整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級の資格を持つ「掃除をしながら片付ける」伊藤まきさんが、ダイソー商品を使ったプロ技を紹介していきます!
目次
・カチカチした水垢汚れは、「洗剤」選びの前に「道具」!
・ダイソーハイカーボン入ヘラ
・水垢落とし【Before】
・水垢落としテクニック1:洗剤は「クエン酸」
・水垢落としテクニック2:5分泡パック!
・水垢落としテクニック3:汚れが柔らかくなったら、優しく落とす
・水垢落としテクニック4:水でしっかり洗い流し落とす
・水垢落とし【After】
※2023年12月19日公開の記事を再編集しています。
カチカチした水垢汚れは、「洗剤」選びの前に「道具」!
いよいよ大掃除シーズン到来です。何年も後回しにした汚れは、落とすのも大変。長く溜めこんだ「こびりついた汚れ」は、「高額な洗剤」を買って落とす前に、「道具」を使って「市販の洗剤」で落とすが先!
「ダイソーのヘラ」を使って掃除した、カチカチした水垢汚れのビフォーアフターを写真で紹介していきます。
【ダイソー】110円「ハイカーボン入ヘラ」
ダイソーのDIYコーナーへ行くと、4種類の「ハイカーボン入ヘラ」があります。横幅90mm、65mm、40mm、20mmのサイズ順より、筆者がよく使う20mm(商品番号:4550480114170)を用意しました。
ちなみに、ホームセンターの建築プロ用コーナーの商品だと200円〜で、100均より先端の角が丸くて種類や材質も豊富にそろいます。
【用途】頑固すぎる「こびりついた汚れ」を落とす
主な用途は、フローリング、大理石の床、石材、金属、壁等などの硬質素材にこびりついた汚れを落とすための道具です。
とはいえ、硬いプラスチック素材なので、ヘラ先端の角度の使い方や力加減によっては傷がつきます。なので「洗剤の力で汚れを柔らかくしてから」補助道具として使います。
実際に、ヘラを使った「お風呂の水垢掃除」を見ていきましょう。
【お風呂の水垢】Before:ドア周りにカリカリ
お風呂のドア周りに、水垢が固まった「カリカリになった汚れ」があります。
水垢落とし掃除1:洗剤は「クエン酸」
水垢を落とすときの洗剤は「クエン酸」です。おすすめは「お風呂用ティンクル」(278円/amazon調べ、写真は水回り用ですが、お風呂用を選んでください)。水垢に特化した洗剤です。
クエン酸水に比べて「泡立ちパック」ができるので、汚れが溶ける力が目に見えます。ただし、お酢のような強いにおいがあるので換気をしながらの作業が必須です。
水垢落とし掃除2:5分泡パック!
水垢、石けんカス、湯垢汚れに強い洗剤「ティンクル」をスプレーすると泡パックができるので、およそ3〜5分ぐらい泡で包んで「汚れを浮かす」作業をします。手前のタオルは、フローリングの床材に付かないよう液漏れをガードしています。
水垢落とし掃除3:汚れが柔らかくなったら、優しく落とす
泡パックで汚れが浮き出てきたら、柔らかいスポンジで汚れを落とします。カリカリした水垢なので、直でヘラを使いたくなりますが……。掃除の基本は「こすらない」こと。
写真上は、カットしたボディスポンジ(ソフト)で優しく落としたあとです。手袋をつけた手で、汚れ落ちの感触を確かめてから「カリカリした部分だけ」ヘラを使って落とします。
水垢おとし除4:水でしっかり洗い流し落とす
汚れが落ちたら、水をたっぷりと含ませたタオルでゴミを取り除きます。最後に、水で洗い流しますが床材への浸水をおさえるために前回紹介した「食器用洗剤の空ボトル」を使って、落としました。
改めて、ビフォーアフターで比較してみましょう。
【お風呂の水垢】After:スッキリきれい!
今回は、築年数が新しい樹脂製ドアなので汚れがきれいになりました。
これがもし、古いアルミ製のドアで白膜ができたり石灰化しているようであれば、自力で落とすよりもプロの掃除に頼みましょう。