• 金. 2月 21st, 2025

犯罪データベース

明日あなたが被害にあうかもしれない

Number_i起用のマクドナルド、過去最高の売上達成で証明してみせた“訴求力”

サイゾーオンラインより】

 2月6日に日本マクドナルドホールディングスが発表した決算報告によると、本業の業績を示す営業利益は前年比17.5%増の480億円、フランチャイズ店を含む全店売上高も6.6%増の8291億円となり、過去最高の売上を達成した。

 ビッグマックなど主力商品の値上げを実施しながらも、来客数が2.4%増加したというから驚きだが、その“勝因”の一つとしてCMキャラクターの存在も取り沙汰されているという。

 広告代理店関係者はこう話す。

「マクドナルドは過去にCMキャラクターとして人気グループ嵐や木村拓哉といった旧ジャニーズ事務所のタレントを多く起用してきました。しかし、同事務所創業者による性加害問題の影響で旧ジャニーズタレントの起用を終了。その後、赤西仁や山下智久、Number_iといった“辞めジャニ”を新たに起用したのですが、これに旧ジャニーズファンが猛反発。『さよならマクドナルド』というハッシュタグがSNSで拡散され、不買運動を呼びかける声が相次ぎました。しかし、結果としてマクドナルドの売上は過去最高を更新。企業のイメージを向上させるだけでなく、CMに起用されたタレントのファンが積極的に商品を購入する流れを強め、とりわけ昨年から起用されているNumber_iの訴求力がすさまじいレベルだったことが証明された格好です」

 実際、マクドナルドの今回の報告を受けてインターネット上でも「マックの純利益過去最高ってNumber_i効果だよね?」といったコメントがあふれ、さらには「不買運動なんて無意味だったって証明された」といった皮肉めいた声も飛び交っている。

 広告業界で存在感を増しているNumber_iだが、芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。

「昨今の芸能人にとって知名度や人気、親近感、好感度といった要素以上に大きな武器となっているのが、自身がプロモーションを手掛けたり、プロデュースする“モノを動かす力”です。例えば、女優としてはまだ代表作と呼べるような作品がなく、大成しているとは言い難い田中みな実さんですが、“みな実売れ”なんて造語まで生み出されたように自身がオススメしたり、プロデュースする商品が高いセールスを記録するなど美容タレントとしては大きな存在感を放っています。また、乃木坂46をはじめとした坂道シリーズのアイドルグループもコラボした商品が売れると評判です。かつてのジャニーズ事務所の人気グループもコアなファンを多数抱えて“モノを動かす力”に長けていましたが、今となってはNumber_iの後塵を拝している状況のようですね」

 Number_iの影響力がここまで大きい要因として、メンバーの一人である平野紫耀の爆発的な人気が関係しているのは間違いないだろう。

 現在、イヴ・サンローランやサントリー、デジタルハリウッド大学と契約を結び、CMに続々と出演。

 インスタグラムのフォロワー数でも袂を分かったKing&Princeのフォロワー数が219.5万人であるのに対して平野は445.2万人とダブルスコアとなっており、まさに“無双状態”である。

「中でもサントリーの『翠ジンソーダ』は平野のCM起用が発表されるや否や商品がバカ売れしたと報じられました。じつはこの時もアンチファンが不買運動を起こそうとしていましたが、まったく効果は見られませんでした。『Number_i』はサントリーの『ビアボール』やコーセーの『雪肌精』とも契約していますが、世界的企業であるマクドナルドが記録的な売上増を見せたことで、今後はさまざまな業種で争奪戦が巻き起こると思われます」(エンタメ誌編集者)

 Number_iが今年の広告業界の主役を張ることになりそうだ。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

By Admin