【サイゾーオンラインより】
STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO)に所属するジュニア内グループ・Go!Go!kidsの三村航輝が、6月30日をもって退所することが明らかになった。本人が事務所公式サイトのブログで心境を吐露する中、timeleszの新メンバーオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(Netflix、以下『タイプロ』)に対する非難の声が集まっている。
目次
・Go!Go!kids・三村航輝、6月末でSTARTO退所へ
・三村の退所に「そりゃあ未来も見えないよね」と同情の声
・ファンからは「『タイプロ』のせい」との不満も
Go!Go!kids・三村航輝、「今の自分には未来が見えない」――6月末でSTARTO退所へ
三村は2019年7月に事務所に入所。22年5月3日に東京・東京グローブ座で行われた『JOHNNYS' Experience』にて、新グループ・Go!Go!kidsのメンバーとなったことが発表された。
グループ結成時は三村、上原剣心、佐久間玲駈、鮫島令、田仲陽成、寺澤小十侑、羽村仁成、松浦銀志の8人組だったが、昨年10月末に鮫島が事務所を離れ、今年3月末には佐久間も退所。また、3月5日にSTARTOは寺澤について「契約に違反する行為があったことが判明」(原文ママ、以下同)したため、無期限で芸能活動を自粛すると発表した。
さらに、6月2日には三村が公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webの「ジュニア日記」を更新し、同月末で退所すると報告。「今の自分の置かれた環境や、これからの自分の進むべき道を考えた時に、新たなステージで色んなことにチャレンジしていきたい」と思い、退所を選んだという。
三村は「出来ることならメンバーともっともっと上を目指して頑張りたかった」と本心をつづり、これまで応援してくれたファンに謝罪。「今の自分には未来が見えない」からこそ、一歩踏み出す決意をしたそうだ。
なお、今後は「これまでとは違う、新たな環境」になると明言しており、「どこかでまた皆様にお会いできることを楽しみにしています」と書いているだけに、何らかの形で表舞台に出る仕事は続ける予定なのだろう。
Go!Go!kids・三村航輝の退所に「そりゃあ未来も見えないよね」と同情の声
そんな三村に関しては、今後のコンサートなどへの出演が不明のままとなっていたため、ここのところ一部ファンの間で心配の声が上がっていたとか。
例えば、7月30日~8月1日にEX THEATER ROPPONGIで開催される『SUMMER FES ROPPONGI SUNNY BEATS 東京ジュニア Next Generation 2025』(東京公演)や、『東京ジュニア Next Generation 2025』(大阪松竹座、8月7~16日)にGo!Go!kidsの田仲、松浦、羽村が参加するも、三村と上原の名前は出演者欄になし。『大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025』(東京・Kanadevia Hall、7月26~30日)には上原の名前があるものの、三村の記載はなかったのだ。
そうした中で三村が退所を発表し、ネット上のファンからは「三村くん、夏現場にいなかった時点で怪しいと思っていたけど退所か……」といった反応が見受けられる。
「ジュニア界隈といえば、昨年頃から退所者が相次いでおり、今年2月にはHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍が実質解体に。少年忍者の一部メンバーを含めてグループが再編され、新たにACEes、KEY TO LIT、B&ZAIの3組が誕生しました。その裏では、関西ジュニア内グループ・Lil かんさいの當間琉巧、 AmBitiousの吉川太郎と河下楽(いずれも3月末)、少年忍者・小田将聖(4月末)というように、退所の流れが止まりません。そもそも、多くのジュニアファンは既存ユニットの解体に納得しておらず、ネットは大荒れ。会社のトップであるSTARTO社長・福田淳氏への批判が強まっている状況です」(芸能ライター・阿部ベア氏)
三村のブログの内容を把握したSTARTOファンたちは「『今の自分には未来が見えない』から事務所を辞めるって、ジュニアが置かれた現実を突きつけられたようでつらい。17歳の高校生にこれを言わせているのはあまりにも残酷」「デビュー目前と思われたHiHi Jetsや美 少年が解体している状況を後輩が見たら、そりゃあ未来も見えないよね」と同情。あらためて、事務所の方向性について疑問を呈する声が寄せられている。
ファンからは「『タイプロ』のせい」「悪いのは全て事務所」との不満も噴出
一方で、『タイプロ』を引き合いに出す人も少なくない。timeleszのオリジナルメンバー・佐藤勝利、菊池風磨、松島聡は昨年4月1日に新メンバーオーディションの開催を発表し、審査過程はNetflixで同9月13日から独占配信されてきた。
今年2月15日配信回で新メンバーが決定し、一般公募から最終審査まで残った橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝の3人と、STARTOの「俳優部」所属で4次審査より合流した寺西拓人と原嘉孝の計5名がtimeleszに加入。橋本と猪俣は過去にアイドルグループで活動した経験があるが、一橋大学に通う現役大学生の篠塚はダンス未経験でオーディションに参加し、注目を集めた。
「旧ジャニーズ時代からジュニアとして下積みを重ねてきた寺西と原とは違い、篠塚らは『タイプロ』に出るまでは素人同然だったわけです。STARTOで先輩のバックダンサーなどを経験することもなく、いわば“飛び級”でデビュー組の仲間入りを果たしました。一部の熱心な事務所ファンは、こうしてジュニア歴がない3人に抵抗を感じているんです。timeleszは初の冠番組『タイムレスマン』(フジテレビ系、今年4月20日スタート)に続き、TBS系のゴールデン・プライム帯での初冠番組『timeleszの時間ですよ』(6月17日開始)も決まるなど、活動は順調すぎるぐらい順調ですからね」(前出・同)
三村の退所を受けて、SNS上では「『タイプロ』のせい。一般人を選んだ上に、実績もスキルもない状態であんなにバンバン仕事が決まってたから。今までずっと努力してきた人への冒涜でしかない」「ジュニアの存在意義を否定したんだから、『タイプロ』は悪い」と、『タイプロ』を批判する意見が複数上がっている。
なお、『タイプロ』をめぐっては、当初こそオーディションの募集要項に「ジュニアは応募可」と書かれていたが、「episode 09」(昨年12月20日配信)内で、菊池が「実は、ジュニアからもたくさんの応募をもらってました。中には、実際にパフォーマンスを見せてくれたメンバーも何人かいます」「しかし今回、ジュニアのさまざまな事情を踏まえて協議を重ねた結果、かなうことはありませんでした」と語るシーンがあった。
「それだけに、ジュニアの退所と『タイプロ』を絡めてしまう人が出るのは致し方ないのかもしれません。とはいえ、新メンバーの篠塚、猪俣、橋本本人たちに非があるわけではなく、ジュニア周りのネガティブな話題のたびにバッシングされるのは、彼らもつらいところでしょう」(同)
中には、「『タイプロ』をやってようがなかろうが、ジュニアは解体させられていたと思う。何でもかんでも『タイプロ』のせいにするな」との声があるほか、「せめてジュニアが『タイプロ』に参加できていたら、未来は変わってたのかな……」「ジュニアもオーディションに参加していたら、こんなに『タイプロ』アンチは出ていないんだろうなと思う。結局、悪いのは全て事務所だよ」と、STARTOに対する不満も噴出している状況だ。
果たして、この先、三村はどんな道に進むのか、動向を見守っていきたい。