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急拡大のパン屋【ペンギンベーカリー】、食べてびっくり「北海道」ブランドの巧妙さとは?

ByAdmin

10月 8, 2024 #食べ物

 北海道発のベーカリーチェーン「ペンギンベーカリー」。現在、52店舗を展開する急拡大中のチェーン店です。実際に店舗で購入してきました。

目次

【ペンギンベーカリー】とは?
【ペンギンベーカリー】行ってみた!
カレーパンなど3品実食
北海道ブランドの使い方が巧妙!

【ペンギンベーカリー】とは? 3年半で52店舗まで拡大

 北海道産小麦の焼きたてパンを全国の皆さんに食べてほしいという思いから生まれた「ペンギンベーカリー」は、2021年1月からフランチャイズ展開をスタートし、約3年半で52店舗まで拡大。テレビ番組などで取り上げられることも多いチェーン店です。

 同チェーンは「北海道産小麦へのこだわり」と、「バラエティ豊かな品揃え」、そして、「いつ来ても一番美味しい”焼きたて”をご提供できる独自のシステム」が特徴だとか。

 また、日本カレーパン協会が主催する「カレーパングランプリ」で受賞したパンも3つそろいます。「海老カレーパンフォンデュ」は2020年度から5年連続でバラエティ部門にて最高金賞を受賞。「カレーパンフォンデュ」は21年度の東日本揚げカレーパン部門で、「北海道産牛のカレーパンフォンデュ」は24年度のチーズカレーパン部門でそれぞれ最高金賞を受賞。

 このほか定番の菓子パンや総菜パン、そして北海道の総菜など約80種類の商品が並び、新商品も続々ラインナップしています。

【ペンギンベーカリー】行ってみた!

 今年オープンした店舗にやってきました。日曜午後3時頃、客層は子連れや単身者までさまざまで、客足もまずまずの印象です。

 店外ではカレーパングランプリで受賞した商品をアピールする掲示物が。筆者も買って帰ろうと思います!

 ちなみに「カレーパングランプリ」で最高金賞受賞とひとくちにいっても、その部門はかなり多岐にわたります。

 公式サイトによると、東日本揚げカレーパン部門、西日本揚げカレーパン部門、東日本焼きカレーパン部門、西日本焼きカレーパン部門、チーズカレーパン部門、キーマカレーパン部門、バラエティ部門を設置。さらに、年度によって数は増減するようですが各スポンサーが賞を用意していて、2024年は51種ものカレーパンがなにかしらを受賞していました。

 壁には「北海道うまいっしょMAP」が貼られていて、思わずチェック。各地の特産品がイラストになっている内容で、ペンギンベーカリーとの関連は特にありませんでした。

 さっそく店内に入ると、おいしそうなパンがズラリ! ハロウィンシーズンに合わせた菓子パンやリングドーナツといったスイーツ系がまず目に入り、その並びに同店の花形であるカレーパンが並びます。3種あるカレーパンは人気のようで、残り1つのものもありました。

 そのほか、ベーコンエピやメロンパンなど定番の商品は一通りそろっています。食パンは「とべない食パン」という名前で1斤380円(税込み、以下同)。ペンギンの形を模した「ペンギン食パン」(1斤590円)まであり、かわいいあまり手が伸びそうになりました。手土産に持っていったら喜ばれそうです。

 驚いたのは、パン以外の北海道ご当地グルメが並んでいたこと! 「北海道じゃがいもフレンチポテト」(280円)、「ザンギ串」(390円)、じゃがいもを丸ごと揚げたという「北海道名物あげいも」(460円)など。あげいもは見た目がすごくて、購入決定です。

カレーパンなど3品実食

 購入してきた、以下の3品を実食していきます。

・カレーパンフォンデュ 290円
・海老カレーパンフォンデュ 360円
・あげいも 460円 

カレーパンフォンデュ 290円

 カレーパンを並べてみました。丸いほうが海老カレーパンフォンデュ、俵型がカレーパンフォンデュです。

 東日本揚げカレーパン部門で最高金賞を受賞したカレーパンフォンデュ。カットしてみると、パン生地は薄めで、具材はゴロゴロタイプというよりほぼ溶けてるタイプのよう。

 食べてみると、カレーのスパイシーさのあとにチーズがやってきて、とてもクリーミー! 「フォンデュ」の名前に納得です。

 レンジで温めてから食べたのですが、パン生地は適度にサクサク。衣がザクザクしているカレーパンや、具がゴロゴロしているタイプがもてはやされる中ではオーソドックスなカレーパンだと感じます。

海老カレーパンフォンデュ 360円

 バラエティ部門にて最高金賞を受賞した海老カレーパンフォンデュ。カットすると、ちょうど海老が見えました。チーズもたっぷり入っています。パン生地はカレーパンフォンデュよりだいぶふっくらしていて、テンションが上がります!

 レンジで温めてから食べてみると、サクッとした衣とふっくらした生地がおいしい。海老は歯ざわりが固く感じられ、プリプリというよりギチギチッとしていたのは残念でした。見た目にも縮んでいるのがわかるので、火が通りすぎているようです。

 カレーとチーズの相性はカレーパンフォンデュと同様、間違いないおいしさでした!

北海道名物あげいも 460円

 長さ21センチと足のサイズほどもある大きさで目を引いた「北海道名物あげいも」。じゃがいもを丸ごと揚げた北海道グルメなんだとか。

 3つ連なっているうちの1つをカットしてみると、本当にじゃがいもが丸々使われています。周りを覆っている生地はなんなのだろうと食べてみると、甘い! アメリカンドッグの外側と同じ味です。

 じゃがいもには味付けがないので、生地の優しい甘さと素材の味だけなのに、なんともハマるおいしさ! 個人的にはカレーパンよりもヒット商品で、もっと買ってくればよかったと後悔です。次回、近くに寄ったら必ず購入しようと決意しました。

【ペンギンベーカリー】北海道ブランドの使い方が巧妙!

 今回、ペンギンベーカリーを利用して抱いた印象は以下3つになります。

①定番がそろう町のパン屋として使えそう
②北海道ブランドの使い方が上手!
③「カレーパングランプリ」の使い方がうまい!

 パンの種類は一般的で、珍しいものや高級なものなどは扱っていません。しかし、商品名や素材名に「北海道」がついていたり、店内が北海道ムードなので、財布のひもがついつい緩んでしまう部分があるのでは。自分自身、「北海道」とつくだけで希少なモノや特別な物語があるのではとワクワクしてしまうので、巧妙に心をくすぐられました!

 また「北海道」と同じように、「○○受賞」も財布を開いてしまいがちなワードのひとつ。「モンドセレクション受賞」がどうやら味を評価しているわけではなさそうだと気づくまで筆者は数年かかりましたが、「カレーパングランプリ受賞」がどれほどすごいことなのかといえば、いまいちわかっていません。

 なお、ペンギンベーカリーのフランチャイズ加盟店募集要項をみると「パン生地は本部から冷凍配送」「職人不要」と挙げています。パン屋はパン職人が丹精込めて作っているんだろうなあ……と思い込んでいたので、これまたびっくりでした。

 とはいえ味は間違いのないパン屋「ペンギンベーカリー」。北海道の名のもとにどこまで躍進するのか? 10年後にはどうなっているのか? 注目したいと思います。

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