ジュニア内ユニット・HiHi Jetsの作間龍斗が単独初主演を務める舞台『ニッポン放送開局70周年記念公演「138億年未満」』(以下、『138億年未満』)が、11月23日に東京・本多劇場で開幕した。同25日には、制作サイドが舞台の公式X(旧Twitter)にて「写真・動画の撮影や録音は一切禁止」(原文ママ、以下同)と警告し、キャストの1人もSNSで注意を呼び掛けたことが、ファンの間で波紋を呼んでいる。
目次
・HiHi・作間主演舞台での盗撮行為? 制作側と共演者が注意喚起
・HiHi・作間、ファンのモノマネ披露……盗撮行為を把握か
・過去のSTARTO舞台でも、公式側が盗撮&写真や動画の売買を警告
HiHi Jets・作間龍斗初単独主演舞台で盗撮行為? 制作側と共演者が注意喚起「バレてます」
『138億年未満』は、12月8日まで本多劇場、同12~16日には大阪・サンケイホールブリーゼで上演を予定しており、作間のほか、桜井日奈子、若林時英、蛙亭・中野周平らが出演している。
開幕直後の11月25日、制作側は公式Xを通して、「【お客様へのお願い】本舞台で客席内は開演前、上演中、終演後全ての時間帯で写真・動画の撮影や録音は一切禁止とさせていただいております」とアナウンス。「万が一そのような方がいた場合、ご退出いただくほか、撮影した写真、動画、録音物は削除していただきます」として、来場者に観劇マナー遵守を求めた。
その後、桜井も27日夜に自身のXを更新。「お客さんの表情、舞台上からすごく見えます!これから来る方には、たくさん笑いに来ていただきたいです」と今作をPRしつつ、「公式でも注意喚起ありましたが、盗撮、バレてます。迷惑行為は推しの印象に直結すると思います。推しが悲しまないためにも、みんなでルールを守って、みんなで最高の作品にしましょうね」と、呼びかけた。
制作側も桜井も、特定の名前を挙げていないが、作間のファンからは「出演者に盗撮を指摘されるのは恥ずかしすぎる」「ファンが本人の株を下げてどうするの?」「いくら自担がいい仕事しても、今後起用されなくなる」「オタクが自担の未来を潰していく構図、最悪」などと嘆く声が続出している。
「東京会場の本多劇場は収容人数386名ほどで、比較的にコンパクトな施設です。桜井も発信していたように、ステージに立っている出演者も、何らかの形で観客の盗撮行為に気づいたのかもしれません。しかし、一部からは録画機能がついた双眼鏡もあるとして、『双眼鏡を使って見ているのも盗撮だと思われる可能性あるのかな』『普通の双眼鏡か、録画機能がついているものかわからない気がするけど……』と、疑問も上がっていました」(男性アイドルに詳しい記者)
HiHi Jets・作間龍斗、ファンの盗撮行為を把握か……過去にはラジオで“モノマネ”披露
なお、『138億年未満』の主演である作間は公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webのグループ連載「伝記」で定期的に近況を報告しているが、11月29日時点で舞台の撮影・録音の一件には言及していない。ただ、舞台やコンサートにおいて、一部マナーの悪いファンが盗撮していることは、本人たちも把握しているようだ。
8月16日放送のラジオ番組『HiHi Jets のラジオだじぇっつ!』(JFN系)では、作間と同じくHiHi Jetsメンバーの橋本涼が、会場で盗撮行為をしたファンと警備スタッフの“モノマネ”を披露していたという。
「ラジオで“どんなアルバイトをしてみたいか”という話題になった際、橋本が『会場の黒服のお兄さん(スタッフ)をやりたい』『何かあった時に取り締まる人』と回答したことをきっかけに、『私、撮ってないよ!』(作間)『携帯(電話を)確認させてください』(橋本)『なんで見せなきゃいけないんですか!? 疑うんですか!?』(作間)と、2人はファンと係員になりきってやりとりを再現したんです」(同)
当時、リスナーからは「2人の盗撮取り締まりコントが妙にリアルだったんだけど、見たことあるの?」などと驚きの声が上がっていたそうだ。
STARTOタレント出演舞台で、盗撮&写真・動画の売買を公式に警告
STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のタレントが出演している舞台においては、これまでにもたびたび録画・録音について警告されてきた。
例えば、2021年2月には当時ジュニアとして活動していた江田剛(同年6月末に退所)、松本幸大、原嘉孝、小川優(23年1月末に退所)らの出演舞台『Retrial:実験室』の公式Xが、「ご来場の皆さまへ」と題した文書画像をアップ(2月11日付)。
その中で、「一部観劇マナーの良くない方が散見」されているとし、「ご観劇中の録音や録画は絶対におやめください。(※犯罪行為となります。)」と忠告。こういった行為が続いた場合はオペラグラスの使用禁止や、公演続行が困難になる可能性もあるとも説明していた。
また、今年に入ってからも、少年忍者の深田竜生がトンボ役を務め、3月に東京と大阪で上演された舞台『魔女の宅急便』の公式Xは同10日に「電子機器を使用しての公演の録画・録音・写真撮影は禁止とさせて頂いております。既にSNS・webでのアップロード、販売の投稿を複数確認しております。このままですと上演中の双眼鏡等の使用を禁止せざるを得ない事となってしまいます」と警告した。
6月上演の少年忍者・青木滉平、川崎星輝出演『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ 2024』『散れ桜よ、刻天ノ証ニ 2024』は、同20日付の公式Xで、客席内での撮影・録音・録画は「禁止」と投稿。さらに、強い口調で「犯罪」だとして踏み込んだ内容を記載した。
「公式Xは、『現在、絵文字等を使うなどの巧妙な投稿による画像・動画等の取引が疑われるアカウントを複数確認しております』と、SNS上のファンによる売買を把握していると警告。その上で『即刻おやめください。このような行為は犯罪です。購入者も罪に問われるリスクがあります。違法アカウントとの取引は絶対におやめください』と犯罪行為に加担しないよう呼びかけいました」(同)
今回、『138億年未満』で盗撮行為をしていたのが作間ファンなのかどうかは不明だが、初の単独主演とあって、観客のほとんどは彼を目当てに来場しているだろう。
観劇の際は盗撮だけでなく、舞台関係者やほかの観客に迷惑をかけることのないよう、節度ある行動を心がけてほしいものだ。