【サイゾーオンラインより】
8月2日放送のラジオ番組『bayじゃないか』(bayfm)に、WEST.の神山智洋が出演。7月19日に放送され、多くの反響を呼んだ音楽特番『音楽の日2025』(TBS系、以下『音楽の日』)のダンス企画に言及した。
WEST.・神山智洋、『音楽の日』ダンス企画に「悔しい気持ちもあった」
今年のダンス企画のテーマは「DREAM DANCE」。日本を代表する芸能事務所の精鋭メンバーたちがドリームチームを結成し、『音楽の日』でしか見られない夢のダンスショーを届けるというものだった。
STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO)からは神山のほか、Aぇ! group・草間リチャード敬太、末澤誠也、関西ジュニア内ユニット・AmBitiousの永岡蓮王と井上一太が登場。さらにはLDHグループ選抜チーム、BMSG選抜チーム、スターダスト選抜チーム、HYBE選抜チームなど、さまざまな事務所からダンススキルの高いメンバーが集まっていた。
そんな中、関西出身の面々が抜てきされたSTARTO選抜チームは、Official髭男dismの「ミックスナッツ」(2022年)にのせてダンスを披露。今回、選抜メンバーの1人に選ばれた神山は「うれしかった」といい、「僕自身もめちゃくちゃ刺激になりましたし、楽しかったし。『うわ、これすげぇなこの人たち』っていうふうに悔しい気持ちももちろんあったし。『うわ、もっと頑張ろう』っていう。鼓舞して、自分自身を。もっとダンスを踊りたいなぁっていうふうに、本当に貴重な体験をさせていただきましたね」としみじみ語った。
ラジオにはリスナーから「練習時や当日の裏話」を聞かせてほしいというお便りが届き、神山は5人での稽古時間について回顧。メンバー全員で集まれる日が少なく、事前に練習ができたのは「まず振り付けを入れる・覚える日で1日。それももう2時間半ぐらい」だったという。
その時に映像を撮影し、次は放送前日、TBSでの全体リハーサル時にダンスを合わせたそう。しかし、実力者が集結する機会だけに気合いが入っていたのか、「いろんな事務所の方たちが出てる企画で『この練習量じゃダメだ』っていうふうに俺も思って。なんとか練習する時間っていうのを確保してもらって」とのこと。
そうしてTBSでのリハーサル後は、別のスタジオに移動して振り固めを行い、「本番当日もTBSに入る前にもう1回集まって、もう1回振り付け確認して。で、細かいところまでその2日間で詰めていって。でっ本番っていう感じやった」と、オンエア日までの流れを説明した。
WEST.・神山智洋、STARTO選抜チームのパフォーマンスを解説
そもそも、「ミックスナッツ」は楽曲自体のテンポが早く、「歌詞であったりとか、楽器の音であったりとかっていうのを、いっぱい“音ハメ”として取っていて、すごく細かい振り付けがもう盛りだくさんやった」ために、「まずついていくのに精一杯みたいな感じ」だったという神山。しかも、STARTO選抜はパフォーマンス順がトップバッターだったことから、「“かまさないと”っていうのもあった」と、振り付けの難しさやプレッシャーも感じていたとか。
とはいえ、実際、本番では自分を含めて5人は熱量を前面に表現したというより「内に秘めたるメラメラ」「心の奥で(炎が)小さく力強く燃えてる感じ」だったと分析。今回のダンス企画は「(チーム)対抗じゃない」と言われていたものの、「結果的になんか対抗っぽい感じになってたし(笑)」と、現場の空気感に圧倒されたようだ。
なお、STARTO勢は「ルンルン」というテーマを掲げたパフォーマンスだったが、振り付けや構成については「我々、アイドルという職業なので。アイドルらしいキャッチーな部分も作りつつ、しっかりとダンスの技術というか、スキルフルなところもできる限り見せたいな~というふうに作り上げた演目だった」と解説した。
「神山はアクロバットもできますし、グループ内でもダンスのうまいメンバーとして認められています。しかし、STARTOファン以外の一般視聴者に浸透するほど、神山のダンスをフィーチャーするといった企画はこれまでありませんでした。近年、テレビ番組ではこうしたダンスをメインに据えた企画が増えていますが、神山本人も『そこに結構、あこがれがあった』とか。『いつか出たい』と夢に見ていたところ、『音楽の日』でチャンスが巡ってきたそうです。また、グループは違えど、ファミリー感の強い関西出身のメンバーと一緒に出られたことも、感慨深かったようです」(芸能ライター・阿部ベア氏)
WEST.・神山智洋、BMSG選抜チームのダンスに「逆に痺れた」ワケ
一方、本番中はほかの出演者のパフォーマンスを間近で見ていたといい、「皆さん、すごかった!」と絶賛。「『ここがすごかった』とか言うのも、もう本当にない。みんな良かった。みんなすごかった!」と出演者全員に配慮しながらも、「みんなすごかった中で、僕自身が一番、『ヤッバ!』ってなったのは、LDHさんとBMSGさん」と告白した。
神山が衝撃を受けたというLDHグループ選抜チームは、中務裕太・小森隼(GENERATIONS)、陣・山本彰吾(THE RAMPAGE)、松井利樹(BALLISTIK BOYZ)、SHOW・TAKUMI・HINATA・TAKI(THE JET BOY BANGERZ)が参加。そして、ラッパー・SKY-HI(AAA・日高光啓)が代表取締役CEOを務める音楽プロダクション・BMSGからは、SOTA・SHUNTO・RYUHEI(BE:FIRST)、RAN・SEITO・RYUKI・TAKUTO(MAZZEL)、Aile The Shotaが登板していた。
特に神山は、BMSG選抜チームのダンスに惹きつけられたそうで、「本当にヤバい! “音が見える振り付け”、これやなっていう。なおかつ、ガツガツこう……気持ちももちろんあるんやろうけど……というよりちょっと余裕に踊ってる感じっていうのがより、逆に痺れた」と絶賛。
番組放送後、BMSG公式YouTubeチャンネルには、選抜メンバーが披露したAwich「GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR」(21年)のダンスプラクティス動画がアップされたが、神山は「もう何回見たことか。ヤバすぎて。何回も見てる。めちゃくちゃ良いです」と話し、「もちろん皆さん、本当に素晴らしいパフォーマンスだったんですけれど、めちゃくちゃ刺激もらえましたね。余韻がすごい、いまだに。いまだに余韻に浸ってます、私」と、興奮気味にコメント。
最終的には「また呼んでもらえるように、ホント日々研鑽ですね、これは。頑張らなきゃいけない。現状に満足しない! また呼んでもらったときに『あ、めちゃくちゃ良くなってる』っていうふうに思ってもらえるように頑張ります」と、気を引き締めた神山。
ラジオの中では「STARTO ENTERTAINMENT、ダンスうまい方たくさんいらっしゃるんで。今回のこの関西チームっていうのを経て、ほかのユニットのメンバーと一緒にドリームチーム作ってみたいなぁとかいう夢もあります」とも話していただけに、再びSTARTOのダンス巧者が集まる機会を心待ちにしたい。