実力派若手俳優の筆頭といわれる清原果耶(写真:サイゾーウーマン)
初回の平均世帯視聴率が出そろった2024年秋スタートのGP帯連続ドラマ。不調気味の作品の中にも、隠れた名作があるかも……? そこで、テレビ東京系を除く民放4局を対象にランキング形式で“ワースト5”を紹介する。
目次
・ワースト1位は『マイダイアリー』
・ワースト2位&3位は日テレ系
・初回視聴率ワースト5
秋ドラマ、ワースト1位は清原果耶『マイダイアリー』
残念ながら初回の平均世帯視聴率で最下位となったのは、実力派俳優の清原果耶が主演を務める連続ドラマ『マイダイアリー』(テレビ朝日系、日曜午後10時15分)で、初回の平均視聴率は世帯3.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人2.0%。同枠歴代の初回平均世帯視聴率において最低となってしまった。
朝日放送テレビと東映東京撮影所が制作する同ドラマは、社会人1年目となった主人公が各話、大学時代の思い出を振り返るヒューマンドラマ。主人公の友人役を佐野勇斗、吉川愛、見上愛といった旬の俳優たちが演じる。
繊細なセリフ回しやおしゃれな映像が特徴的な同作。9月に最終回を迎えたSnow Man・目黒蓮主演『海のはじまり』(フジテレビ系)に「めっちゃ似てる」という指摘もネット上で目立つが、果たして注目度は上がるだろうか?
ワースト2位は『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』
ワースト2位と3位にランクインしたのは、共に日本テレビ系で放送中の『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(土曜午後10時)と『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日曜午後10時30分)。どちらも世帯4%台と振るわなかった。
竜星涼と八木莉可子がダブル主演を務める前者は、巨大犯罪組織を殲滅すべく組織に潜入した兄妹の活躍譚。同局の『大病院占拠』『新空港占拠』『ボイス 110緊急指令室』といった人気シリーズを手掛けたスタッフが再集結したオリジナル脚本によるドラマだが、ネット上では放送前から「キャストが地味すぎるのでは?」と心配の声もあった。
一方、3位の『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』は、堀田真由、仁村紗和、長濱ねる、畑芽育が四姉妹を演じる社会派シスターフッドコメディー。視聴者からは「脚本家が秀逸。今期、一番見応えある」「実力派俳優揃い!」と好意的な声も多い。
しかし、日テレは原作者が急死した『セクシー田中さん』騒動の影響でいまだに日テレドラマに批判的な声はなくなっておらず、そういった影響も多少あるのかもしれない。
『マイダイアリー』の不振が際立ってしまった同ランキング。同作がテレビ史に残る低視聴率ドラマとなる可能性もあるだけに、今後の推移に注目したい。
2024年10月期「秋ドラマ」初回、平均世帯視聴率ワースト5(民放4局、GP帯)
1位『マイダイアリー』(テレビ朝日系、日曜午後10時15分) 3.4%
2位『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系、土曜午後10時) 4.3%
3位『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 4.4%
4位『ライオンの隠れ家』(TBS系、金曜午後10時) 5.1%
同率4位『わたしの宝物』(フジテレビ系、木曜午後10時) 5.1%