【サイゾーオンラインより】
4~6月にかけて初のスタジアムツアー『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』を行うSnow Man。先日、4月19・20日に東京・国立競技場(以下、国立)で開催される公演チケットの抽選結果が発表され、SNS上では落選報告が続出した。
目次
・Snow Manのコンサートチケット「落選」で落胆の声続出
・STARTO、チケット売買サイト運営会社に「発信者情報開示請求」
・Snow Manの“初国立”公演に配信&ライブビューイング求める声も
Snow Man、国立競技場でのコンサートチケット「落選」で落胆の声続出
今年1月22日にCDデビュー5周年を迎えたSnow Manは、4月に国立、6月7・8日に神奈川・日産スタジアム(以下、日産)でコンサートを開くと発表。Snow Manのファンクラブ(以下、FC)では、先に国立公演のチケットの申し込み受付が開始し、2月21日にその当落が明らかになった。
多くのファンを抱えるSnow ManはFC会員数も年々増加しており、かつての嵐のように「チケットが取れないグループ」と言われて久しいため、当日、X(旧Twitter)上では「Snow Manを5年応援していて、初当選した」「国立のステージに立つ9人を見届けてくる!」と喜びの声を上げる人も。
その一方で、「国立公演は安定の落選」「Snow Manのチケット、いつ当たるの? 当たらなさすぎて、もうFCやめようかな」と落胆する声が続出。「スノ国立」のワードがトレンド入りするなど、国立公演の話題で持ち切りとなっていた。
加えて、ファンからは「もうすでにチケット転売が行われている」「事務所は高額転売を見てもリセール制度を考えようと思わないの!?」と、悲痛な叫びも聞こえてくる。
なお、「リセール」とは急な体調不良などで当選者がコンサートに行けなくなった場合に、他者へチケットを譲ることができるというサービス。「チケットを譲りたい側」と「購入したい側」が安心して取り引きできるよう、公式のリセールサービスを導入するアーティスト、FCが増加している。
STARTO、チケット売買サイト運営会社に「発信者情報開示請求」の効果発揮か
チケットの転売状況について、芸能ライター・阿部ベア氏が解説する。
「ネット上のとあるチケット売買サイトを見てみると、21日午後3時台の時点で、国立のチケットの出品数は60件でした。1~2時間のうちに続々と増え、5時過ぎの段階で90件近くに上っています。ただ、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所/以下、STARTO)は昨年から本格的なチケットの転売対策を始めており、チケット転売サイトの運営会社へ発信者情報開示請求をしたことを公表してきました。事務所側が動き出し、再三にわたって警告してきた影響なのか、出品数は通常より少ない印象です。これまでのSnow Manのコンサートだったら、当落後はその日のうちに何百件ものチケットが転売されていましたから、情報開示請求を行った効果が発揮されているように思います」
STARTOは昨年9月と12月(計3回)にかけて、公式企業サイトで「チケット転売サイトに対する発信者情報開示請求について」と題したお知らせを掲載。さらに、今年2月17日更新の文書でも同社と、コンサートを主催している株式会社ヤング・コミュニケーション(以下、YC社)が協力し、転売行為に対してさまざまな法的手続を行っていると報告した。
また、24年12月13日付で転売サイト「チケットジャム」の運営会社に対し、「YC社を申立人として、東京地方裁判所に発信者情報開示命令を求める申立」(原文ママ、以下同)を行ったとも説明。「Snow Manのコンサートチケットを転売出品している17件の出品(投稿)」を対象にした裁判手続を通じて、全件の情報が開示され、転売出品を行っていた複数の人物が特定されたという。
STARTOとYC社は連名で当該人物たちに通知書を送付し、FCの退会措置を実施するなど、「二度と転売が行われないような対策」を講じているとのことだ。また、「転売出品は業務妨害にも繋がる違法行為ですので、並行して法的な責任の追及も検討しております」と、厳しいスタンスを示した。
Snow Manの“初国立”公演にライブ配信&ライブビューイングを求める声も
そして、「チケットジャム」の運営会社には2月14日付で、「Snow Manのコンサートチケットを転売出品している1,589件について、YC社を申立人として、東京地方裁判所に発信者情報開示命令を求める申立を行った」そう。最後には「当社はYC社と協力のうえ、1人でも多くのファンの皆様に適正な方法でチケットが行き渡るようにするため、今後もチケットの不正転売に対して徹底的に対策を講じていく所存です」とも宣言していた。
21日時点で公式リセールサービス導入の発表はないだけに、国立公演に落選したファンは何らかの形でチャンスが巡ってくることを望んでいることだろう。記念すべき“初国立”公演のライブ配信や、全国の映画館でのライブビューイングを求める声もチラホラ上がっている。
なお、6月の日産公演のチケット申し込みは今後スタートする予定。それまでにリセールサービスが解禁されるなど、悲しみに打ちひしがれるファンを“救済”するようなお知らせはあるのか――期待して見守りたい。