遠藤憲一主演ドラマ『民王R(たみおうあーる)』(テレビ朝日系)が、12月10日午後9時から放送される第8話で最終回を迎える。予告映像では前作『民王』(2015年7月期)でメインキャストを務めた高橋一生が活躍しており、ネット上では期待の声が寄せられているものの、同時に“打ち切り説”が話題になっているようだ。
目次
・『民王R』全10話の予定が、なぜ8話に?
・『民王R』視聴率2%台で「打ち切り」か
『民王R』全10話の予定が、なぜ8話に?
『民王R』は、深夜ドラマでありながら初回と最終回が平均世帯視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークした『民王』から9年ぶりとなるシリーズ続編。
前作は総理大臣・武藤泰山(遠藤)とその息子・武藤翔(菅田将暉)の心が入れ替わるという設定だったが、今回は泰山と全国民がランダムに入れ替わるという設定に変更されている。
これまで、公設第一秘書の冴島優佳(あの)や幼稚園児らと入れ替わってきた泰山だが、最終回では人工知能と入れ替わる展開に。加えて、前作で公設第一秘書だった貝原茂平(高橋)が泰山のもとへ帰還するほか、遠藤のモノマネで話題のお笑いコンビ・ひよしなかよしのねんねんも劇中に登場するといい、盛りだくさんの内容となりそうだ。
最終回を前に、ネット上では「茂平さんの活躍が楽しみ!」「遠藤さんの入れ替わる演技が大好き。最終回も見応えがありそう」と期待する声が相次ぐ一方、「全10話と思ってたから最終回早すぎる」と困惑する声も上がっている。
「同ドラマは開始当初、一部メディアが全10話であることを報じていたため、第8話で終了することを残念がる視聴者も少なくない様子。ただ今作は、深夜ドラマながら世帯平均6~8%台を推移した前作の視聴率を大きく下回っており、いつ打ち切りになってもおかしくない状態でした」(テレビ誌記者)
『民王R』視聴率2%台で「打ち切り」か
実際、『民王R』の平均世帯視聴率を振り返ると、初回こそ7.8%で健闘したものの、第2話で半分以下の3.7%まで急落し、第5話で初回の3分の1にあたる2.6%までダウン。第6話は3.3%まで回復したが、第7話でまた3.0%まで下がるなど、厳しい状況が続いていた。
「前作は西島秀俊主演『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)などで知られる木村ひさし氏がメイン演出家を務めていましたが、今作ではなぜか制作チームから外れているんです。そのためか、良い意味でぶっとんでいた『民王』らしさが薄れ、きれいにまとまってしまった印象。その結果、物足りなさを感じてしまった視聴者も少なくなかったようです」(同)
遠藤やなにわ男子・大橋和也、あのなど、キャストの演技は好評な『民王R』。視聴率不振による打ち切り説が浮上しているが、最終回でいったいどのような結末を迎えるのだろうか。