毎日、当たり前に食事や料理をしている中で浮かんだ食のお悩みについて、調味料ソムリエ・野菜ソムリエ、食養士のMICHIKOさんに解決策を教えてもらいます! 今回は、無印良品の鍋の素についておすすめレシピを聞きました。
目次
・【相談】無印良品の鍋の素、おすすめは?
・【無印良品】350円 手づくり鍋の素 「養生鍋」実食レビュー
・プロ考案「ぶりと根菜、もち麦入り養生鍋」レシピ
・【無印良品】350円 手づくり鍋の素 「辛い養生鍋」実食レビュー
・プロ考案 「モツとサラダミックスの辛い養生鍋」
・【無印良品】350円手づくり鍋の素 「海老のビスク鍋」実食レビュー
・プロ考案 「鶏肉と根菜入り、海老のビスク鍋」
・食養士・調味料ソムリエが普段食べる鍋は?
※価格は無印良品ネットストアの情報になります。
※アマゾンとは価格が異なります。
【相談】無印良品の鍋の素、おすすめは?
無印良品の「手づくり鍋の素」の「養生鍋」が人気だそうです。高麗人参エキスなど配合されているようで、いったいどんな味わいなのか気になります。また「辛い養生鍋」「海老のビスク鍋」も口コミ人気が高いので、その味わいやおすすめの具を教えてください。プロの方が普段どんな鍋を口にしているのかも気になります。
【無印良品】350円 手づくり鍋の素 「養生鍋」実食レビュー
封を開けると薬膳の豊かな香りが広がり、スパイスや漢方の風味が効いた魅力的なスープです。煮込んだ根菜には旨みが染み込み、食べるほどに奥深い風味が口の中に広がります。まろやかでコクのある味わいが、和食にはない風味を楽しめます。
濃厚な甘みと酸味の絶妙なバランスが特徴で、箸が止まらなくなるおいしさ。食べ進めるうちに体がポカポカと温まり、食欲が自然と増していきます。スープの程よい塩気と野菜の旨みが調和し、最後まで飽きることなく楽しめます。
また、途中で湯を足すことで味の調整も簡単にできます。季節の変わり目に体調を整えたい方におすすめの一品。疲れた日や体調が優れないとき、あるいは胃腸に優しいものを求めているときにぴったりの鍋です。自宅で手軽に本格的な養生鍋を楽しめますよ。
養生鍋を使った「ぶりと根菜、もち麦入り養生鍋」レシピ
魚と根菜などの野菜、もち麦を加えたボリューム満点の養生鍋!
【材料】
ブリ(生) 2切れ(200g)
カボチャ 150g
レンコン 100g
ブロッコリー 100g
しいたけ 4枚
もち麦(乾燥) 50g
「養生鍋」鍋の素 1袋
【作り方】
1.ブリと野菜は食べやすい大きさに切る。
2.鍋に水(600ml)を入れて沸騰させ、カボチャともち麦を加えて、弱火で8分ほど煮ます。
3.②に鍋の素と残りの野菜を加えて、火が通ったら出来上がり。
*もち麦が水を吸うので、水量を多めに加えています。
おすすめの具材、おすすめのシメ
ゴロッとした肉や魚、根菜類をじっくり煮込むことで引き出される自然な旨味を楽しみましょう。シメには、ご飯とチーズを加えてリゾット風に仕上げるアレンジもおススメです。体に優しいこの養生鍋で、心も体も温まる幸せなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか!
味の満足度:★★★
コスパの満足度:★★★★
【無印良品】350円 手づくり鍋の素 「辛い養生鍋」実食レビュー
唐辛子のじんわりと広がる深い辛みと、生姜やにんにくの香りがスープによくなじみ、クミンや八角などの香辛料が効いた刺激的な味わいです。一口食べるたびにクセになる後引くおいしさが魅力。辛さは控えめですが、辛味が好きな方には唐辛子などをプラスすると良いでしょう。
この鍋は、辛味による代謝アップ効果が期待でき、食べ始めから体がポカポカと温まり、寒い季節にぴったり。また、たっぷりの野菜を取り入れることで、辛味と旨味のバランスが絶妙で、ヘルシーかつ満足感のある食事が楽しめます。
体に優しい印象もあり、心も体もリフレッシュできる一品です。辛いもの好きの方や温活をしたい方、ダイエットで代謝アップを目指す方、ストレスをリセットしたいときにおすすめです。複雑で深みのある、ほどよいピリ辛具合が楽しめる鍋!
