俳優の鈴鹿央士と松本穂香がダブル主演を務めるフジテレビ系“月9”ドラマ『嘘解きレトリック』が10月7日にスタート。15分拡大で放送された初回が、平均世帯視聴率7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.1%だったことがわかった。
目次
・『嘘解きレトリック』スタッフが「やけに豪華」
・絶賛の声相次ぐ
・初回視聴率はここ1年で最低
『嘘解きレトリック』演出陣が「やけに豪華」
人気同名コミック(白泉社)を実写化した『嘘解きレトリック』は、昭和初期を舞台に鋭い観察眼を持つ貧乏探偵・祝左右馬と「人の嘘を聞き分ける」奇妙な能力を持つ浦部鹿乃子が繰り広げる“レトロモダン路地裏探偵活劇”。
主演の2人のほかに、味方良介、片山友希、大倉孝二、磯山さやか、今野浩喜、若村麻由美らが出演している。
「『嘘解きレトリック』は、福山雅治主演の同局シリーズ『ガリレオ』の西谷弘監督と鈴木吉弘プロデューサーが再タッグを組んだ意欲作。男女コンビが事件を解決するという設定や、主人公が周囲から変人扱いされていることなど、共通点が話題となっています。また、演出に永山耕三氏や鈴木雅之氏といった同局を代表するビッグネームも名を連ねていることからも、スタッフがやけに豪華な印象。おそらく『ガリレオ』同様にシリーズ化を見越しているのでしょう」(テレビ誌記者)
「昨今の月9の中で最高峰のドラマ」と絶賛も
※以下、『嘘解きレトリック』第1話のネタバレを含みます。
第1話では、嘘が聞き分けられる特殊能力によって村人たちに忌み嫌われてしまった鹿乃子(松本)が、これ以上、母・フミ(若村)に迷惑をかけられないと村を出ていく。
しかし、鹿乃子は道中で空腹のあまり倒れてしまい、偶然通りがかった左右馬(鈴鹿)らによって介抱される。そして、左右馬と倉田達造(大倉)と倉田ヨシ江(磯山)が営む食事処へ行くと、倉田家の息子・タロ(渋谷そらじ)が金に関する嘘をついたため、すかさず説得をする鹿乃子。だが、周囲の目線にハッとし、その場を立ち去ろうとするのだった――。
時代設定が昭和初期とあって、作り込まれたレトロモダンな街並みや衣装が印象的な同作。ネット上では「昨今の月9の中で最高峰のドラマ」「セットに多少チープさはあるけど、キャスティングも演出も素晴らしい!」などと絶賛するコメントが相次いでいる。
初回視聴率はここ1年で最低
一方、初回の平均世帯視聴率は前述の通り7.1%に留まり、ここ1年間で放送された“月9”ドラマの初回の中では最低となった。
「放送前には『キャストが少々地味なのでは?』と心配の声も見られましたが、演技や演出、世界観に引き込まれる視聴者が続出し、評判は上々。中には『今期のドラマで一番面白いのでは?』という声も散見されます。今後、こうした評判が広まり、ヒット作へと大化けする可能性もあるのでは」(同)
主演2人が「当たり役」と好評の『嘘解きレトリック』。同枠で前クールに放送された『海のはじまり』は特にネット視聴でヒットしたが、今作は盛り上がりを見せるだろうか。