとうふ」「もねんとうふ」は36円ともはや駄菓子レベルの価格。こちらは冷奴で食べてみましたが、予想外に(失礼!)大豆の味が強く、値段を考えればかなりお得感の強いおいしさでした。

 「こつぶ納豆」は、名前に反して大豆は比較的大きめのものでした。しっかりした食感のある納豆が好きな人にはオススメです。

 「クルベのプリン」は、卵の味がストレートに感じられるオールドスクールなテイストの一品。こちらは正直、値段なりというところが否めないかもしれません。

 「わりとおいしいカフェオレシュー」は、甘さが強めながらも、コーヒーの風味もちゃんと楽しめるクリームが秀逸。筆者のような甘党には激推ししたい“めっちゃおいしいカフェオレシュー”でした。

 「宇治抹茶入りにごり茶」は、茶葉特有のコクを強く感じられる味わいで、個人的にはかなりアリ。「クルベ」に再訪した際には、箱買いしようと思うぐらいには好みでした。

【クルべ】コスパの観点で言えば、全国屈指の良チェーン

 そもそも、一部の惣菜以外は「ベルク」でも販売されているPB商品を同チェーンよりも安く販売していることを考えれば当たり前なのかもしれませんが、値段を考えると魅力的すぎる商品がほとんどという結果となりました。

 コスパという観点で言えば、「クルベ」は全国屈指の良チェーンと言っても過言ではないでしょう。

 現在は群馬県に2店舗しかない「クルベ」ですが、今後も精力的に出店を続け、「ベルク」と同じように関東一円、あるいは全国的に出店を果たしてほしいものです。

 なお、元々「ベルク」自体は埼玉県秩父市を発祥とし、現在も同県鶴ヶ島店に本社を置いているように、埼玉県がお膝元。筆者としてはぜひとも優先的に埼玉県(できれば筆者が住んでいる北部)に出店し、故郷に激安の波をもたらしてほしいものです。

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