化粧品成分上級スペシャリストでプチプラコスメ評論家のせいりんさんが、人気のコスメをプロ目線でジャッジします。今回は、「アットコスメ」と「ウレコン」の乳液売り上げランキングで上位にランクインしている商品の中から、成分面からみたおすすめを紹介!
目次
・乳液とは?
・乳液おすすめ1:キュレル 潤浸保湿
・乳液おすすめ2:肌ラボ極潤 ヒアルロン乳液
・乳液おすすめ3:肌ラボ極潤 薬用ハリ乳液
・乳液おすすめ4:ちふれ 保湿乳液
・乳液おすすめ5:ミノン アミノモイストモイストチャージミルク
・乳液おすすめ6:ミノン 薬用アクネケア ミルク
・乳液おすすめ7:APフェイスボディ乳液
※個人的な基準と感覚によるランキングであり、製品の優劣を評価するものではありませんのでご留意ください。
乳液とは?
乳液は肌のうるおい保持に“欠かせない役割”を担っています。化粧水で与えたうるおいを肌から逃さないようにしたり、水分と油分のバランスを整えたり、皮脂膜の代わりとなって肌を外部刺激から保護したり、角層を柔らかく保つなどの働きです。
肌の状態がゆらいでいる時や、敏感肌さんは特に使ってほしいアイテムです。
化粧水と“同じシリーズ”の乳液を使うほうが、効能効果を“より得やすく”ありますが、それぞれを「使用感で使い分ける」など別のラインやシリーズにしても、決して間違いではなく、効能的に落ちるということもありえないと思います。
ご自分の肌にあった“好み”で使っていただくのが一番だと考えます。乾燥によりゆらぎやすい今だからこそ! お気に入りを見つけてくださいね。
乳液おすすめ1:キュレル 潤浸保湿
手に取るとシャバシャバしたテクスチャーで、乳液の概念を覆されました(笑)。そのおかげで、肌全体へなじませやすくもあり、さっぱりとしているけれど肌を柔軟に整えてくれます。
成分特徴として、有効成分の「アラントイン」が抗炎症の働きで肌あれを防ぎ、花王が独自開発したセラミド機能カプセル(※)が、肌のバリア機能をサポートします。
成分処方もシンプルなので、肌がデリケートな時にも使いやすく乾燥の影響で敏感な時にも不安なく使用できると思います。
※ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
乳液おすすめ2:肌研極潤 ヒアルロン乳液
使用感も値段もひっくるめて“敏感肌の救世主”! 肌のバリア機能を向上させ、肌のうるおいを保つ効果が期待される「乳酸球菌/ヒアルロン酸発酵液」を、世界で初めて化粧品に配合しています。
肌へたっぷりのうるおいを与えるヒアルロン酸類(※1)も加わることで、健やかな肌を保持。 敏感肌さんへ配慮した「敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み」(※2)なのも頼もしいです。
とろみを感じつつも、肌へスッとなじむ使用感で、もっちもちな肌に導きます。
※1加水分解ヒアルロン酸・アセチルヒアルロン酸Na・ヒアルロン酸Na
※2すべての方に刺激が起こらないというわけではありません
乳液おすすめ3:肌研極潤 薬用ハリ乳液
“水分維持力が低下傾向にある年齢を重ねた大人の肌”へ、肌ラボが得意とするヒアルロン酸を3種類(※)も配合することで、肌本来のうるおいをキープ。 濃厚ながらも伸ばしやすいテクスチャーで肌を包み込みます。
そして、“年齢肌特有の2大悩み”とも言われるシワ改善・シミ対策を、有効成分の「ナイアシンアミド」の働きで、ピンとハリのある“ご機嫌上向き肌”に導いてくれます。これが、1,000円ほどで買えるのは本当にスゴイ!
※ヒアルロン酸Na-2 ・加水分解ヒアルロン酸 ・アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
乳液おすすめ4:ちふれ 保湿乳液
これぞ“ザ・乳液”! このお値段で、配合成分がぜいたくな点が高ポイント!
肌の保湿に欠かすことができない、“水分を蓄える•抱えこむ•閉じこめる”の働きを、うるおい成分の「ヒアルロン酸」「トレハロース」がサポート。 加えて、肌のうるおい保持とバリア機能の働きをする、セラミド類似成分の「ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)」なども配合。うるおい満ちるぷるぷる肌が目指せます。
そして、ちふれさんの成分表示は0.01%まで表示してくれているので、とてもわかりやすく、敏感肌さんも選びやすい点に好感が持てます。
乳液おすすめ5:ミノン アミノモイストモイストチャージミルク
製薬会社が敏感肌を研究し尽くして作った独自処方の乳液です。
肌の保湿に欠かせない、うるおい成分の“セラミド”に似た作用をする「ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)」や、肌の水分維持と防壁の機能を担う、アミノ酸誘導体とも呼ばれる「リシンHCL」「カルノシン」も配合。肌あれを防ぎながら柔軟性と弾力性を与え、なめらかな肌へと導きます。
テクスチャーは、 やみつきになるほどもっちりとした濃密さで、乳液よりもクリームに近く感じます。 そのため、使用時にボトルを振らないとポンプから出しにくい点が玉に傷のような……。
乳液おすすめ6:ミノン 薬用アクネケア ミルク
“ニキビができやすい”などの誤解から、「乳液を使いたくない!」と思っている方に、使ってみていただきたいのがこちらです。ニキビができそうな時や、カサつきもテカリも気になるなどアンバランスな肌の時こそ試してみる価値ありです。
アクネケアミルクは、中性のアミノ酸「ε-アミノカプロン酸」と、植物性の抗炎症成分「グリチルレチン酸ステアリル」との、“Wの有効成分”の働きで、肌あれやニキビを防ぎます。 少しゆるめのみずみずしいさらっとした気持ちのいい使い心地で、ゆらぎやすい肌をうるおいで満たしてくれます。
乳液おすすめ7:APフェイス&ボディ乳液
皮膚科学研究から生まれた、敏感肌さんにうれしい“機能性ボディケア製品”です。
乾燥によるカサつきやゴワつきを、8種類の「天然型セラミド」(※1)と「発酵セラミドプラス」(ロート製薬独自開発、※2)で、肌のバリア機能を補い整えてくれます。
また、肌に必要な水分を閉じ込め、乾燥から守る働きをする「トリエチルヘキサノイン」「ミネラルオイル」「ラノリン」はペタつきにくい軽めなテクスチャーなので、顔にも体にも使いやすいです。
肌の内側からみなぎるようなうるおい感に満たされ、これ1本で完結できるのも好ポイント。軽く肌に水分が残ってるくらいで全身に塗ると、よりうるおい感が続く感じがします。よりしっとり感を得たい方は、同シリーズの「APフェイス&ボディクリーム」で“追い保湿”するのも◎。
※1 セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド6Ⅱ・セラミドEOS・カプロオイルフィトスフィンゴシン・カプロオイルスフィンゴシン・ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン
※2 ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン・セラミド6ll