長らく続いた「ステイホーム」の呼びかけにより、おうちごはんがすっかり定着しました。自由に外食を楽しめるようになった今でも、家で手軽においしいものを食べたいという思いは消えませんよね。
今年話題になった調味料といえば、カルディの「ぬって焼いたらカレーパン」や、辛味調味料のハリッサ。テレビでたびたび紹介され、ネットやSNSでとても注目を集めました。
そんな中、11月3日に開催された「調味料選手権2021」にサイゾーウーマン編集部は注目。全国各地からエントリーされた142品の調味料のトップを決める大会です。いったいどんな調味料が激戦を戦い抜き、トップに輝いたのか……? 編集部が注目した調味料とともに紹介しています!
調味料選手権とは?
「調味料選手権」とは、調味料の魅力を社会に広めるために、一般社団法人「日本野菜ソムリエ協会」が主催している年に一度のイベント。11月3日=イイ味覚の日を記念して行われ、今年で12回目を迎えました。
全国各地の知る人ぞ知るご当地調味料や、メーカーいちおしの調味料を発掘し、社会にその存在を広く知らしめるきっかけとなり、また調味料業界がいっそう活性化することを目指して始まりました。
今回は全国各地から142品の調味料がエントリーされ、専門家による食味審査で33品が選抜。その後、WEB投票とECサイトによる販売数、そして最終審査により、総合1~3位が決定しました。
11月3日の最終審査会は東急プラザ銀座にて開催。一般来場者に「おうち時間に食べてみたい・購入してみたい調味料」を選んで投票してもらい、商品も実際に販売。これら投票や販売数も得点化され、総合ベスト3が決まりました。
審査委員長で野菜ソムリエプロ/調味料ソムリエプロのMICHIKO氏によると、「昨年はアジアン系のスパイシー系が多かったですが、今年は和やアウトドア要素がある調味料が多いように感じますね」とのこと。では、ラインナップをチェックしていきましょう!
編集部が注目した受賞商品
近年、注目のSDGsを意識した特別賞「サスティナブル賞」
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NOHEAヴィーガンマヨ(有限会社三吉商店)
【選手権スタッフによる商品説明】
濃厚な豆乳をベースに卵や蜂蜜を一切使用しない豆乳マヨネーズ、本格ヴィーガン食です。乳製品や卵アレルギーの方や、ヴィーガンの方に是非食べていただきたい一品です。審査員からは、ヴィーガン食とは思えないほど風味豊かでおいしい、ヘルシーで罪悪感なくたくさん食べられそうとコメントいただいております。
近年、本当にヴィーガン商品が増えていますね。どことなく物足りない印象でしたが、ノヘアのヴィーガンマヨはヴィーガンと言われなければ気づかないくらい風味が豊かな商品です。
一番エントリーが多かった人気部門「万能調味料部門」
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食べるめんつゆ:株式会社新丸正
【選手権スタッフによる商品説明】
国産大豆と国産米麹を使い、2カ月以上低温でじっくり熟成させたもろみに焼津製造鰹節、北海道産利尻昆布、国産椎茸を混ぜ込んだ合わせだしが特徴のめんつゆ風調味料です。
食べるラー油が出てきた時は衝撃でしたが、ついに時代は食べるめんつゆ! 食感もクセになり、だしの旨みをしっかり感じる一品です。
鰹節、利尻昆布、椎茸がベストバランスで配合された商品です。新丸正は昨年、しょうゆ部門の最優秀賞を受賞した「食べるだし醤油」に続き、今年は万能調味料部門を制しました。
調味料選手権初、2部門で最優秀賞を受賞!
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「無限」の麻辣湯スープ4食入り:無限麻辣湯
【選手権スタッフによる商品説明】
辛味部門及びスパイス部門でも最優秀賞を受賞! 日本一麻辣湯が好きな女性の情熱から生まれた、行列ができる専門店「無限」の麻辣湯スープ。直販で月間700食以上売れる秘訣は、香り、辛味、しびれが一体となった大人の味だから。本格を求める方にぜひ食べていただきたい一品です。
審査員からは、「スパイスブレンドが素晴らしい」「これは家庭では作れないクセになる味と香り」との声が多かったです。
食パンブームに欠かせない「パンのおとも部門」最優秀賞
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丹波黒豆ジャム:丸金食品株式会社
【選手権スタッフによる商品説明】
黒豆の素材を生かしたジャムです。合成保存料、合成着色料を省いた製品に仕上げております。丹波黒大豆、黒ゴマ、ハチミツにシールド乳酸菌、オリゴ糖を配合し、腸内環境を整えるための免疫アップをサポートする商品です。食品ロスへの意識であったり、このご時世皆さんが意識されている免疫アップなど今の時代にピッタリの1品ですね。
ご当地食材を使用した「ご当地部門」最優秀賞
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京の九条の葱の油:こと京都株式会社
【選手権スタッフによる商品説明】
京都の伝統野菜である「九条ねぎ」の風味の良さを楽しめるフレーバーオイル。京野菜イタリアンシェフ監修、江戸時代から続く老舗の山中油店との京都三大コラボ。京都でのご縁が繋がり誕生した九条ねぎオイルです。
審査員からは、ネギの風味をしっかり感じる、ネギの臭みはなく、香りの良いところだけが詰まった商品との声が! 京都の伝統野菜である「九条ねぎ」の風味の良さを楽しめる、ねぎ油。京都限定発売ということもありお土産にもぴったりですね。
1位:くんせいナッツドレッシング/安本産業株式会社
【選手権スタッフによる商品説明】
独自製法で燻製したドレッシング。たっぷりのナッツと燻製の香りが特徴、クリーミーなドレッシングです。
審査員からは、燻製の香りがとても良く、ナッツの歯ごたえもおいしかった、サラダにたっぷりかけて食べてみたいとの声がありました。
2位:アウトドアスパイス「ほりにし」/株式会社ミモナ
【選手権スタッフによる商品説明】
肉、魚、野菜など、どんな食材にもマッチングするオールマイティスパイス! 近年のアウトドアブームには欠かせない1品ですね。
審査員からは、これぞ万能調味料! ここまでいろいろ入っているMIXスパイスはないという声もありました。
3位:白ぽん酢/キノエネ醤油株式会社
【選手権スタッフによる商品説明】
「キノエネ白しょうゆ」と「3種の果汁(かぼす、ゆず、すだち)」をバランス良く合わせ、程よい酸味で甘味が際立つフルーティーなぽん酢に作り上げました。きれいな琥珀色で食材本来の色を活かします。
審査員からは、容器に入っていないのかと思うほどの透明感に驚き、との声もありました。本当にすごい透明感ですね。
・調味料選手権公式サイト