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【デニーズ】店舗数減、売却予測される中……大ブーム生んだ名物「ナタデココ」終了の胸騒ぎ

 セブン&アイホールディングスが、コンビニ事業に注力すると発表。デニーズやイトーヨーカドーは、新会社の株式会社ヨーク・ホールディングスの所属となります。それとほぼ時を同じくして、デニーズの名物メニューが終了に。編集部Nがデニーズをめぐる動きをまとめます。

目次

【デニーズ】店舗数減少、売却予測の記事も
デニーズがきっかけ! 1993年9月、ナタデココが爆発的ブームに 
ナタデココの提供終了の衝撃

【デニーズ】店舗数減少、売却予測の記事も

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)が運営するレストラン事業のひとつにあたる「デニーズ」。言わずとしれた、大手ファミリーレストランです。今年は日本のデニーズ1号店オープンからちょうど50周年にあたるメモリアルな年。ちなみに、その1号店は神奈川県横浜市のイトーヨーカドー上大岡店内への出店でした。

 「フードリンクニュース」10月18日配信の記事によると、ピーク時には約600店あった店舗が318店まで減少(2024年2月末時点)。半数近くまで落ち込んでいます。

 同記事では、10月10日に発表されたセブン&アイHDの“解体”を受けて、デニーズが売却されるのではないかと推測。売却先として具体的にサンマルクホールディングスの名を挙げています。

デニーズがきっかけ! 1993年9月、ナタデココが爆発的ブームに 

 店舗数の減少から凋落したとの指摘もあるようですが、実はかつてデニーズきっかけで大大大ブームを起こした食べ物があるのはご存じでしょうか? 恥ずかしながら、私はついこないだまで知りませんでした!

 それというのは「ナタデココ」。90年代に爆発的ブームとなった、元祖“スイーツ”といえるのではないでしょうか? デニーズの公式サイトでは、「1992年にデニーズがメニューに採用したことが、一大ブームのきっかけになりました」と書かれています。

 実際、「日本食糧新聞」電子版によると、同紙の1993年9月17日3面記事の見出しは「爆発的人気のナタデココ、品切れ・限定販売相次ぐ、年内には入荷安定」。記事では、「デニーズは昨年7月から通常のデザートとして提供しているが、一店当たり一週間の平均売上げ個数が7月、8月には四〇〇~五〇〇個ペースと急に増えた。盆過ぎからは店舗に品切れが出始め、現在は数量割当制となっている」と伝えています。

 いやはや、デニーズの影響力の大きさに驚くばかり! デニーズは、ブームの火付け役の自負もあってか、ちまたでナタデココの存在が薄くなっても商品を提供し続けていたようです。

【デニーズ】メニューからナタデココが消えた衝撃

 ……と、ここでなぜ突然、デニーズとナタデココの関係について語っているかというと、1カ月前にたまたま食べたら、すごくおいしかったからなんです!

 私、デニーズのヘビーユーザーを自負していますが、モーニングとランチ利用が中心でスイーツにはあまり目が行っていませんでした。

 しかし、この日はモーニングのあとに、ふとナタデココを頼んでみたんです。そもそもナタデココだけの単体メニューなんてよそで見たことがないので、どういうこと? と疑問に思ったんですね。

 珍しいメニューなので、写真も撮っておこうと2枚だけパシャリ。

 そして一口食べたら、んまあーおいしいこと! ヨーグルトのさわやかな酸味と、いちごソースの甘味、そしてナタデココの食感とほのかな甘みがベストマッチ。デニーズの名物、おいしいバニラアイスまで乗っかっているので、幸せ感もかなりのものです。

 いままでオーダーしてこなかったことを激しく後悔し、今後、スイーツを食べるときはナタデココを積極的に選ぶぞと決めたのでした。

 しかし、それから1週間後の9月26日。デニーズではグランドメニューのリニューアルが行われました。そして、このナタデココはなんと提供終了となってしまいました。おそらく32年間続いていただろう名物が、このタイミングで消えたことに胸騒ぎを覚えてしまいます。

 次のメニュー改定で復活する可能性も期待しつつ、今後もデニーズとセブン&アイHD、そして新会社ヨークHDの動きにも注目したいと思います!

By Admin