• 木. 4月 3rd, 2025

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中居正広問題で元男闘呼組を直撃――「週刊女性」記事への疑問

サイゾーオンラインより】

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 昨日3月31日、中居正広の性加害問題に関し、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの第三者委員会が報告書を公表した。そこで明らかになったのは、中居の性暴力の認定とフジテレビの関与だ。フジの大嘘やハラスメント体質が白日のもとに晒されたが……。

目次

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
フジテレビ第三者委員会報告書のポイント
中居問題についての「週刊女性」記事への疑問
嵐、再結集の記事が風物詩化?
桜田淳子、旧統一教会解散命令で伝えられる近況

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第740回(3/27〜4/1発売号より)
1位「中居正広 引退トラブルに元男闘呼組が秘める万感の胸懐」(「週刊女性」4月15・22日号)
2位「復活コンサート“お預け”に込めた嵐の計らい」(「週刊女性」4月15・22日号)
3位「桜田淳子 教団解散命令も夫は不適の笑み『影響ない』」(「女性自身」4月15日号)

フジテレビ第三者委員会報告書のポイント

 というわけで、昨日公表された中居正広問題に関する第三者委員会の報告書。そこには「(被害者は)中居氏から性暴力による重大な人権侵害の被害を受けた」と明確に記されており、さらにそれが「業務の延長線上」だったことも明らかにされた。

 つまり、これまでフジが「プライベートな男女間のトラブル」などと矮小化してきたことが大嘘だったと指摘されたわけだ。さらに今回の性加害の背景にフジのハラスメント体質があり、中居だけでなく、さまざまなハラスメントも存在したことも指摘されている。

 そして、中居性加害問題が起こった後のフジの対応(被害者の入院先で編成幹部が見舞金100万円を渡そうとしたり、中居に弁護士を紹介したこと)も中居サイドに立った「女性に対する二次加害行為」だと断じたのだ。

 さらに、フジ解説委員の反町理氏が、過去にパワハラ・セクハラが指摘されて「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた後も、何のお咎めもなかったどころか逆に取締役にまで出世していった事案も、「ハラスメント行為自体を隠蔽し、解決を図ろうとする組織的体質の現れ」と断罪された。

中居問題についての「週刊女性」記事への疑問

 長年のフジテレビの膿が暴かれた400頁にも及ぶ膨大な報告書で、内容もさすが第三者委員会のお手本のような素晴らしいものだったが、もちろん本日4月1日発売の女性週刊誌には、その詳細は書かれていない。原稿の〆切はもっと前だからね。

 でも、「週刊女性」は“予定稿”“前打ち”的に中居問題について記事にしていて、これがなかなか面白かった。

 まず冒頭はこんな感じ。

「3月31日には、中居さんの女性トラブルに端を発したフジテレビの問題について、第三者委員会による調査報告の会見が開かれました」(スポーツ紙記者)

 すでに“過去形”(笑)。しかも、こんな“事実”をスポーツ紙記者の匿名コメントとして掲載しているなど、最初から突っ込みどころが満載だ。そして記事の内容もえぐい。中居と親交が深い先輩であり、SMAPの恩人でもあるジャニーズのグループが男闘呼組だと、そのエピソードをこう綴っている。

「当時、人気だった光GENJIや忍者から、SMAPは大勢の前で厳しい言葉を投げかけられたり、仲間外れにされることもあったと聞いています。そんなとき、何かと助け舟を出してくれたのが男闘呼組だったのです」(芸能ライターのコメント)

 ジャニーズ内でも、けっこうないじめやハラスメントがあったのね、と改めて思わせてくれたが(もちろんその背景にはジャニー喜多川氏の性加害という元凶があり、それが中居にも引き継がれたのだが)、しかし、こうしたエピソードを紹介した後に「週女」が行ったのが男闘呼組メンバーへの直撃取材だった。質問はずばり「中居の引退についてどう受け止めたか」だ。

 まずは成田昭次の自宅に。答えは「ごめんなさい」。次は高橋和也の自宅に。答えは「個人的に聞かれても困るので、所属事務所を通してください。すみません」だ。以上。

 うん? なぜ2人だけ? 岡本健一は? 前田耕陽は? こっちのほうが大事じゃない? 特に岡本は息子の圭人がSTARTO ENTERTAINMENTに所属しているし、取材するならこっちじゃない? なのに、なぜ成田と高橋の2人だけ? いろいろ大人の事情があったのか? 

 それにしても、改めて今回の中居第三者委員会の報告は意義深いものだったと思う。そして、もうひとつ注目したいのが加害者側の男性の卑劣さだ。

 被害者女性が元フジテレビアナだと明らかにして、中居との間での示談の守秘義務を解除したが、一方の中居は守秘義務の解除を認めなかったこと。さらに、ほかにも存在したセクハラ・パワハラ事案で浮上した「タレントU氏」「有力な番組出演者」が共に第三者委のヒアリングに応じなかったことだ。

 次号の女性週刊誌が、この第三者委員会の報告書をどう報じるかも注目したい。

嵐、再結集の記事が風物詩化?

 そして元ジャニーズ関連でもうひとつの懸案事項が、グループ活動休止中の嵐の今後、再結集についてだ。一部報道では今春に再結成コンサートを開催するとのことだったが、しかし「週刊女性」によると「今のところそのような発表はない」という。

 さらに「週女」が指摘する“再結集が難しい理由”が、これまたえぐい。それが現在STARTO ENTERTAINMENTで最も勢いのあるtimeleszの存在だというのだから。

「(嵐が大きな動きを見せると)世間の注目が嵐に集まってしまいtimeleszの勢いに水を差すことになるかもしれません。嵐は櫻井さんと二宮さんだけでなく、それぞれが後輩たちと今も関わりを持っています。後輩思いの彼らだからこそ、春の嵐は“お預け”という結論を出したかもしれませんね」(芸能プロ関係者のコメント)

 信じがたい“計らい”であり珍説だ。“嵐の再結集の行方記事”は、芸能マスコミの風物詩となりつつある。

桜田淳子、旧統一教会解散命令で伝えられる近況

 ついに出された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令。霊感商法、政界との関係など、これまでのさまざまな問題を思うと遅きに失した感さえあるが、しかし意義ある一歩だと思う。

 そして「女性自身」が注目したのが、92年に合同結婚式で教会幹部と結婚し、その後も広告塔としての役割を果たしてきた桜田淳子の近況だ。「自身」は桜田の夫を直撃し、“解散命令が夫婦に影響はない”というコメントを引き出した。

 さらに近所の人から「犬を買い始めた」との情報も(笑)。それにしても、桜田が結婚により事実上引退してから30年以上、桜田のことを知らない世代も多いだろうな。山口百恵、森昌子とともに「花の中三トリオ」と呼ばれたことも知らないかもね。

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