コーンウォール公爵でもあるウィリアム皇太子がコンウォールの大学を訪問し、真剣な面持ちで科学捜査演習に参加。最近、ヒゲを生やしていることから模擬捜査を行なっている姿が「本物の刑事みたいでかっこいい!」とネット上で大きな話題になっている。
目次
・ウィリアム皇太子、まるで刑事ドラマのような姿とは?
・ウィリアム皇太子と母親ダイアナ元妃を重ねる声も
ウィリアム皇太子、まるで刑事ドラマのような姿とは?
現地時間10月17日に、コーンウォールのカリントンにある大学「ダッチー・カレッジ・ストーク・クライムズランド」を訪問したウィリアム皇太子。同校は都会から遠く離れた場所にあるが、田舎で暮らしていても高等教育を受けられる学校があることを若者に知ってもらいたいとの気持ちから、皇太子は訪れた。
皇太子はいくつかあるコースのひとつ「ミリタリーとプロテクティブサービス(軍隊と保安職業従事者)コース」の科学捜査演習に参加。警察の「立ち入り禁止」の黄色い規制テープが張り巡らされた本物さながらの緊張感漂う中、模擬捜査を体験し、その様子を撮影した写真や映像がネット上でたちまち話題になった。夏季休暇中に伸ばし始めたヒゲが貫禄を与えたのか、「本物の刑事みたい!」「かっこいい!」という声が続出したのだ。
模擬事件現場で証拠品を手にしたウィリアム皇太子が、熱心に説明を聞く姿は、まるで刑事ドラマのワンシーンのよう。車から指紋を採取する演習も行い、SNSには「皇太子が担当する事件はすぐに解決しそう」というコメントも書き込まれた。
ほかにも、「皇太子は献身的で親しみやすく、社会常識がある方だ」「しっかりと話を聞かれるので、質問の内容もしっかりされている」「彼がこれほどまで好かれるのは、どこに行っても、相手が誰であれ、しっかりと話を聞くからだ」などと称賛する声が続出した。
ウィリアム皇太子と母親ダイアナ元妃を重ねる声も
最近のウィリアム皇太子の活動を、母親ダイアナ元妃と重ねる声も多く、「人々の心の中にいる、クイーン・オブ・ピープルズ・ハートになりたい」という元妃の名言にかけて、「ウィリアムは、キング・オブ・ハート、ピープルズ・プリンス、そのものだ!」といった声も多く上がった。
ウィリアム皇太子がヒゲをたくわえるようになったのは、チャールズ国王とキャサリン妃の闘病で心労が重なり、頬がこけたのを隠すためといううわさがあるが、当初は「だらしない感じ」と嫌悪感を示す人もいた。
しかし、1カ月もするとヒゲのイメージが定着したのか、はたまたある程度伸びてきれいに整えられたからか、「お似合い」「貫禄があってよい」などと好意的な意見が増し、今ではヒゲがおなじみの「ヘンリー王子よりも似合っている」とまで言われるようになった。
皇太子は、同16日にダイアナ元妃が支援していたチャリティ組織「センターポイント」が主催する授賞式にパトロンとして出席。19年前にパトロンを引き継いでからホームレス問題の撲滅に全力で取り組んでおり、「ダイアナの思いをしっかりと受け継いでいる」と多くの人を喜ばせたばかり。
ヘンリー王子もスピーチでダイアナ元妃の話をすることが多いが、言うだけでなく、実際に困っている人たちに積極的に会いに行き、話を聞くのは皇太子のほうであるため、「ダイアナ元妃の後継者は皇太子だ」という認識が一般的となっている。