辛い養生鍋 「モツとサラダミックスの辛い養生鍋」レシピ
スパイスの香りと辛みをモツと厚揚げ、サラダ野菜でたっぷりと!
【材料】
豚白モツ(2度茹で) 200g
サラダミックス 200g
シメジ 1パック(150g)
モヤシ 1袋(100g)
ニラ 1/2袋(50g)
厚揚げ 1枚(140g)
「辛い養生鍋」鍋の素 1袋
【作り方】
1.シメジは石づきを落として手でほぐす。ニラは7cm長さに切る。厚揚げは半分に切って1cm幅に切る。
2.鍋に鍋の素と水(450ml)を入れてよく混ぜ、火にかけます。
3.豚白モツとシメジ、厚揚げを加えて火を通し、モヤシ、サラダミックス、ニラを加えて火を通しながらいただきます。
*モツは下茹ですることで、食感がよくなり、臭みも取れておいしくなります。
おすすめの具材、おすすめのシメ
具材には、サッと火が通りやすい肉や魚、野菜類を加えて、スープに絡めて味わってください。シメには中華麺や春雨を加えたアレンジも楽しめます。寒い日も、このピリッと辛い養生鍋で元気いっぱいのひとときを過ごしてみませんか?
味の満足度:★★★★★
コスパの満足度:★★★
【無印良品】350円手づくり鍋の素 「海老のビスク鍋」実食レビュー
海老の旨みがぎゅっと詰まった濃厚なビスクスープに、旬の野菜たっぷりと加えた心温まる一品です。海老の出汁の芳醇な香りとコク、そしてクリーミーな味わいが口いっぱいに広がり、一口ごとに幸せを感じられます。
海老の風味と野菜の甘みが織りなす深い味わいは、体の芯まで温めてくれるぜいたくなひととき。家庭ではなかなか出せないリッチな風味が特別感を高めてくれます。
煮込む際は弱火でじっくり火を入れるのがポイントです。バケットを添えたり、レモン汁や粉チーズを加えれば爽やかなアクセントに、また辛みを加えたい場合はタバスコを使うとよいです。家族団らんや休日の友人との鍋パーティー、あるいは疲れた日のリセット夕食としても最適です。特別な日のごちそうメニューを家庭で楽しめますよ。
海老のビスク鍋 「鶏肉と根菜入り、海老のビスク鍋」
海老の旨みがつまったスープで食べるゴロッと具材、感動するおいしさ!
【材料】
鶏モモ肉 1枚(250g)
カブ(葉付き) 2個
サツマイモ 1/2本(150g)
エリンギ 2本(100g)
こんにゃく 1枚(130g)
豆乳 450ml
「海老のビスク鍋」鍋の素 1袋
【作り方】
1.具材は食べやすい大きさに切る。サツマイモはふんわりとラップをして、電子レンジ(600w)に入れて2分ほど加熱する。
2.鍋に鍋の素と豆乳を入れてよく混ぜ、火にかけます。
3.②に①を加えて、火が通ったら出来上がり。
*豆乳を使うことで、味わいがまろやかになります。
おすすめの具材、おすすめのシメ
具材には、シーフードミックスや鶏肉などの優しい味わいの食材と、食べ応えのある根菜類を組み合わせるとさらにおいしく楽しめます。シメには茹でたショートパスタやそうめんを加えるのがおススメ。食卓を囲むとき、特別なひとときを演出してくれること間違いありません!
味の満足度:★★★★
コスパの満足度:★★★★★
【食養士・調味料ソムリエ】普段食べる鍋は?
昔から受け継がれてきた鍋料理を楽しむ機会が多くあります。すき焼きや常夜鍋(豚バラ肉とほうれん草やキャベツ)、しゃぶしゃぶ、タラちり、味噌味のカキ鍋、醤油味の鴨鍋など、さまざまな鍋料理を家族で囲んでいます。
食材は肉や魚、野菜を工夫してバリエーションを持たせつつも、味付けの基本は昆布だしをベースにしたシンプルな水炊きが中心です。家族それぞれの好みに合わせて、あらかじめ味が決まったキムチ鍋や豆乳鍋、イタリアン鍋を作るのではなく、各自でキムチを加えたり、薬味やスパイス、調味料などで調整したりして、好みの味をアレンジして楽しめる点が魅力です。
それこそが鍋料理の醍醐味だと感じています。