拠点のある新潟と関東甲信越に23店舗を展開する鮮魚小売りチェーン「角上魚類」。水揚げされたばかりの鮮魚のほか、店内調理されたできたてのお惣菜も人気です。そこで、サイゾーウーマンでこれまで紹介した名物の惣菜や、新作商品をまとめて紹介します。
目次
・「シュリンプカクテル」600円
・パック寿司「中トロ入10貫」1,300円
・約20cmの「いかフライ」200円
・約20cmの「さんまフライ」250円
・20cm超の「アジフライ」450円
・「海鮮クラムチャウダー」380円
・「パエリア」700円
・名物「海鮮天丼」700円
※価格はすべて税込み。
※店舗によって取り扱い商品や価格が異なります。
【角上魚類】「シュリンプカクテル」600円
※2024年12月12日の情報です。
角上魚類の惣菜コーナーはとても広く、筆者がウロウロと探していると、お刺身コーナーの一角に「シュリンプカクテル」を発見!
エビは15尾入っていて、1尾あたり40円です。
なお、コストコ公式サイトに掲載されている「シュリンプカクテルプラター」(5,680円)はこちら。
コストコの「シュリンプカクテル」はピリ辛ソース付き。エビはしっぽ付きで、背ワタを取るためか、すべてのエビの背中がぱっくりと開かれています。
一方の角上魚類は、「コクと酸味が利いたオーロラソース」(公式インスタグラムより)が付いています。エビの背中はカットされていませんが、黒い背ワタもまったく見当たりません。
さらに、コストコと違ってしっぽ部分の殻は取り除かれているものの、しっぽの先の身までしっかり残っています。丁寧な手仕事に感動!
このエビの処理ひとつ取っても、日本を代表する“鮮魚のプロ集団”ともいえる角上魚類らしさが詰まっています。
角上魚類のエビは、養殖のバナメイエビを使用。ソースには「半固体状ドレッシングやトマトペースト、香辛料、乾燥全卵などが入っているようです。
口に入れると、ぷりっぷりのエビが、濃厚オーロラソースの爽やかな酸味とベストマッチ! エビの臭みが一切なく、何個でも食べたくなります。ソースはコストコと違ってお子さまでも食べやすいまろやかな味なので、ファミリー層にも人気が出そうです。
また、最近はコストコ商品の値上げが目立ち、「シュリンプカクテル」も100gあたり389円まで上がっているもよう。もちろんコストコの大容量ぶりや、ピリ辛ソースのジャンキーな味も魅力的ですが、エビの処理の繊細さやコスパ面、家に辛味が苦手な子どもがいることを考えると、個人的には角上魚類の「シュリンプカクテル」を優先して買いたいと感じました。
【角上魚類】パック寿司「中トロ入10貫」1,300円
※2024年12月6日の情報です。
原材料を見ると、ネタはまぐろ、真鯛、アトランサーモン、ほたて、えび、いか、いくらしょうゆ漬け、ねぎとろの8種類。
中トロと真鯛が2貫ずつ、ほかのネタは1貫ずつ入っています。
長さを測ると、4cmほどのシャリに7cmほどの中トロがのっていました。
まず、中トロをいただいてみると、滑らかなまぐろの身が口の中でとろけて至福! 筋が引っかかる感じもなく、まぐろの旨味と適度な歯ごたえが楽しめました。
一般的な寿司チェーンで、このクオリティーの中トロに出会える機会はあまりないのではないでしょうか。しかも、この中トロが1貫ではなく2貫も入っているなんて!
続いて、生のえびの握りをいただきます。口に入れると、えびの味が濃い! 適度な弾力もあり、新鮮さが伝わってきます。
いくらの軍艦は、びっしりといくらがのっていて、味も最高! 回転寿司で、たまに弾力のないダラケ気味のいくらに出会うことがありますが、こちらはちゃんと「プチ! プチ!」と弾けました。
そして、ほかのネタもすべて魚介の旨味がしっかりと感じられ、大満足! このおいしさで1,300円はかなりお得だと思います。
【角上魚類】「いかフライ」200円
※2024年12月5日の情報です。
いかフライといえば、厚い身が特徴のアカイカを加工した短冊形のそれが一般的ですが、こちらはなぜか開いた魚のような形。
なお、いかフライの市場価格を調べてみると、「オーケー」では2つで213円ほど、「ヤオコー」のネットスーパーでは160.92円で売られており、それらと比べると角上魚類は少し高め。
長さを測ると20cm近くありました。こんなに大きないかフライ、一般のスーパーではなかなか見かけません。
真っ白いいかが出てくることをイメージしながら包丁でカットしてみると、赤味がかっていて、身の質感も想像と違いました。もしや皮付き!?
衣を剥がすと、いかは皮付きで、表面に細かく飾り包丁が入っていました。また、いかの身は薄めで、身の厚いアカイカとは違った印象。弾力もありそうなので、スルメイカでしょうか?
