下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

ついに嵐の最終ツアーの日程が発表された。来年3月13日、札幌・大和ハウスプレミストドームからスタートし、5月31日に東京ドームでのラストステージまで15公演。嵐の話題はまだまだ続く。
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第771回(11/20〜11/25発売号より)
1位「独占スクープ 松岡昌宏 退所&独立『一生TOKIOは5人』」(「女性セブン」12月4日号)
2位「嵐 メンバーで白熱議論『紅白出場』への正念場」(「女性セブン「12月4日号)
3位「三田寛子 長男の『金屏風婚約会見』にほくそ笑む」(「女性セブン」12月4日号)
※ 「女性自身」「週刊女性」は合併号休み
松岡昌宏、退所・独立と株式会社TOKIOの関係
本当に合併号が多くなった女性週刊誌業界。心配だ。ということで今回は「女性セブン」1誌のランキング!
前週号で「木村拓哉電撃移籍」と銘打って、所属事務所でなくレコード会社移籍を“なんちゃってスクープ”した「セブン」だが、今回は正真正銘のスクープのようだ。TOKIOの元メンバー・松岡昌宏が「STARTO ENTERTAINMENT」を11月末で退所・独立するという。すでに10月上旬には松岡が代表取締役のマネジメント会社「MMsun」も設立されたらしい。場所は「株式会社TOKIO」と同じ――。
うん? 「株式会社TOKIO」といえば、2020年に長瀬智也が脱退表明したのと同時に作られたジャニーズ事務所(当時)の子会社だ。さらに今年、国分太一のコンプライアンス問題で廃業が公表された会社でもある。さらに、さらに先週の「週刊女性」には廃業するはずだった「株式会社TOKIO」が現在も存続し、9月にはオフィスを移転しただけでなく、取締役として国分がいまだに名を連ねていると報じていた。
そんな「株式会社TOKIO」と同じ場所に別会社を設立――。新会社の資本金の額や発行済み株式数は株式会社TOKIOと同じというのだから、「株式会社TOKIO」の廃業は、やはり既定路線なのだろう。手続き上まだ存続しているだけで、その後は新会社に引き継ぐということだ。
それにしても、元ジャニーズのグループの解散が相次いでいる。近年でもSMAP、嵐、TOKIO、V6、KAT-TUNと数多くのグループが解散し(嵐はこれからだが)、そのほとんどがジャニー喜多川氏亡き後だ。
もしジャニー氏が健在だったら、自身の性加害も含めて数々のスキャンダルは表沙汰にならなかったのだろうか。多くのグループ、そしてジャニーズ事務所も健在だったのだろうか。退所者も続出しなかったのか。その絶大なる影響力を保持して、中居正広や国分太一の問題はもみ消されていたのか。いろんな意味でジャニー氏の存在の大きさ、そして負の遺産を考えてしまう。
記事には松岡のTOKIOに対する思いや元TOKIOメンバー5人の近況、そして関係性の深さから再結成の可能性についても前向きな状況を伝えている。そのためにもやはり国分の説明、会見が必要だ。
嵐、最終ツアー発表と『紅白』出場の可能性
ついに発表された嵐の最終ツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」。来年3月13日から5月31日まで全国のドームで15公演、さらに生配信も予定されているという。そうだよね。チケットとれないもんね。ファンクラブ限定で、その倍率は相当なものになるはずだ。すでに札幌のホテルの争奪戦が始まり、料金も高騰したことが話題になっているほど。怖い。
そしてライブ前にもうひとつ注目されるのが、嵐の『NHK紅白歌合戦』出場の有無だ。女性週刊誌も頻繁にこの話題を取り上げているが、今週の「女性セブン」にもありました!
内容は、松本潤が腰のケアを入念に行い歌やダンスのレッスンを再開したこと、大野智が10キロのダイエットに成功したことなどから、“紅白出場に間に合う”とその可能性の高さを指摘している。11月14日の紅白出場者発表会見では嵐の名前はなかったが、追加で目玉発表があるのでは、ということらしい。
以前は紅白に関して、「現状、その出場の可能性は低いでしょう」などと否定的見解を掲載してきたが、ここにきて一転、出場の可能性を打ち出してきた「セブン」。芸能界、特に元ジャニーズやNHKにも太いパイプを持つといわれる「セブン」だけに、嵐の紅白出場、いよいよ期待が持てるかも!!
三田寛子長男婚約の舞台裏にある梨園バトル
なるほど、そんな舞台裏があったのか! と納得したのが「女性セブン」が報じた中村橋之助と元乃木坂46メンバー・能條愛未の婚約の“裏事情”だ。
橋之助はいわずと知れた中村芝翫と三田寛子の長男であり歌舞伎界のプリンスだが、11月10日、都内ホテルでの婚約会見は大きな話題となっていた。大勢の記者を集めての金屏風の前で2人そろっての盛大な会見、また能條の着物は1991年に三田自身の婚約会見で着たものなど、話題性が高かったからだ。だが、しかし記事によれば、今回の橋之助の婚約には父親である芝翫の度重なる不倫癖と三田の怨念が大きく関わっていた。
橋之助には16年頃から交際していた別の婚約者Aさんが存在していた。Aさんは京都祇園のナンバーワン芸妓で歌舞伎界の大御所の親戚筋でもあり、周囲は2人の関係を歓迎していたという。そしてAさんは19年に橋之助と結婚すると言って引退し上京もした。
しかーし、これに猛反対したのが三田だった。理由は16年に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた芝翫の長年の愛人の存在にある。というのも、Aさんはこの愛人の後輩筋で相当に可愛がられている存在だったからだ。
夫の愛人と近いAさんが息子の嫁になる。それは三田にとって、どうしても許せないことだった――。なるほどね。そりゃそうだ。しかも芝翫は現在も、この愛人とは別の女性と不倫中で三田とは別居状態にある。
「セブン」による納得の梨園バトル舞台裏レポート。やはり梨園はオドロオドロしく怖い世界だ。