• 日. 12月 22nd, 2024

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【プウ美ねえさんのお悩み相談】体力の衰えに直面して焦っています

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

目次

今回のお悩み:「体力の衰えに直面して焦っています」
プウ美ねえさんの回答
今月のエプロンメモ

<今回のお悩み>
「体力の衰えに直面して焦っています」

 プウ美ねえさん、こんにちは。体力は人並みだと思っていたのですが、このところとみに疲れがとれなくなってきました。体力の衰えに直面して焦っています。

 いままでは寝る前、起床時にキューピーコーワゴールドとサジーを飲んで一日を乗り切っていましたが、リカバリー力が追いつかなくなってきたので、体に良いというブロッコリースプラウトも追加しています。しかしどう体に良い影響がでているのかわかりません。

 ひざ関節の大切さをうったえるCMなんかもやけに説得力を感じるようになってきて、健康ビジネスの良いカモになってしまうのではと、これも心配です。

 体力作りはしたいのですが、ジムに行ったり運動はしたくありません。健康と体力との付き合い方、どうしたらいいでしょうか?(カーブスは気になる・42歳)

プウ美ねえさんの回答

 お気持ちわかります。体力の衰えは個人差がありますから「これさえやれば一生健康」という方法がないのですよね。絶対の安心はありません。それなのに次からつぎへ「これを飲み始めてから調子いい」「この習慣がよいらしい」「このエクササイズが」と情報ばかりたくさん入ってきて、迷わされます。

 ここはひとつ、世の中が喧伝してくる安心基準を忘れて、ご自分の感覚を最重視してはいかがでしょう(これまで摂っておられた薬や食品をやめろといってるわけではありません)。誰にもわからない将来を心配するより、瞬間ごとの快適さにフォーカスするのです。幸せを感じる量が確実に増えますよ。

 まず、若い頃と同じように活動できないのは当然ですから、その理想はちょっとワキに置いて、いまの体力と心の幸せ度を比較します。両者のバランスが取れていると不安や不満はあまり生じません。「時々ヒザが痛むけど、コサックダンス踊る仕事じゃなくてよかったぁ」「素直につらさを訴えたら、周囲の人が優しくなったわ」「駆け込み乗車をやめた私。立ち居振る舞いがグンと優雅に」負け惜しみのようですが、勝ち負けより心の安寧のほうが大事です。

 あるインタビュー記事でフランスの老女優が「大人は、イヤだと思うことを絶対しちゃだめ」と言っているのを読んだことがあります。その時は真意がわからず、若い時に苦労した反動かな、とか、そんな恵まれた生き方ができる人間はわずかでは? と思ったりしました。けれど今になると、大人たるものテメェのケツを拭けるだけの余裕を持てよ、そのために自分の限界をわきまえておけよ、というアドバイスだったのかも、と思い当たるのです。

今月のエプロンメモ

気に染まない運動をしない決断、素敵です。おねえさんも昔ジムに通いましたが、ロッカーで男の裸ばかり見ていてまったく筋肉がつかず、これなら素直に有料発展場に行くべきだと気づいて退会しました。体を動かすだけなら自転車通勤とか、ラジオ体操とか、セックスとかいくらでも方法がありますね。

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