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【STARTO 2025年総まとめ】嵐の活動終了発表にKAT-TUN、TOKIO解散、ジュニア再編……波乱の一年を振り返る

サイゾーオンラインより】

 創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を受けて解体的出直しを図り、24年4月より本格始動したSTARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO)。25年は社長の交代やデビュー組からジュニアグループの解散・活動終了発表、タレントの結婚が相次ぐなど、注目度の高いニュースが頻発した1年でもあった。前代未聞とも言えるほど波乱続きだったSTARTO関連のトピックを、振り返っていきたい。

結婚発表に元ジャニの引退……騒々しい1年の幕開け

 25年の年明け早々、1月3日にはWEST.・桐山照史が、かねてより交際していた元バレーボール選手・狩野舞子との結婚を発表した。

 その一方、20年3月いっぱいで旧ジャニーズを退所していた元SMAP・中居正広が、25年1月23日に芸能界引退を表明。元フジテレビアナウンサーの女性との間に起きたトラブルが報じられ、同局の存続を揺るがすほどの騒動に発展した。

2月、timeleszが新体制&人気ジュニアグループが解体

 Sexy Zoneから改名し、24年4月1日より「timelesz」として活動を始めた佐藤勝利、菊池風磨、松島聡。同日、新たな“仲間”を探すべく、新メンバー募集オーディションを開催すると発表した。これは、旧ジャニーズ時代を含めても初の試み。通常、同事務所ではジュニアでの下積みを経てCDデビューという流れが定番だが、合格者はいきなりデビュー組に仲間入りすることとなった。

 前例がないtimeleszの決断に、当然ながら事務所のファンからは賛否両論が噴出。オーディションの過程は24年9月13日から配信開始となった『timelesz project -AUDITION-』(Netflixで配信)にて公開され、25年2月15日の最終エピソードで結果が明らかに。一般公募から選ばれた猪俣周杜、篠塚大輝、橋本将生と、STARTOの「俳優部」に在籍していた寺西拓人、原嘉孝(4次審査から合流)がtimeleszに加入した。

 そして、そのメンバー決定の翌16日、ジュニア界に激震が走った。ここ数年、「デビュー間近」と言われていた人気のジュニア内グループ・HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍が事実上の解散となり、新グループ・ACEes、KEY TO LIT、B&ZAIの3組が誕生。HiHi Jets、美 少年(藤井直樹以外)、7 MEN 侍と、少年忍者の一部メンバーをシャッフルして再編する形で結成されるも、もともとのグループでのデビューを望んでいたファンたちは阿鼻叫喚となった。

 そして、東西併せて30名以上のジュニアが3月31日付で退所するという異常事態も発生。なお、5人組の関西ジュニア内グループ・Lil かんさいのメンバーだった當間琉巧は、1月30日に3月末での事務所退所を発表しており、以降グループは4人で活動を続けるとみられていたが、翌4月1日にはSTARTO側が彼らについて、同日より「個人での活動に専念」することになったと報告。グループは解散となった。

 さらに、7月24日付でGo!Go!kids、11月30日付で少年忍者も活動終了となり、25年は実質的に合計6組のジュニアグループが解散した。

ジュニア36名一斉退所の“異常事態”
ジュニア界の“原点回帰”と今後への期待

3月、KAT-TUN解散&亀梨和也が退所

 2月12日、STARTOはKAT-TUNが3月31日をもって解散すると発表。グループは24年4月にSTARTOと契約を交わし活動を続けてきたが、およそ1年にわたってメンバーと協議を重ねた末、「2025年4月1日からの2年目の契約にあたりましては、KAT-TUNの看板を下ろし、それぞれの道を選ぶ形の方が今後のメンバーにとってより良いと会社として判断」(原文ママ、以下同)したという。上田竜也と中丸雄一は事務所に残り、亀梨和也は3月31日の契約満了をもって退所することも併せて公表した。

 06年3月に6人グループとしてデビューし、16年4月より亀梨、上田、中丸の3人体制となった彼ら。26年にCDデビュー20周年の節目を迎える予定だっただけに、このタイミングでの解散には疑問や悲しみの声が続出。発表翌日、上田が公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webのブログに「俺もまだ正直 急展開で 心の整理が全く出来ていません」と書いたこともあり、「本人たちも不本意の会社判断なのかな」と困惑が広がった。

 なお、3人は25年11月8日に再集結し、千葉・ZOZOマリンスタジアムでラストライブ『Break the KAT-TUN』を開催。解散から半年以上が経過していた中、異例の形でグループに幕を下ろした。