ソースをかけずにガブッと食べてみると、いかの旨味が濃い! 一般的ないかフライよりもやはり弾力があり、縁日の「いか焼き」を思い出します。このタイプのいかフライは、少なくともスーパーではなかなか出会えないのではないでしょうか。
【角上魚類】約20cm「さんまフライ」250円
※2024年12月5日の情報です。
長さは「いかフライ」と同じく約20cm。やはりビッグサイズです。
食べてみると、身がしっとりとしていて、さんま特有の香りがしっかりありながらも上品な味わい。さんま自体がおいしかったため、完食するまでソースをかけることを忘れていました。
【角上魚類】20cm超の「アジフライ」450円
※2024年11月24日の情報です。
長さを測ると、なんと20cm超え! こんなに巨大なアジフライ、一般的なスーパーでは見たことがありません。
一般的なスーパーのアジフライは、1枚200円前後が相場でしょうか。ディスカウント路線の「オーケー」だと小ぶりのものが2枚入りで200円強で売っています。
それと比較すると角上魚類のアジフライは決して安くはありませんが、その実力は食べてみないとわかりません。コスパに期待したいところ。
一部をナイフでカットし、厚さを測ってみると、厚めの部分で2cm近くありました。これは食べ応えがありそう。
お箸で持ち上げようとしましたが、すごいずっしり感! お箸だけで完全に持ち上げることはできませんでした。
一部の衣をはいでみると、大ぶりのアジの身がぎっちりと詰まっていました。
食べてみると、アジはフワフワ食感というより、身がギュッと引きしまっている印象で、結構噛み応えがあります。
衣はカリッとクリスピーで、揚げて間もないからか嫌な油っこさがありません。なので、こんなに大きくても1人で難なく完食できてしまいました。
【角上魚類】「海鮮クラムチャウダー」380円
※2024年10月11日の情報です。
こちらが今回紹介する秋の新メニュー「海鮮クラムチャウダー」(380円)です。公式SNSによると10月1日より販売開始したそう。
マグカップほどのサイズ感で、1人で食べるのにちょうど良い量です。
スプーンでひとすくいしたところ、貝っぽいものがゴロゴロと出てきました。あさり? 牡蠣? とろみのある濃厚なスープが絡んでいるので、なんの具材なのかまだはっきりわかりません。
クラムチャウダーといえば、筆者は「キャンベル」のソレや、「コストコ」のフードコートのアレのイメージなので、とにかく角切りのじゃがいもがゴロゴロと入っているイメージ。しかし、角上魚類のクラムチャウダーはそれらとは全く違う印象です。
野菜はほぼ溶け込んでいるのか、存在感は控えめ。その代わりに、大ぶりの海鮮がゴロゴロと出てきます。これはお宝を探している感覚で楽しい!
原型を留めていた主な海鮮をお皿に出してみると、これだけ入っていました。想像以上にすごい量!
小ぶりの牡蠣のような形状の具材がもっとも多く、6個ほど出てきました。ほかに、ホタテの貝ひものようなものも発見。
具材がなんとなくわかったところで、レンジで温めてから食べてみることに。
スープを口に入れると、見た目どおりの濃厚さで、さまざまな海鮮の風味が感じられます。そして、具のほうもそれぞれの味がしっかりと感じられ、食べ応えも抜群! リッチな味わいで、フランスパンを用意しなかったことが悔やまれます……。
【角上魚類】「パエリア」700円
※2024年10月11日の情報です。
実は筆者、売り場でこのパエリアを見るたびに「おいしいのかな?」とかなり気になっていたものの、「海老や貝の殻を剥きながら食べるのが面倒くさそうだな」という理由で手が伸びなかったんです……というわけで、今回は初購入となります。
トッピングの海鮮は、有頭えび、たら、いか、たこ、ムール貝、あさりの6種類。
早速スプーンですくって食べてみると、凝縮した海鮮の旨味がサフランライスにしみ込んでいて、想像を超えるおいしさ!
原材料を見ると、えびエキス、漁醤、貝エキスなどが味付けに使用されている様子。複雑で奥深い味がするのも納得です。
中央に2尾のっていたえびは、殻がとてもソフト。剥かずにそのまま頭から尻尾までバリバリといただけました。
売り場で「殻を剥くのが面倒くさそう」なんて思っていた過去の自分が恥ずかしい! 食べてこなかったなんて損してました。
トッピングの食材は、一つひとつが丁寧に調理されており、それぞれ違った食感と上品な旨味が楽しめました。中でもたらは身がしっかりとしていて、食べ応えがあります。
【角上魚類】名物「海鮮天丼」700円
※2024年9月29日の情報です。
天ぷらは、キス、海老、イカ、穴子、ピーマン、かぼちゃの6種類。
近しい商品といえば、「ライフ」の「八品目の天丼(穴子)」が思い当たります。ライフも海老、イカ、穴子、かぼちゃなどが入って、値段は594円。これと比べると、角上魚類のほうが100円以上も高い!
海老天の長さは16cmほど。容器にギリギリ入っている状態です。
天ぷらの衣は薄めで、ぷりぷりの身がぎっしりと詰まっていました。
穴子天は、海老天に負けないビッグサイズ。身はしっとり&ふっくらしています。ほかのスーパーでも大きな海老天がのっている天丼は見かけますが、ここまで立派な穴子天がのっている天丼はスーパーではなかなか珍しいのではないでしょうか。
ちなみに、角上魚類には穴子天が2個のった「穴子天重」(700円)も売られていました。
キス天は、キス特有のなめらかな食感が存分に楽しめます。キスにしては身が厚めで、食べ応えがありました。
イカ天は小ぶりのものが2つ乗っていました。個人的には、このイカ天が大ヒット! イカの味が濃く、一瞬「タコだっけ?」と思うほど強い弾力が感じられます。
残る野菜天ですが、2つのっていたかぼちゃ天は小ぶりながら甘みがあっておいしい! ピーマン天も、魚介だらけの天丼で箸休め的な役割を担っており、全体的なバランスの良さを感じました。