ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!
ドライヤーで美髪に! 元美容師が選ぶ価格別No.1商品
「ドライヤーは髪のダメージにつながる」とのイメージがあり、髪の毛を洗った後は自然乾燥という人、実は結構多いんです。しかし、これは間違っていて、濡れた髪同士が擦れてキューティクルを損傷するだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖してしまい、フケやかゆみの原因につながることも。なので、ドライヤーを使わないほうが髪の毛にダメージを与えているといえます。
なお、髪の毛に向かって上から斜め45度ぐらいの角度で風を当てることが、乾かし方の理想。その上で、熱を一点に集中させないこと、ドライヤーを持っていない手で均等に空気を送り込むことを意識してみてください。また、後頭部から顔側に向かって乾かしていくと、髪がまとまりやすくなりますよ。
それでは、今回は「1万円以下」「1~3万円」「3万円以上」の価格帯に分けて、おすすめNo.1商品をそれぞれ紹介します!
1万円以下ドライヤーおすすめNo.1:テスコム「プロテクトイオン ヘアードライヤー TID3500」8,778円(税込/以下同)
「サロン使用率No.1」を謳う業務用ドライヤーのシリーズを、家庭用モデルにした商品。業務用と同じモーターを採用しているので風量が多く、非常に速く髪の毛を乾かせます。また、テスコム独自の「プロテクトイオン」の働きにより、髪の広がりの原因となる静電気を抑える効果もあるとか。
さらに、温風と冷風を一定の間隔で自動切換する「AUTOモード」を搭載。これを使うことで、髪の表面を適温に保ち、ダメージの原因となる熱変性を抑制してくれます。これほどのクオリティを兼ね備えているのに、1万円を切るコストパフォーマンスは大変優秀ですね。
1~3万円ドライヤーおすすめNo.1:サロニア「トリートメントミストドライヤー」2万5,300円
何を隠そう、私が愛用するドライヤーです! ドライヤーの熱風と一緒に美容液ミストが噴出する、“美髪器(びはつき)”という新発想がスゴい。髪全体を乾燥ダメージから守りつつ、驚くほどのツヤ髪に仕上げてくれます。まるでサロンでトリートメントしたかのような感動を、自宅で実感できるでしょう。
美容液ミストのカートリッジ「トリートメントミストドライヤーセラム (ダメージケア)」は、通販サイトでも購入可能。2個セットで2,200円と少々コストはかかりますが、それだけの価値はあると思います。なお、スタイリッシュな見た目は業界内でも注目を集めたようで、今年の「グッドデザイン賞」を受賞しています。
3万円以上ドライヤーおすすめNo.1:バイオプログラミング「レプロナイザー 4D Plus」5万7,200円
こちらの商品は、ドライヤーというより「美容器具」という表現が適切ですね。驚きの値段ですが、公式サイトによれば「独自技術のバイオプログラミングを搭載」しているとのこと。量子レベルの物理学研究が行われ、商品が生まれた……などと書かれており、相当な自信を持って世に出したことがうかがえます。
私も美容師時代、毛量が多くてクセ毛のお客様に使用したことがありますが、ほかのドライヤーとは比べ物にならないくらい、サラサラでなめらかな仕上がりになって驚きました。なお、このドライヤーは2D、3D、4D、7Dとバージョンがあって、数字が高いほど性能はよくなりますが、価格も上昇。5万円台で買えて、性能もいい4Dが一番おすすめですね。