• 水. 8月 20th, 2025

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お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応とは? “そういうのが許されるキャラ”の勘違い

お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応とは? “そういうのが許されるキャラ”の勘違い

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 またしても古市憲寿がハラスメント擁護を展開している。福山雅治の不適切会合報道に対し、なぜか第三者委員会を批判、NHKが報じるや「報道する公共性のあるニュースなのだろうか」だって。中居正広擁護といい、世の中の“いろいろなハラスメント”自体を認めたくないのだろうか。擁護の裏に何か深い理由があるのかね。

目次

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応
福山が勘違い野郎に教えてくれること
中居正広、“悪手”すぎる衝撃的ニュース
二階堂ふみ&カズレーザー結婚、「週刊女性」の面白い記事

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第758回(8/14〜8/19発売号より)
1位「福山雅治 『女性アナ不適切会合』フジテレビ報告書に独占告白70分」(「女性セブン」9月4日号)
2位「中居正広 『やっぱ引退撤回』」(「女性自身」9月2日号)
3位「二階堂ふみ 真逆夫との『絶対に離婚しない』契約書」(「女性自身」9月2日号)
同「カズレーザー クセ強女優を射止めた“脱力”素顔」(「週刊女性」9月2日号)
同「二階堂ふみ 射止めたカズレーザー4億円豪邸で“非日常な”新婚生活」(「女性セブン」9月4日号)

お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応

 お見事! 思わずこんな言葉が飛び出してしまうほど見事な対応だった。昨今の芸能スキャンダルでは本当に稀有な――。 

 中居正広問題に端を発したフジテレビの第三者員会の調査報告書で指摘されたのは中居の“性暴力”だけでなく、フジテレビのハラスメントに寛容な企業風土と中居問題と類似事案としての“不適切会合”だった。中居だけでなく男性社員やタレントが、女子アナなどを動員して開催していた“飲み会”である。

 そんな“不適切会合”のひとつに、トレンディドラマの産みの親といわれるフジテレビ大多亮元専務取締役と、“特定の男性有力番組出演者”との会合があった。

 そして今回、「女性セブン」は、この“特定の男性有力番組出演者”が歌手で俳優の福山雅治だと特定、福山の所属事務所に質問状を送ったところ、本人が「自分の言葉でお伝えします」と取材に応じたのだ。

 福山のインタビューは記事を読む限り真摯なものだ。被害者に配慮し、第三者委員会のヒアリングに関しても丁寧に説明する。報告書を読んだ際の苦悩や、“不快”とされた飲み会での下ネタ発言についても深く反省しつつ、その詳細や“真意”についても説明する。

 お見事である。不祥事やハラスメント事案が発覚するや、説明や会見もせずに逃げるように姿を消す芸能人が多い中、取材に応じて70分もの時間をかけて説明する。不祥事に対するお手本のような福山の対応だ。

福山問題が勘違い野郎に教えてくれること

 そして、福山の言葉にはハラスメントについて考えさせられるものがあった。例えばこの2つ。

「言った側にそのような意図がなかったとしても、受け取る側が不快に思われることがあるということを、繊細に感じ取るべきでした」
「昨今、さまざまなハラスメントや世間一般とは違う業界の仕組みや力学が問題視されるようになり、時代そのものがどんどん変化しています。こうして質問状が来たということは、ほかならぬぼく自身がその当事者なのかもしれません」

 これまた見事な見解であり反省だ。さらに今回、福山の問題が公になったことにも大きな意義があると思う。多くのファンを熱狂させる人気者のイケメン有名人・福山でさえ、飲み会で下ネタや性的会話は“不快”であり、“セクハラが成立しうる状況”と認定される。

 翻って世にはいまだ“自分だけは何をやっても大丈夫”とか、“俺はそういうのが許されるキャラだから”などと思っている勘違い野郎(特に政治家や社長などの高齢オヤジ)は多い。

 それは大きな間違いだと、今回の福山問題は教えてくれるからだ(それでもこの手の勘違いはなかなか淘汰されるとは思えないが)。

中居正広、“悪手”すぎる衝撃的ニュース

 一方、芸能スキャンダル史上でもかなりの“悪手”が現在も進行中なのが、中居正広“性暴力”問題だ。

 そもそも問題が発覚するや突如として芸能界引退を表明したのは、“有名芸能人”から“一般人”になることで説明責任を逃れるためだったのではないか。これ以上、責められたり辱めを受けるのはプライドが許さなかったからではないのか。人々の記憶からひっそりと消えるつもりではなかったのか。

