• 日. 12月 22nd, 2024

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松本人志、“訴え取り下げ”で復帰の可能性を報じる女性週刊誌の印象操作

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 まさかの「フラッシュ」(光文社)のスクープ! 先日の衆院選後、大きな注目を浴びた国民民主党・玉木雄一郎代表の不倫スキャンダルだ。でも玉木氏は政治家を続けるらしいし、代表も辞めないらしい。なんのお咎めもなしってか。芸能界では不倫は一発アウトになってしまう“危ない代物”なのに(これもこれで変なのだが)。おかしな日本。バランス悪すぎる。

目次

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
松本人志、訴え取り下げは事実上の“敗訴”
松本人志に関して、怪しく不可解な動きを見せる女性週刊誌
嵐・大野智、再始動はない!?
安室奈美恵の復帰計画!?

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第723回(11/7〜11/12発売号より)
1位「松本人志 『テレビにはもう出てやらん』周囲呆れた逆ギレ復活シナリオ」
スクープ」(「女性自身」11月26日号)
同「スクープ内幕 松本人志 本誌だけが知る『復帰場所』と『新たなる野望』」(「週刊女性」11月26日号)
2位「独占キャッチ 大野智に忍び寄る“黒い”人脈」(「週刊女性」11月26日号)
3位「安室奈美恵 『K-POPアイドル育成』で復帰計画」(「女性自身」11月26日号)

松本人志、訴え取り下げは事実上の“敗訴”

 とうとう松本人志が逃げ出した。11月8日、自身の性加害を報じた「週刊文春」の発行元である文藝春秋などを相手に巨額提訴していた松本だが、その訴えを取り下げたのだ。当然だろう。このままいけば松本は、さらに追い詰められることになっただろうから。

 裁判で文春サイドは取材経過や膨大な証拠を提出、その中には被害者A子さんが飲み会直後に知人に送った「危なかった」「やんわり対応して最後のところはギリギリ守れた」という“性加害の証拠LINE”もあった。

 一方、松本サイドはA子さんとその相談相手の中村信雄弁護士に対し、裁判への出廷妨害工作を行い、それを文春側に暴露されるという事態も起こっている。どう考えても松本不利の状況だが、さらに裁判が続けば重要証人が次々と出廷し、法廷でも松本を告発する可能性が高まっていくからだ。よって、これは事実上の松本敗訴と言っていい。

松本人志に関して、怪しく不可解な動きを見せる女性週刊誌

 しかし女性週刊誌は、そうは思っていないらしい。本欄でも何度も指摘しているが、これまで女性週刊誌は松本の性加害に関し、怪しく不可解な動きを見せ続けてきた。

 「週刊女性」は松本の性加害に対し、それを否定するかのような記事をいくつも掲載し、松本の援護射撃を行い、「女性セブン」は元編集長が松本を告発したA子さんと中村弁護士に対し、裁判で証言しないよう妨害工作を画策するという信じ難き行為に及んでいる。そして「女性自身」は、松本サイドだけではなく文春サイドも裁判で疲弊し“和解”を望んでいるかのような記事を掲載した。もちろん松本が“訴えを取り下げた”今回も、だ。

 まずは「週女」。今回のことは松本が「なるべく早く裁判を決着させ、芸能界復帰を望んで」いたためだとして、まるで芸能界復帰が“当然”の規定路線のように記事を展開、その場所は、なんばグランド花月だとか、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)だとか、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)だとか、動画配信サービスの番組だとかを“期待を持って”紹介する。

 しかも、この記事が悪質なのは、“松本が訴えを取り下げた”という表現は一切なく、代わりに「裁判が決着」「電撃決着」などと、まるで松本が“素晴らしい決断”をしたかのような印象操作をしていることだ。

 一方「自身」は、今回は結構まともだ。裁判が予断を許さない状況にあり、勝訴しても時間がかかり、敗訴となれば芸能界復帰は絶望的、よって「潔白を証明できないままでも、訴訟を早期に終了させるしかなかったといえる」と分析した。さらに今後、松本がテレビ地上波で復帰すれば、クレームが殺到する可能性をも指摘している。

 とはいえ、松本がそんなテレビ局の態度が気に入らなく「もうテレビには出なくてもいい」と強気に語っているというエピソードを紹介する「自身」の真意は、もし地上波出演がかなわなかった場合、テレビ局が松本を使わないのではなく松本自身の選択だ、という逃げ道を作ってあげているのでは? と思うのは穿ち過ぎか(笑)。

テレビ局は松本人志をこのまま復帰させるのか?

 しかし今回の“訴え取り下げ”で、松本の性加害疑惑がなくなったわけではない。松本サイドは今回の訴え取り下げで「強制性の有無を直接に示す物的証拠はない」と強調しているが、密室での「直接的物証」がないのは当然だ。

 さらにジャニーズ性加害問題でも“共犯”と批判されたテレビ局が、松本をこのまま復帰させるのか。なにより、松本サイドに立って証人出廷妨害工作までした「セブン」は、今回の問題をどう報じるのか(現在発売の「セブン」は松本が訴えを取り下げた前日発売のため松本関連記事はないが、すでに『NEWSポストセブン』では「松本が一方的に、文春に頭を下げたという構図ではないんです」などと記していて松本擁護の気配が濃厚だ)。

 今後も松本問題は、マスコミのコンプライアンス、吉本興業という巨大芸能事務所の関係とともに、大きな波紋を呼び続けることは必須だ。

嵐・大野智、再始動はない!?

 嵐リーダー・大野智の動向が女性週刊誌を賑わせている。「女性自身」では大野が「ファンに別れを告げる“一夜限りの引退ライブ”に向けて再始動」との記事を掲載、「女性セブン」は大野の“ワイルドなヒゲ&タトゥー”という衝撃写真を掲載し、大きな話題となった。

 いずれも“再始動”としながらも一方で“引退”を示唆するものだったが、今回「週刊女性」も――。

「再始動をにおわせる報道が続いていますが、実際のところ大野さんにそんな気持ちはないと聞いています。今回、ファンクラブ動画で5人がそろったのも、再始動への布石ではなく、活動休止中もファンクラブ会費を“集金”し続けている罪滅ぼしとしての、便宜的なものだったようです」(テレビ局関係者のコメント)

 カネ、か。さらに大野の周辺には、あのガーシーこと東谷義和氏の影も――。やっぱり引退か、大野くん。嵐も解散か――。

安室奈美恵の復帰計画!?

 そして、そして久々に安室奈美恵情報が! これを報じた「女性自身」によると、安室は今年に入って“音楽の世界へ恩返ししたい”という意向を示すようになり、浮上したのが“K-POPアイドルを育成する”という復帰計画らしい。

 さらに、その先には安室自身の歌手復帰も! 本当ならいいな、実現したらいいな〜。

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