• 日. 5月 4th, 2025

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手越祐也に広末涼子、フジテレビの“ワケあり復帰枠”の深刻な問題

サイゾーオンラインより】

 アイドルグループNEWS元メンバーの手越祐也が4月23日放送の『週刊ナイナイミュージック』に出演し、5年ぶりの“フジ復帰”を果たした。

 番組では、お笑いコンビ・ナインティナインの2人が楽屋の手越に突撃し、私物をめぐるクイズを展開。手越が明かした1500万円の高級時計のロレックスに、スタジオは一時騒然となる場面も。

 お約束のように岡村隆史が手越のバッグを物色し、矢部浩之が「ヤバい」と唸れば、手越も「テイクアウトの意味が分からないし」と即ツッコミを入れて、久しぶりの出演ながら持ち前のサービス精神は健在だった。

 番組制作会社のスタッフは明かす。

「手越は、今年4月に『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にも半年ぶりに出演しており、こちらではアメリカ・ウィスコンシン州の雪山でソリレースに挑戦。視聴率は世帯11.9%と近年のバラエティー番組としてはかなりの数字を残しました。振り返れば、昨年10月の同番組への出演時には13.5%を記録しており、視聴者の反応は決して悪くありません。手越は“呼ばれるなら出たい”というスタンス。本音ではスタジオに呼ばれたいようですが、VTR出演ならまだしもスタジオ出演となると旧ジャニーズ事務所とのしがらみが色濃く残る地上波番組ではハードルが高いというのが実情です」

 他方、フジテレビが起用したもう一人の“話題の人”といえば女優・広末涼子だろう。

 鳥羽周作シェフとのW不倫騒動でテレビから消えた彼女が民放キー局の地上波番組復帰を果たしたのが、今年3月28日に放送された『ザ・共通テン!』だった。

 SNS上では「なぜ今、広末?」などと議論を呼んでいたが、広末は4月に追突事故を起こしたうえ、搬送先の病院で暴行騒ぎを起こして逮捕までされる事態に。

 結果的に、間の悪さも手伝ってフジのイメージ悪化に拍車がかかることとなってしまった部分もあるだろう。

「もっとも、今のフジは自社の番組に“ゲストが来ない”という切実な悩みを抱えています。中居正広氏の性加害騒動を機に局のハラスメント体質が明らかになり、スポンサー離れは今も収まる気配はありません。大手芸能事務所からは出演見送りが相次いでおり、手越や広末のようないわゆる“ワケありタレント”に食指を伸ばさざるを得ない状況なんです」(前出の番組制作会社のスタッフ)

 象徴的なのが、現在も放送が続いているクイズバラエティー番組『呼び出し先生タナカ』だ。

 お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が“担任”を務め、さまざまなゲストが“生徒”としてテストに挑むというコンセプトの番組だったが、放送開始当初に比べて出演者の顔ぶれに変化が出てきているという。

「かつては生徒による“珍解答”や、それを受けての田中による“叱責タイム”で笑いを取っていましたが、4月20日の放送回では『芸能界学力No.1決定戦』と題し、“高学歴タレント対決”が繰り広げられました。視聴者からは『前の方が笑えた』や『勉強じゃなくて、面白いトークが見たい』といった声もあがり、SNSでは“タナカ先生Qさま化”というワードが一時話題にもなりました。元々は“芸能人の勉強コンプレックスを笑いに変える”という面白さがあったのに、それが消えてしまった印象です。それもひとえにゲストが集まらないからでしょう」(同番組制作会社のスタッフ)

 そんなフジといえば、CMについても相変わらず自局のドラマや出資している映画、イベント関連のものが大半を占めているが……芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。

「当初は3月31日の第三者委員会の調査報告書の公表が一つの節目になると見られていました。しかし、その内容が中居氏の『性暴力』を認定するのみならず、フジに関しても『本事案はフジテレビの業務の延長線上における性暴力であった』や『経営判断の体をなしていない』などといった厳しい見解を示すもので、『二次加害行為』まで認定されてしまいましたからね。大手スポンサー企業の大半はいまだCM出稿の再開に慎重な姿勢を示していますし、フジは今後もドラマやバラエティーといった番組のキャスティングについて苦慮することになりそうです」

 フジによる“ワケありタレント”の重用はもうしばらく続きそうである。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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