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マツコ、くりぃむしちゅー、有働が独立…“育ての親”の金銭トラブルとは?

サイゾーオンラインより】

 今年1月、「週刊文春」に、大橋由佳社長による金銭トラブルが報じられた芸能事務所「ナチュラルエイト」。大橋社長といえば、くりぃむしちゅーの“育ての親”として知られ、事務所にはマツコ・デラックスや有働由美子氏らも所属していたが、トラブル発覚を受け、大橋社長は辞任。刑事事件化も噂されていたが、4人は事務所から独立すると、新事務所「チャッターボックス」を立ち上げ、騒動の鎮静化を図っている。

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「大橋社長は、テレビ業界では名物社長としてよく知られた存在で、マツコさんや有働氏もその手腕を買って、大橋社長の『ナチュラルエイト』に身を預けたといわれています。実際、その辣腕ぶりで同社を急成長させました」(中堅プロマネジャー)

 もともと「海砂利水魚」のコンビ名で活動していたくりぃむしちゅーはフジテレビ系お笑い番組『ボキャブラ天国』などで人気を得るも、売れなかった。しかしその後、2人のマネージャーとして大橋氏が就いたことで徐々に頭角を現し、ブレイク。2001年にバラエティ番組の企画で芸名をくりぃむしちゅーに改名すると、04年には初の冠番組『くりぃむナントカ』(テレビ朝日系)がスタート。やがてMCとしての活躍も増え、09年、大橋氏と共に独立して、ナチュラルエイトを設立した。

 そんな小さな事務所としてスタートしたナチュラルエイトだったが、同じく09年、当時人気コラムニストとして活躍していたマツコ・デラックスが所属すると、上田・有田と共に次々にバラエティ番組のレギュラーを獲得。さらに2018年には“NHKの顔“と呼ばれていた有働氏が所属するなど、少数精鋭による活躍で、その稼ぎは大手プロダクションをしのぐのではないかと言われていた。

「ところが、今年になって『週刊文春』が、大橋社長が会社の金を使い込んで失踪した、と報道したのです。結局その後、大橋氏は社長を辞任しましたが、業界では、社長が都心の一等地に不動産を購入したり、タレントの海外出張に同行して現地で豪遊したりする姿が見聞きされていたため、トラブルは横領事件か、あるいは訴訟沙汰に発展するのではないかと注目されていました」(前出の中堅プロマネジャー)

 業界を驚かせた社長の“失踪劇”だったが、実は、トラブルの兆候はあった。

 2020年、世界中を襲った新型コロナウィルスの影響で、芸能界も大打撃を受けたが、同年夏、大橋社長がコロナ禍を受け、事務所内のリストラに着手したことが「女性自身」に報じられたのだ。

「確かに業界は大打撃を受けましたが、小規模事務所である同社にそれほどのダメージがあったとは思えず、おかしいとは思っていました。さらに同年、ネットニュースでマツコのギャラが年収7億円と報じられ、これにマツコ本人が“ふざけんなって。本当の金額を言いたいけど言えない。かけ離れている。ビックリするぐらいの金額”と猛反論したこともありました」(ネットニュースライター)

 マツコの年間の稼ぎはCM出演料も含めれば10億円以上になると目されている。マツコだけではない。上田・有田に加え、有働も億単位の稼ぎを得ているとみられるが、そうした大金が私的流用されたのか――。

 大橋氏は横領疑惑を否定しているが、4人が設立した新事務所「チャッターボックス」のサイトには「今までお金のこと、経営のこと、大事なことを人任せにしすぎていたと猛省」と、前事務所のサイトには「一部報道にありましたように、誠に遺憾ながら弊社内部における会計・税務上の問題が発覚し、現在事実関係の調査を行っております」との記述を掲載。事務所移籍・新事務所設立の背景に金銭トラブルの存在があることを認めた格好だ。

「関係者によれば、上田、有田は大橋氏の裏切りにかなりショックを受けたようですが、彼女がくりぃむしちゅーを売り出してくれた恩人であることに変わりはありません。また、マツコも有働もトラブルを嫌う性格ですし、マツコに関しては、搾取された分については、補填が行われるとの噂もあります。いずれにしても、全員、稼いでますからね。騒ぎを大きくせず、トラブルの収束化を図ったようです」(前出の中堅プロマネジャー)

 世知辛い芸能界にあって、相手を訴えもせずに新たなスタートを切る姿勢は潔く、今後ますます株を上げるかもしれない。

(文=本多圭/ジャーナリスト)

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