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見た目がすごい【なか卯】新作690円「ほろチキ親子重」、食べてもビックリだった!

ByAdmin

10月 25, 2024 #なか卯, #食べ物

 ゼンショー系列の丼・うどんチェーン「なか卯」。同チェーンが10月23日より販売を開始した期間限定メニュー2つの実力を確かめるべく、グルメライターが店舗を訪れ実食してきました。

目次

【なか卯】かつては牛丼イメージも……看板メニューは「親子丼」
期間限定「ほろチキ親子重」「水餃子担々うどん」登場!
「ほろチキ親子重」実食!
「水餃子担々うどん」実食
「ほろチキ親子重」かなりのハイレベル

【なか卯】かつては牛丼イメージも……看板メニューは「親子丼」

 「すき家」などで知られる株式会社ゼンショーホールディングスの連結子会社である株式会社なか卯が運営する“丼ぶりと京風うどん”がメイン商品のファストフードチェーン「なか卯」。公式サイトによれば、今年の3月末現在で全国に455店舗を展開しています。

 実は、往年の名作「キン肉マン」の中に登場する牛丼屋のモデルとなったことでも知られているなか卯。同作品の29(ニク)周年に当たる2008年には、その牛丼でコラボキャンペーンが実施されたこともあります。

 その後は、「和風牛丼」と名前を変えながら販売され続けていましたが、14年に「牛すき丼」に取って代わる形で販売終了。翌15年には復活を果たすも販売を終了し、現在は再び「牛すき丼」が販売されています。

 一方、今のなか卯の看板メニューといえば「親子丼」で間違いないでしょう。各種の人気ランキングでは1位が軒並み「親子丼」となっています。そんな「親子丼」について、期間限定メニュー「ほろチキ親子重」(690円)が登場しました。

【なか卯】期間限定「ほろチキ親子重」「水餃子担々うどん」登場!

 「ほろチキ親子重」の見た目のすごさに興味を惹かれた筆者は、その実力を確かめるべく、店舗を訪れ実食してきました。

 調べてみると、この「ほろチキ親子重」は、昨年の9月にも販売されたメニューであり、今回はおよそ1年ぶりの復活となるメニューとのこと。また、23日には同じく期間限定メニューである「水餃子担々うどん」(690円)というメニューも販売が開始されており、こちらも注文することにしました。

【なか卯】期間限定690円「ほろチキ親子重」実食!

 店舗を訪れ、食券を購入してから5分程度で提供されたこれらのメニュー。さっそく、目当てであった「ほろチキ親子重」から食べ進めていきます。

 実食前から筆者は、「“ほろチキ”と名前に冠しているわけだし、かなり柔らかいチキンなんだろうな」と予想していましたが、一方で懸念だったのはパサつき。一般的に、煮込みなどによってホロホロになったチキンは、肉自体から水分が出てしまい、柔らかいものの繊維を強く感じるパサつきが出てしまうことが多々あります。

 チキンカレーなどではそうしたチキンのパサつきも一つの“味”と思える部分がありますが、もも肉の親子丼としてはどうなんだろう、と思いながら食べてみるとビックリ。

 ホロホロとした食感ながらも、ジューシーさも兼ね備えた鶏肉は、噛むと中からあふれた肉汁が卵とじやご飯と口の中で混じり、まさに絶品の味わいだったのです。

 「なか卯」の公式サイト内にある「ほろチキ親子重」の紹介ページでは、鶏肉の調理について“備長炭で表面を香ばしく焼き上げた後、じっくり丁寧に蒸し上げた”と説明されており、それがこの食感を生み出す秘訣なのかもしれません。

 少し濃いめの半熟卵とじと、それと混じり合い卵かけご飯のようになったライスも、この鶏肉の好相性で、ちょっとぜいたくなご飯を食べているような気分になりました。

 半分ほど食べ進めたところで、味変として添えられていたゆずこしょうを使ってみると、ゆずの香りと青唐辛子の辛さによって、かなり大人向けの味わいに変身。こちらもかなりおいしいのですが、筆者のオススメは卓上調味料の一つである山椒との組み合わせです。濃厚な味わいに、山椒の爽やかさがベストマッチで、一気に食べきってしまいました。

【なか卯】期間限定「水餃子担々うどん」実食

 続いて、「水餃子担々うどん」を食べていきます。

 担々麺をうどんにアレンジしたようなこちらの一品。サラッとした食感ながらも胡麻の風味がよく出ているスープと、(恐らく)冷凍うどんと思われるつるつるしながらもそれなりにコシの感じられる麺の組み合わせが、想像通りの安心する味わいを醸し出しています。

 ただし、それなりに辛いので、辛さが苦手な人は注意したほうがいいかもしれません。肉味噌はこちらも想像通りの味ですが、麺に乗せたり、スープに混ぜたりといろいろな楽しみ方ができるのが◎。

 メインの具となる水餃子は、厚めの皮のモチモチ感と、焼売のようなあんの味が担々スープによく合い、しっかりと相性を考えていることが伝わるものでした。あくまでメインはうどんであるということはわかってはいるのですが、このスープに水餃子だけが入ったバージョンも食べてみたいものです。

 なお、味変についてですが、こちらも山椒との相性が抜群。一般的な担々麺に使われる花椒に比べるとマイルドな味わいの山椒ですが、うどんにはその優しい味わいがピッタリと合うように感じました。

【なか卯】「ほろチキ親子重」かなりのハイレベル

 かなり久々に訪れたものの、期間限定商品の2つが期待以上、特に「ほろチキ親子重」はかなりハイレベルだった「なか卯」。かつて牛丼のリニューアルをきっかけとし、同チェーンから足が遠のいてしまった筆者ですが、今回の取材を経て、再び興味を抱かせるに十分なおいしさがありました。今後も、店舗の近くに行った際には、いろいろなメニューを試してみようと思います。

 世間では筆者と同じように「なか卯」について牛丼のイメージを抱いている人も多いようですが、“丼ぶりと京風うどん”をメイン商品として据えているチェーンであるということを念頭に置き、さまざまなメニューを試してみると、魅力を再発見できそうです。

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