【サイゾーオンラインより】
元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」が、3月22~23日に東京・国立代々木競技場第一体育館で会員限定イベント『NAKAMA to MEETING Vol.4』を開催。彼らが歌ったある楽曲が、元SMAPメンバー・中居正広を思い起させ、涙するファンもいたという。
目次
・新しい地図、過去のファンミで体調不良の中居正広に“エール”
・新しい地図、イベントで再び“青いサイリウム”演出!
・新しい地図、オープニングで中居正広への「応援歌」披露か
新しい地図、過去のファンミで体調不良の中居正広に“エール”
稲垣、草なぎ、香取の3人は、SMAP解散の翌年2017年9月8日に旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)を退所。SMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏が代表を務める事務所「CULEN」に合流し、同22日に共同の公式ファンサイト「新しい地図」を開設した。
19年には、ファンクラブ「新しい地図 NAKAMA」の会員限定ファンミーティング『NAKAMA to MEETING_vol.1』を行い、以降も定期的に同イベントを開催。22〜23年開催の『Vol.2』では、「新しい地図」サイドがSMAPの元メンバー・中居正広へ「エールを送っているのではないか」と、話題になる“仕掛け”があったという。
なお、中居は22年11月4日、自身の公式サイトで、体調不良を理由に1カ月ほど活動を休止すると報告。翌月2日には「体力、筋力の回復を図るコンディションまで整いませんでした」と年内休養を発表しつつも、「体調に関しての細かい詳細は慎みたい」とのことで、病状は伏せていた。
「当時、“重病説”を報じるメディアもあったため、多くのファンから心配の声が上がっていた中、『新しい地図』は12月14~15日に国立代々木競技場第一体育館で『NAKAMA to MEETING_Vol.2』を開催。過去のファンミは、入場時に色の異なるサイリウムをランダムでファンに配布していたものの、この時はサイリウムの色が“青のみ”で統一されていたんです。青はSMAP時代の中居のメンバーカラーであるだけに、ファンは彼のことを思い出さずにいられなかったとか。SNS上でも『配られたサイリウムが青で泣いた。中居くんのメンバーカラーだから、たぶん3人からのエールだよね』といった感激の声が上がっていました」(芸能ライター・阿部ベア氏)
新しい地図、イベントで再び“青いサイリウム”演出! 香取 慎吾の目に涙も
そしてこのほど、東京を皮切りに福岡(4月28~29日)、大阪(6月21~22日)、北海道(8月30~31日)の全国4都市を巡るファンミーティングの『Vol.4』がスタート。東京公演に参加したファンによると、配られたサイリウムはまたしても中居を想起させる“青”だったという。
中居といえば、昨年12月19日発売の「女性セブン」(小学館)や同26日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に深刻な女性トラブルを抱えていると報じられたほか、その問題にフジテレビの編成幹部・A氏が関与している可能性を伝えられたことで大騒動に発展。トラブルの全貌は明らかになっていないものの、本人は今年1月23日に芸能界引退を発表し、表舞台から去った。
これを受け、稲垣・草なぎ・香取は所属事務所を通じて、「突然のことでまだ心の整理がついておらず、言葉が見つかりません」「現在お話さしあげることは控えさせていただければと思います。ご理解いただきたくお願い申し上げます」と連名でコメントしていた。
昨年12月から続く一連の報道や中居の引退もあり、SMAPファンはつらい日々を送ってきたことだろう。実際に『Vol.4』東京2日目の午後4時30分開演の回を見たファンは、当日の状況をこう語る。
「オープニングは3人がそれぞれ登場した後、メインステージから伸びる中央の花道を歩き、静かにセンターステージへ向かうという演出でした。1曲目はオリジナル楽曲『雨あがりのステップ』で、導入はいつもと違ったバラードバージョンのようなアレンジになっていたんです。サイリウムによって会場が“中居くんカラー”の青一色に染まっていることに感動し、思わず涙があふれました。タイトルの『雨あがり』ともぴったり合う、青空のような色で、すごくキレイな景色だったんです。この曲には『キミにも 新しい道が続く気がした』という歌詞があり、芸能界を引退して新たな人生を歩み始めた中居くんとどうしても重ねてしまいました。彼が初めて自分のラジオ番組で『新しい地図』の楽曲をかけてくれたのも、『雨あがりのステップ』でしたから……。また、照明の影響もあるのかもしれませんが、会場内のモニターに映った慎吾くんの目に涙が浮かんでいるように見えました」
新しい地図、オープニングで中居正広への「応援歌」披露か
なお、「新しい地図」の3人は、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務めており、パラスポーツの普及を目的として18年3月に開催されたイベント『パラ駅伝 in TOKYO 2018』にて、「雨あがりのステップ」を初披露。楽曲は同19日よりiTunes Store、レコチョク限定で配信リリースし、売り上げ金額をパラスポーツの支援にあてるというチャリティー販売を行っていた(チャリティー販売は同年6月30日に終了し、以降は通常販売に)。
同4月7日に放送された中居のラジオ『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)では、「雨あがりのステップ」をオンエア。オープニングトーク後、中居が「歌」と振ると、スタッフが「雨あがりのステップ」と紹介し、曲が流れたのだ。
曲が終わり、CM明けに中居は「なんだこの歌。これは売れないな。僕も以前にちょっと音楽、携わることがあったんで、詳しいわけじゃないけども。これはダメですね。なんて言うんだろう……。かすれ声とか、もうちょっと雑な声が入ってないと。これは売れないですね」と、冗談を交えてコメントしていたのだった。
SMAPファンにとって、「雨あがりのステップ」は「新しい地図」と中居をつないだ“特別な曲”なのだろう。SNS上でも、今回のイベントに参加したファンが「曲の入り方、景色も相まって泣いた」「『雨あがりのステップ』の歌詞が、こんなにもあの人への応援歌? と感じずにはいられないオープニングだった」「モニターに映る3人の瞳も潤んでいるように見えた」「青いサイリウムの海の中で『キミにも 新しい道が続く気がした』と歌う3人を見て、初っ端から泣いた」と万感の思いをつづっていた。
果たして、稲垣、草なぎ、香取の3人は、どんな意図で今回の演出を行い、実際に青一色に染まった客席を見て何を感じたのだろうか?