KAT-TUN・上田が“意味深”発言

5月、嵐が2026年春をもって活動終了を発表

 20年末より活動を休止していた嵐が、26年春ごろに開催予定のコンサートツアーをもって、グループ活動を終了すると発表。世間に大きな衝撃を与えた。1999年11月3日発売のシングル「A・RA・SHI」でCDデビューし、いつしか「国民的アイドルグループ」の代表格となった嵐。20年末の活動休止以降、大野智は芸能界を離れて生活し、相葉雅紀、櫻井翔、二宮和也、松本潤はソロ活動にシフトしていた。

 ファンの多くは嵐の再始動後の活動継続を期待していたが、彼らは25年5月6日にファンクラブ(以下、FC)サイトや、公式SNSなどを更新。ここ1年半ほど前から全員で集まり、今後について話し合いを続けた結果、26年春頃に予定しているツアーを最後に「5人での活動を終了する」ことを決めたという。

 ネット上では寂しさを訴える声のほか、「解散じゃなくて『活動終了』という言葉を選んでくれたのが嵐らしい」「最後まで5人で走り抜ける道を選択してくれてありがとう!」といった反応も見受けられた。

 なお、ラストツアーは『ARASHI LIVE TOUR 2026 「We are ARASHI」』とのタイトルで、26年3月13日の大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)公演を皮切りに、東京、名古屋、福岡、大阪の5大ドームで全15公演行われる。

嵐・櫻井が語っていた、再始動への思い

STARTO社長交代&TOKIO・国分太一が無期限活動休止、グループも解散へ

 旧ジャニーズからタレントのマネジメント業務を引き継ぐ新会社・STARTOの社長に就任した、コンサルティング会社「スピーディ」の代表・福田淳氏。以後、グループの解散やジュニア内ユニットの解体などをめぐってSNS上で批判を受け続けていた同氏だが、25年6月27日には「本人の意向ならびに任期満了」によって、同日付で代表取締役CEOを退任することが明らかに。新たな代表取締役CEOとして、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)の初代プロデューサーを務めた元テレビマン・鈴木克明氏の就任が発表された。

 そして同月、TOKIO・国分太一が無期限の活動休止に。発端は20日に日本テレビの福田博之社長が会見を開き、「国分太一さんにつきまして、過去に複数のコンプライアンス上、問題ある行為というのが認められました」「コンプライアンス上、問題ある行為をした出演者を起用してことについて、責任を感じています」と報告したこと。国分は同局におけるTOKIOのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』から降板することが決まったとも話した。

 肝心の「コンプライアンス違反」の詳細は伏せられる中、株式会社TOKIO(21年4月1日に設立)とグループエージェント契約を締結しているSTARTO側は、国分の無期限活動休止を公表。株式会社TOKIOの公式サイトでも「本人とも協議の上で猛省を促すべく、6月20日付にて無期限で全ての活動を休止することといたしました」と記した。そして5日後の25日、同社公式サイトにて同日付でのTOKIO解散が発表されたのだった。

国分、「コンプラ違反」で無期限活動休止の衝撃度

7月、KinKi Kidsが「DOMOTO」に改名

 24年12月31日夜、KinKi Kidsが公式YouTubeチャンネルにて生配信を実施。その場で、25年の夏頃をめどにユニット名を「DOMOTO」に改名すると発表した。97年7月21日にデビューシングル「硝子の少年」をリリースし、長らく第一線で活躍してきた堂本光一と堂本剛。2人の姓が奇跡的に同じ「堂本」であることもあり、「DOMOTO」を掲げて再スタートを切ることに。そして、25年7月22日からDOMOTOが始動。12月13~14日にわたり、埼玉・さいたまスーパーアリーナで初のファンミーティングを開催した。

8月、Hey!Say!JUMP・中島裕翔がグループ脱退

 8月28日、STARTOは公式サイトに「当社専属契約タレント中島裕翔(Hey! Say! JUMP)に関するご報告」を掲載。「Hey! Say! JUMPは今年11月でデビュー18周年を迎えますが、20周年に向けての活動の協議を重ねていく中、中島より自立して個人での活動をしていきたい旨の申し出がございました」と経緯を報告した。メンバーや会社側もその意向を尊重するという結論に至り、発表当日の28日をもってグループを離れることに。

 ただ、中島はSTARTOに所属したまま、「まずは俳優活動に専念する予定」とのこと。10月に個人FCの開設を予定しているとも記し、「これからそれぞれの道を歩むこととなる中島裕翔、Hey! Say! JUMP、引き続き応援をいただけましたら幸いでございます」と、呼びかけた。

 卒業のステージなどがなかったこともあり、JUMPファンは突然の脱退に落胆。「俳優業に力を入れたいなら、ケジメをつけてからグループを出ていってほしかった」「誰も納得できないよ……せめてFC動画で裕翔くんの話が聞きたかった」「こんな卒業の仕方はおかしい」などと、ファンとの間にわだかまりを残す脱退劇となってしまった。

