松坂桃李主演ドラマ『御上先生(みかみせんせい)』(TBS系、日曜午後9時)が1月19日にスタート。放送後、ネット上の視聴者から「思ってたのと違った」という反応が相次いだ。
目次
・『御上先生』第1話のあらすじと視聴者の反応
・『御上先生』第1話の視聴率は世帯12.2%、個人7.5%
・「日曜劇場」“初回”世帯・個人視聴率一覧(2022年~)
『御上先生』第1話のあらすじと視聴者の反応
松坂が「日曜劇場」枠初主演を務める『御上先生』は、文科省のエリート官僚が受験を控える高校3年生の担任教師となり、日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生ストーリー。
松坂の主演映画『新聞記者』(2019)で「第43回日本アカデミー賞」優秀脚本賞を受賞した詩森ろば氏が脚本を手掛ける完全オリジナルストーリーで、キャストは松坂のほか、吉岡里帆、岡田将生、及川光博、常盤貴子、北村一輝、さらに生徒役として奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流らが名を連ねる。
※以下、『御上先生』第1話のネタバレを含みます。
第1話は、試験会場で試験官が何者かに刺される衝撃的なシーンからスタート。その後、官僚派遣制度によって私立高校への出向が命じられた御上孝(松坂)が、隣徳学院3年2組の担任教師となり、「君たちが今考えているエリートは、ただの上級国民予備軍だ」と説くシーンなどが描かれた。
一風変わった学園ドラマに、ネット上では「よくある教師と生徒の感動物語かと思ったら、切り口がかなり違って面白い」「思ってた学園ドラマと違った。先が読めなくて気になる」などと好意的な声が相次ぐ一方、「面白いけど、ドラマ全体に漂う空気が重すぎてギブアップ」といった声も一部で見られた。
「『御上先生』の主人公は、過去の数多のドラマで描かれてきたあらゆる教師のタイプに『当てはまらない』と話題に。また、主人公が生徒たちを理詰めで追いつめるシーンが『痺れる!』『脚本がすごい』と反響を呼んでいるようです。今後スタートを控える民放の連ドラはありますが、視聴率では同作がトップを独走するのではないでしょうか」(テレビ誌記者)
『御上先生』第1話の視聴率は世帯12.2%、個人7.5%
なお、この第1話の平均視聴率は世帯12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人7.5%。同枠前クールの『海に眠るダイヤモンド』が記録した世帯11.0%、個人6.9%を上回る好発進となった。
「同枠で初回の平均世帯視聴率が12%を超えるのは、2023年4月期の福山雅治主演『ラストマン-全盲の捜査官-』以来。同7月期の堺雅人主演『VIVANT』の初回をも超えていることから、注目度の高さがうかがえます。もともと演技派として知られる松坂ですが、『新聞記者』で『第43回日本アカデミー賞』最優秀主演男優賞を受賞してからはより大物俳優の風格が漂っており、『あの松坂がどんな教師を演じるのか?』と関心を集めたのも高視聴率の一因ではないでしょうか」(同)
幸先の良い滑り出しとなった『御上先生』。今後の視聴率推移にも注目したい。
TBS系「日曜劇場」“初回”世帯・個人視聴率一覧(2022年~)
2025年1月期『御上先生』世帯12.2%、個人7.5%
2024年10月期『海に眠るダイヤモンド』世帯11.0%、個人6.9%
2024年7月期『ブラックペアン シーズン2』世帯11.8%、個人7.0%
2024年4月期『アンチヒーロー』世帯11.5%、個人7.0%
2024年1月期『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』世帯11.4%、個人7.2%
2023年10月期『下剋上球児』世帯10.8%、個人6.9%
2023年7月期『VIVANT』世帯11.5%、個人7.4%
2023年4月期『ラストマン-全盲の捜査官-』世帯14.7%、個人8.8%
2023年1月期『Get Ready!』世帯10.2%、個人6.1%
2022年10月期『アトムの童』世帯8.9%、個人5.3%
2022年7月期『オールドルーキー』世帯11.2%、個人7.2%
2022年4月期『マイファミリー』世帯12.6%、個人7.6%
2022年1月期『DCU』世帯16.8%、個人10.3%