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KAT-TUN、電撃解散発表と識者が語る黄金期に築いた意外な功績

サイゾーオンラインより】

 STARTO ENTERTAINMENTの人気アイドルグループKAT-TUNが3月いっぱいで解散することが2月12日に明らかになった。

 メンバーの亀梨和也はグループ解散と同時に3月31日付でSTARTO社を退所、上田竜也と中丸雄一は個人として同社と契約を継続し、それぞれ芸能活動を続けるという。

 同社による発表とともに、3人はファンクラブサイトで連名でのコメントを発表。

 1年半以上にわたって話し合いを続けてきたと明かし、「紆余曲折のあったグループでしたが、ここまで活動を続けてこられたのは、まぎれもなく皆さまのおかげです」と感謝の言葉を伝え、さらに、「ファンの皆さまには寂しい思いをさせてしまい申し訳なく思っていますが、最後までKAT-TUNとして誇りを持って活動していきたい」としている。

 今回の解散発表を受けて、スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

「デビュー20周年を前にしたこのタイミングでの解散発表には正直驚きました。一部報道では、亀梨さんはかねてから交際が伝えられている田中みな実さんとの結婚も噂されており、2月23日に迎える39歳の誕生日に注目が集まっています。他方、昨年8月に女子大生との“アパホテル密会”を『週刊文春』(文藝春秋)に報じられ、今年1月3日に芸能活動再開を発表したばかりの中丸さんにとってはグループとしての音楽活動が事実上なくなるということで、解散はかなりの痛手ではないでしょうか。上田さんに関しては昨年1月から2月にかけて約14年ぶりのソロコンサートを5都市15公演で開催しており、俳優としても業界内でそれなりに評価されているので、今後も変わらぬ活躍が見られそうです」

 そんなKAT-TUNといえば、2006年のCDデビュー以降、度重なるメンバーの脱退など幾多の困難を乗り越えてきたことで知られている。

 01年のグループ結成時には3人のほか、赤西仁、田口淳之介、田中聖が在籍し、グループ名のKAT-TUNはメンバーの名字のイニシャルを繋げたものであることは広く知られている。

「KAT-TUNは06年3月にはCDデビュー前のアーティストとして史上初めて東京ドーム公演を開催し、1stシングル『Real Face』がいきなりミリオンセラーを記録するなど、デビュー当時から将来を嘱望されていました。同曲は作詞をスガシカオさん、作曲をB’zの松本孝弘さんが手掛けており事務所サイドの力の入れようが感じられ、それだけKAT-TUNに対して期待感を持っていたのでしょう。しかし、10年に赤西が方向性の違いから脱退し、ソロに転向。13年には田中が『度重なるルール違反行為があった』として当時のジャニーズ事務所から専属契約を解除されてグループも脱退、16年には田口もグループを離れて、同年4月からは亀梨、上田、中丸の3名体制へ移行。1年8カ月の活動休止を経て、18年1月のジャニーズカウントダウンライブで再始動して現在に至ります」(前出のスポーツ紙記者)

 09年には史上最多となる東京ドーム8日間連続公演を成功させるなど、6人体制での往時の勢いにはかなりものがあり、今回の解散の一報を受けて改めて「度重なるメンバーの脱退劇がなかったら……」と悔やむ古参ファンも多そうだが、芸能ジャーナリストの竹下光氏もこう話す。

「KAT-TUNに関しては当時のジャニーズグループにはない不良っぽさやワイルドな雰囲気、それに裏打ちされた独特の色気があって、嵐やNEWSなどにはないメンバー間のギクシャクした感じも、それはそれで魅力的でしたね。実際、『ジャニーズオタクじゃないけど、KAT-TUNは嫌いじゃない』といった声もよく耳にしましたし、普段そこまでジャニーズに関心のない女性たちからも高い支持を集めていた印象があります。6人体制での実質的な活動期間は4年ほどと短いものでしたが、ジャニーズタレントのファン層を拡大したという意味合いにおいても、それなりに功績は大きかったのではないでしょうか」

 約19年にわたってKAT-TUNの看板を守ってきた3人の今後の活躍を期待したい。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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