 それなのに中居は、“性暴力”を認定したフジテレビの第三者委員会に対して、突如反論を開始した。そのため被害者女性は中居擁護派からこれまで以上に “誹謗中傷”を受ける事態に。こうした状況下、それまで明らかにされなかった中居の卑劣な性行為の詳細が「週刊文春」(文藝春秋)によって明らかにされる。

 こうして現在までの経緯を見ても、中居サイドが繰り出すのは、まったくの悪手ばかりで自らを追い込んでいるとしか思えない。しかも中居の弁護士は「文春」報道後にも「一般的に性暴力という言葉から想起させられるような行為ではなく、また不同意によるものではなかった」と反論する始末。

 性暴力への理解や認知がゆがんでいるのか!? と驚くが、さらに驚いた。今週の「女性自身」が中居の引退撤回を報じたからだ。

 記事によると、中居がここまで必死に“性暴力加害者”という汚名を払拭しようと必死なのは、活動の再始動を計画しているからだという。具体的にはYouTubeなどの動画配信で復帰構想があり、元テレビ局員や地元の後輩RIP SLYMEのDJ FUMIYAとSUも、それをバックアップする可能性があるらしい。

 さらに当初は廃業するはずだった中居の個人事務所「のんびりなかい」が現在も継続されているのも、中居再始動のためだというのだ。

 本当だったら相当な“悪手”であり、衝撃的ニュースだ。ほんまかいな、とも思うが。

二階堂ふみ&カズレーザー結婚、「週刊女性」の面白い記事

 二階堂ふみとガズレーザーの電撃結婚について、女性週刊誌すべてが記事にしている。おめでたい話だし、個性的な2人だけあってネタもたくさんだ。

 二階堂が購入したペットファーストの豪邸、菜食主義と野菜嫌いの真逆夫婦、家事は業者にという合理主義、などなど。

 中でも「週刊女性」の記事が面白かった。唯一カズレーザーの実家を直撃、母親の粋な対応を紹介しているから。今後も風変わりな夫婦から目が離せない! 

By Admin

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 またしても古市憲寿がハラスメント擁護を展開している。福山雅治の不適切会合報道に対し、なぜか第三者委員会を批判、NHKが報じるや「報道する公共性のあるニュースなのだろうか」だって。中居正広擁護といい、世の中の“いろいろなハラスメント”自体を認めたくないのだろうか。擁護の裏に何か深い理由があるのかね。

目次

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応
福山が勘違い野郎に教えてくれること
中居正広、“悪手”すぎる衝撃的ニュース
二階堂ふみ&カズレーザー結婚、「週刊女性」の面白い記事

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第758回(8/14〜8/19発売号より)
1位「福山雅治 『女性アナ不適切会合』フジテレビ報告書に独占告白70分」(「女性セブン」9月4日号)
2位「中居正広 『やっぱ引退撤回』」(「女性自身」9月2日号)
3位「二階堂ふみ 真逆夫との『絶対に離婚しない』契約書」(「女性自身」9月2日号)
同「カズレーザー クセ強女優を射止めた“脱力”素顔」(「週刊女性」9月2日号)
同「二階堂ふみ 射止めたカズレーザー4億円豪邸で“非日常な”新婚生活」(「女性セブン」9月4日号)

お見事! 福山雅治のお手本のようなスキャンダル対応

 お見事! 思わずこんな言葉が飛び出してしまうほど見事な対応だった。昨今の芸能スキャンダルでは本当に稀有な――。 

 中居正広問題に端を発したフジテレビの第三者員会の調査報告書で指摘されたのは中居の“性暴力”だけでなく、フジテレビのハラスメントに寛容な企業風土と中居問題と類似事案としての“不適切会合”だった。中居だけでなく男性社員やタレントが、女子アナなどを動員して開催していた“飲み会”である。

 そんな“不適切会合”のひとつに、トレンディドラマの産みの親といわれるフジテレビ大多亮元専務取締役と、“特定の男性有力番組出演者”との会合があった。

 そして今回、「女性セブン」は、この“特定の男性有力番組出演者”が歌手で俳優の福山雅治だと特定、福山の所属事務所に質問状を送ったところ、本人が「自分の言葉でお伝えします」と取材に応じたのだ。

