2月12日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所/以下、STARTO)は、KAT-TUNが3月31日をもって解散することを発表した。2026年にはCDデビュー20周年の節目を迎えるはずだったタイミングだけに、ネット上のファンは阿鼻叫喚の様相を呈している。
目次
・亀梨和也に「KAT-TUN脱退」報道
・KAT-TUN解散&亀梨和也は事務所退所へ
・上田竜也、解散発表前のブログにつづっていた「意味深長な言葉」
・STARTO「会社として判断」のコメントにファンは「不自然」
「NEWSポストセブン」、亀梨和也の「KAT-TUN脱退」を報道
KAT-TUNは、ジャニーズJr.(現ジュニア)としての活動を経て、06年3月に「Real Face」でCDデビュー。グループ名はメンバー6人(亀梨和也、赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一)のイニシャルの頭文字とファンを意味する“ハイフン”で構成されている。
しかし、デビューから4年後の10年7月に、亀梨と並んでKAT-TUNの中心メンバーだった赤西が脱退。その後も、田中(13年9月)、田口(16年3月)がグループ及び事務所を離れ、グループは亀梨、上田、中丸の3人体制に。16年4月3日からデビュー10周年ツアー『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR "10Ks!"』を開催し、5月1日の公演終了と同時に“充電期間”に入った。
そして18年1月に再始動し、以降もコンスタントにCDのリリース、コンサートなどを続けていたものの、24年1月に元日本テレビアナウンサー・笹崎里菜との結婚を発表した中丸について、「週刊文春」(文藝春秋)が同年8月、都内のアパホテルで女子大生と密会していたとスクープ。本人の意向により、謹慎する運びとなった。
今年1月3日には中丸の復帰が発表され、グループ活動も本格的に再開するものと思われた中、2月5日、ニュースサイト「NEWSポストセブン」が「亀梨和也がKAT-TUNを脱退へ 中丸と上田でグループ継続するか話し合い中、田中みな実との電撃婚の可能性も」(原文ママ、以下同)と題した記事を配信。昨今、3人がソロ活動に専念していた中で、「亀梨の心境に変化が生じた」などと伝えた。
KAT-TUN、3月31日に解散&亀梨和也の退所発表にファン動揺
グループの行く末についてファンが不安を抱える中、STARTOは12日夜にKAT-TUNの解散を報告。事務所公式サイトでは「2024年4月にKAT-TUNは当社と契約し活動を続けて参りましたが、およそ1年にわたりメンバーと協議を重ねた結果、2025年4月1日からの2年目の契約にあたりましては、KAT-TUNの看板を下ろし、それぞれの道を選ぶ形の方が今後のメンバーにとってより良いと会社として判断いたしました」と経緯を説明。亀梨は3月31日の契約満了をもってSTARTOを退所する一方、上田と中丸は個人として契約を継続するという。
「なお亀梨は、今月8日にタイで行われたイベント『JAPAN EXPO THAILAND 2025』にゲスト出演した際、ステージ上で『今日は僕一人で来させてもらったんですけど、僕はKAT-TUNというグループなんで』と発言。さらに、『ワンフレーズだけ』と前置きし、グループのデビュー曲『Real Face』をアカペラで歌唱したとか。『NEWSポストセブン』の報道を受けて不安がるファンたちのために、暗に脱退説を否定したものとみられていたんです」(芸能ライター)
SNS上にはイベントに参加した人たちが撮影した実際の現場の様子を収めた動画が複数アップされ、日本のファンも亀梨の言葉に感動していただけに、今回の発表を受け、「亀ちゃんのタイでの言葉で安心しきってた。なんでこんな急に……」「タイで『僕はKAT-TUNというグループなんで』って言ってたじゃん。 来年、20周年を祝えると思ってた。ショックすぎて涙が止まらない」「決まっていたことなら、何であんな期待を持たせること言ったの?」と動揺するファンは多い。
上田竜也、KAT-TUN解散発表前のブログにつづっていた「意味深長な言葉」とは?
そんなKAT-TUNの活動をめぐっては、メンバーの上田が昨年末のラジオで気になる発言を残していたという。芸能ライター・阿部ベア氏はこう語る。
「上田は、昨年1~2月にかけて約14年ぶりのソロライブ『MOUSE PEACE 2024 ~我龍転生~』を開催。2月には自身初となるソロのデジタルEP『ギリスト!』をリリースしました。同年12月28日放送の『上田竜也のPirates Radio』(bayfm)では1年を振り返るトークの中で、『そもそも今年はもうメンバーの意向で“ソロを優先したい”ということだったので。グループ活動はもう、今年はしない予定だったんですね』と告白。上田は個人のファンクラブも作っていましたが、『いろんなことがガラッと変わり、それがうまくいったんじゃないかなって本当に思ってます。だから、これをいかに来年(25年)につなげていくかっていうのがとても大事になってくるんじゃないかな』とも話していました」
さらに、公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webの上田のブログ「龍組」にも意味深長な言葉がみられたという。
「1月31日の更新で、前日は『180度状況が変わった1日』だったなどとつづっていたんです。解散発表を受け、同ブログを思い出したファンはこの頃にグループに関する大きな動きがあったのではないかと推察しています。なお、解散発表翌日の13日のブログでは、『KAT-TUNを 守りきる事が出来なくて ごめんなさい』とファンに謝罪しつつ、『俺もまだ正直 急展開で 心の整理が全く出来ていません』と吐露しています」(同)
STARTO、KAT-TUN解散を「会社として判断」のコメントにファンは「不自然」
一方、ネット上のファンたちは「2025年4月1日からの2年目の契約にあたりましては、KAT-TUNの看板を下ろし、それぞれの道を選ぶ形の方が今後のメンバーにとってより良いと会社として判断」したという事務所の公式コメントが「不自然」だと指摘。
特に「会社として判断」との一文に違和感を抱いた人が多いようで、上田のブログの“急展開”という表現も相まって、「最終的に本人たちが決断したのなら受け止めなきゃいけないけど……。『会社として判断』って何?」「本人たちも不本意の会社判断なのかな」「3人で話し合って決めたんじゃないの?」と困惑している状況だ。
今後、メンバーがテレビやラジオなどで思いの丈を打ち明ける機会はあるのか――。あらためて、本人たちの“生の声”を待ちたいところだ。