中島裕翔、Hey!Say!JUMP卒業で激震

9月、Aぇ! group・佐野晶哉の“NHK朝ドラ”出演が決定

 デビュー組の若手グループ、ジュニアたちがメイン出演してきた音楽番組『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム、BS4Kほか)や、『紅白歌合戦』の出演枠拡大をはじめ、かつては蜜月関係にあったNHKと旧ジャニーズ。しかし、ジャニー氏の性加害問題が大きな騒ぎとなり、“NHK局内での性加害疑惑”が表面化した流れもあり、同局は23年9月に「被害者への補償や再発防止への取り組みが着実に実施されていることが確認されるまで」は、旧ジャニーズタレントの新規起用を見送るという方針を打ち出した。

 そして、STARTOの本格始動から半年ほどが経った24年10月16日、NHKの稲葉延雄会長は定例会見で旧ジャニーズタレントの新規起用を再開すると宣言。約1年後の25年9月13日、Aぇ! group・佐野晶哉が、26年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』に、出演することが明らかになった。

 これは女優・見上愛と上坂樹里がダブルヒロインを務める作品で、佐野は主人公・りん(見上)の良き相談相手となる島田健次郎役に抜てきされたという。起用再開後、STARTOの所属タレントが“朝ドラ”に出演するのは初めてであり、24年5月にCDデビューを果たした佐野が、記念すべき「STARTO所属第一号」となる公算大だ。

Aぇ! group・草間リチャード敬太が逮捕

 10月4日、Aぇ! groupのメンバーである草間リチャード敬太が、公然わいせつの疑いで警視庁に逮捕されたことが報じられた。逮捕容疑は、同日午前5時半ごろに東京・新宿区のビルの出入り口付近で下半身を露出させた疑い。同日配信のニュースサイト「時事ドットコム」の記事によれば、通行人の30代男性が目撃し、110番に通報。駆け付けた警視庁四谷署の署員が任意同行を求め、逮捕したという。当時、草間は酒に酔っていたとも報じられていた。

 同日、STARTOは草間の逮捕を報告した上で、「弊社としては本件の社会的影響を重く受け止め、草間の活動を休止させていただくことと致します」と説明。グループは草間を除く佐野、小島健、末澤誠也、正門良規の4人で活動を続けることになった。

 かたや、SNS上では事件時の草間の様子を捉えたと思われる写真や動画が拡散され、さまざまな臆測が飛び交う事態に発展。そして11月20日には、草間が東京簡易裁判所により略式命令(罰金10万円)を受けたことが判明した。

 STARTOは「本人と深く話し合った結果、所属するAぇ! groupから離れることとなりました。しかしながら、リチャードは、引き続き弊社契約タレントとしての活動は継続してまいります」と報告。草間自身は「一年ほど前から僕は心の病を患っており、そんな中このようなことになってしまい、このまま自分がいることでみんなの足を引っ張ってしまう、より多くの迷惑をかけてしまうという思いもあっての決断です」などと、コメントを寄せていた。

Aぇ・草間の動画&写真拡散に弁護士が警鐘

STARTO、株式会社TOKIOとのエージェント契約を終了

 前述の国分の一件をきっかけに、6月25日をもって解散したTOKIO。それに伴い、7月2日には株式会社TOKIOは所定の事務手続き、関係各所への説明などを終えた後、“廃業”すると報告した。

 そして11月30日、STARTO側は「株式会社TOKIOとのエージェント契約を2025年12月31日をもって終了することとなりました」と公式サイトにて発表。「30年以上にわたりファンの皆さまをはじめ、多くの関係者の方々に支えていただきながら、活動を続けてまいりました」として、ファンに感謝の言葉を送った。

 また、松岡昌宏個人としても、同31日をもってSTARTOとのエージェント契約を終了。26年からは自身が代表取締役を務める新会社「株式会社MMsun」で活動していくことを明かした。なお、城島茂も11月上旬に新会社「株式会社 城島ファーム」を設立したと一部メディアで報じられていることから、同様にSTARTOから離れるとみられる。

関西出身のデビュー組タレントが続々と結婚を発表

 一方で、25年は関西出身のタレントの結婚が続いた1年でもあった。1月のWEST.・桐山に続き、2月24日にはSUPER EIGHT・大倉忠義が一般女性と結婚したことと、お相手の妊娠を報告。同じく、SUPER EIGHT・村上信五が10月14日に一般女性、同24日にはWEST.・神山智洋が一般女性とそれぞれゴールイン。さらに、12月28日にはDOMOTO・堂本光一が一般女性との結婚を発表。関西出身タレントの結婚ラッシュとなった一年だった。なお、堂本のお相手は、09・10年に主演ミュージカル『Endless SHOCK』でヒロイン役を務め、23年2月に交際を報じられた元女優・佐藤めぐみとみられている。

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