ロサンゼルス近郊の大規模火災による被災者のために支援活動を行っているメーガン夫人について、英紙「インディペンデント」が「メーガン・マークルが良いことをしているのに、悪く見られてしまうのには、それ相応の理由がある」という見出しの記事を掲載。賛同する声が相次いでいる。
目次
・メーガン夫人、被災地を視察&炊き出しで批判まみれ
・メーガン夫人が悪く見られてしまう理由とは? 英紙の分析
・メーガン夫人は「野心的な女優のイメージが強い」
・メーガン夫人は「最悪のタイミングで行動する」
メーガン夫人、被災地を視察&炊き出しで批判まみれ
1週間を過ぎても鎮火に至っていない前代未聞の大規模火災。多くのセレブが支援活動を行っており、ヘンリー王子とメーガン夫人も現地時間1月9日に、運営するアーチウェル財団を通して支援を呼びかけ、翌10日は甚大な被害を受けたパサデナで炊き出しに参加。市長の案内のもと、被災現場を回った。
『FOXニュース』が炊き出しの様子を報道したところ、夫妻だけ手袋を着用していないことから「やっているというポーズを取っているだけ」という声が噴出。
被災地を視察して回ったことには、米大手ゴシップサイト「TMZ」が「被災者は現場に入れないのに! なぜこの2人を入れたのか? この2人が何の役に立つと言うのか!」「不法侵入だ!」だと猛批判する記事を掲載した。
マイケル・J・フォックスの出世作で多くの人に愛された国民的ドラマ『ファミリータイズ』で長女役を演じたジャスティン・ベイトマンは、Xで「政治家でもないくせに」「この地区の住民でもないし、ただの観光客じゃないか。災害観光客だ」と述べ、記念撮影までして不快極まりないと批判した。
さらには、「交通事故被害者が乗る救急車を追いかけて、訴訟を起こすよう勧誘し手数料をがっぽりと取る悪徳弁護士」のことを指す「アンビュランスチェイサー」という単語を出し「同レベル」と切り捨ててしている。
メーガンが悪く見られてしまう理由とは?
メーガン夫人は、その後もティーンの被災者に衣服や美容品を支給するなどの支援活動を行っているが、ネット上は炎上するばかり。
そんな中、社会的影響力の強い英紙「インディペンデント」のウェブ版が、「メーガン・マークルが良いことをしているのに、悪く見られてしまうのには、それ相応の理由がある」という見出しの記事を掲載。執筆したのは歴史家で作家のテッサ・ダンロップで、ネット上で「これ以上ないほど的確」だと話題になっているのだ。
記事は、「何をしても、何もしなくても非難されるサセックス夫妻」「支援活動をしている大勢のセレブの中で、非難の対象に選ばれたのは“プリンセル・マークル”。彼女は本当に何をやってもうまくいかない」と同情しつつ、夫人は慈善活動をしても私欲のためにやっていると疑われるから叩かれるのだと分析。
メーガン夫人は「野心的な女優のイメージが強い」
「被災者はヘンリー王子とメーガン夫人が来てくれたことを喜んだに違いない」「エリザベス女王とウィリアム皇太子が、ロンドン西部のグレンフェル・タワー火災の被害者を慰め励ました時のことを彷彿させる」としつつ、「でも女王と皇太子はフルタイムで公務を行う王族であり、国の君主として被害者を慰問した」「一方、2020年に王室を離脱した王子夫妻は、100%利他的だとは言えない。慈善活動を通して、モンテシートの豪邸でのセレブな暮らしを維持する資金を稼がなければならないから」とした。
続けて、「王室に生まれ育ったヘンリー王子は、“王子”という事実に基づき“握手するだけでありがたがられる存在”でいられるかもしれないが、元女優のメーガン夫人はそうはいかない」「メーガン夫人は(人気ドラマに出演していた)女優だ。慈善家というよりは、競争の激しい業界で成功を収めた、尊敬に値する努力家で、また野心的な女性だというイメージのほうが強いからだ」と断言。
「メーガン夫人は王族と結婚したが、王室のルールを守り、公務を行うことは嫌がった。そうしないと王族としての称号もライフスタイルも得られないのに、夫人は『そんなことはしたくない』と拒否した。しかし、“サセックス公爵夫人”の称号は持ち続けたい。その考えは身勝手だと感じられる。だから、彼女が慈善活動をしても、『純粋に人助けをしたいのではなく、“サセックス公爵のブランド”を持ち続けたいから慈善活動をしているのだ』という疑惑を持たれるのだ」と見解を示した。
メーガン夫人は「最悪のタイミングで行動する」
また、夫人の「タイミングの悪さ」も、彼女のイメージを悪くする大きな要因だと指摘。「最良の時も最悪の時も、最悪のタイミングで行動するのは夫人の癖」であり、良いことをしても悪く言われる要因になっているとした。
ネット上では、「被災地視察は、やらないほうがよかった」「炊き出しはヒューマニストだとアピールするPR活動」「Netflix配信番組に使うコンテンツを撮影しにきたの?」といった声が噴出しているだけに、「インディペンデント」の指摘に「賛同できる」という声が続出。
「支援活動に精を出されていて、ホンモノの慈善家という感じがする」「夫人ほど心からボランティアをやりたいと思われている方はいない」「気さくにハグをして励ましてくれる」と称賛する声も上がっているが、「もうメーガン夫人は見たくない」といった意見のほうが圧倒的に多いようだ。
今回はイギリスよりアメリカのほうが夫人の言動にうんざりさせられているようだが、これからも彼女はサセックス公爵夫人メーガンとして活動をしていくだろうとみられている。