 福山のインタビューは記事を読む限り真摯なものだ。被害者に配慮し、第三者委員会のヒアリングに関しても丁寧に説明する。報告書を読んだ際の苦悩や、“不快”とされた飲み会での下ネタ発言についても深く反省しつつ、その詳細や“真意”についても説明する。

 お見事である。不祥事やハラスメント事案が発覚するや、説明や会見もせずに逃げるように姿を消す芸能人が多い中、取材に応じて70分もの時間をかけて説明する。不祥事に対するお手本のような福山の対応だ。

福山問題が勘違い野郎に教えてくれること

 そして、福山の言葉にはハラスメントについて考えさせられるものがあった。例えばこの2つ。

「言った側にそのような意図がなかったとしても、受け取る側が不快に思われることがあるということを、繊細に感じ取るべきでした」
「昨今、さまざまなハラスメントや世間一般とは違う業界の仕組みや力学が問題視されるようになり、時代そのものがどんどん変化しています。こうして質問状が来たということは、ほかならぬぼく自身がその当事者なのかもしれません」

 これまた見事な見解であり反省だ。さらに今回、福山の問題が公になったことにも大きな意義があると思う。多くのファンを熱狂させる人気者のイケメン有名人・福山でさえ、飲み会で下ネタや性的会話は“不快”であり、“セクハラが成立しうる状況”と認定される。

 翻って世にはいまだ“自分だけは何をやっても大丈夫”とか、“俺はそういうのが許されるキャラだから”などと思っている勘違い野郎(特に政治家や社長などの高齢オヤジ)は多い。

 それは大きな間違いだと、今回の福山問題は教えてくれるからだ(それでもこの手の勘違いはなかなか淘汰されるとは思えないが)。

中居正広、“悪手”すぎる衝撃的ニュース

 一方、芸能スキャンダル史上でもかなりの“悪手”が現在も進行中なのが、中居正広“性暴力”問題だ。

 そもそも問題が発覚するや突如として芸能界引退を表明したのは、“有名芸能人”から“一般人”になることで説明責任を逃れるためだったのではないか。これ以上、責められたり辱めを受けるのはプライドが許さなかったからではないのか。人々の記憶からひっそりと消えるつもりではなかったのか。

 それなのに中居は、“性暴力”を認定したフジテレビの第三者委員会に対して、突如反論を開始した。そのため被害者女性は中居擁護派からこれまで以上に “誹謗中傷”を受ける事態に。こうした状況下、それまで明らかにされなかった中居の卑劣な性行為の詳細が「週刊文春」(文藝春秋)によって明らかにされる。

 こうして現在までの経緯を見ても、中居サイドが繰り出すのは、まったくの悪手ばかりで自らを追い込んでいるとしか思えない。しかも中居の弁護士は「文春」報道後にも「一般的に性暴力という言葉から想起させられるような行為ではなく、また不同意によるものではなかった」と反論する始末。

 性暴力への理解や認知がゆがんでいるのか!? と驚くが、さらに驚いた。今週の「女性自身」が中居の引退撤回を報じたからだ。

 記事によると、中居がここまで必死に“性暴力加害者”という汚名を払拭しようと必死なのは、活動の再始動を計画しているからだという。具体的にはYouTubeなどの動画配信で復帰構想があり、元テレビ局員や地元の後輩RIP SLYMEのDJ FUMIYAとSUも、それをバックアップする可能性があるらしい。

 さらに当初は廃業するはずだった中居の個人事務所「のんびりなかい」が現在も継続されているのも、中居再始動のためだというのだ。

 本当だったら相当な“悪手”であり、衝撃的ニュースだ。ほんまかいな、とも思うが。

二階堂ふみ&カズレーザー結婚、「週刊女性」の面白い記事

 二階堂ふみとガズレーザーの電撃結婚について、女性週刊誌すべてが記事にしている。おめでたい話だし、個性的な2人だけあってネタもたくさんだ。

 二階堂が購入したペットファーストの豪邸、菜食主義と野菜嫌いの真逆夫婦、家事は業者にという合理主義、などなど。

 中でも「週刊女性」の記事が面白かった。唯一カズレーザーの実家を直撃、母親の粋な対応を紹介しているから。今後も風変わりな夫婦から目が離せない! 

By Admin