1月1日に放送された、お正月恒例の特別番組『芸能人格付けチェック! 2022お正月スペシャル』(テレビ朝日系)。今回は、番組の顔ともいえる歌手・GACKTが体調不良で無期限活動休止中のため、代わりにX JAPANのYOSHIKIが「チームYOSHIKI」として単独で出演した。
番組中、欠席したGACKTについてトークで触れられることはなく、ネット上では「GACKTのいない『格付けチェック』は違和感がある」との声が多数上がる事態に。GACKTといえば、昨年8月に無期限の活動休止を発表し、その後不倫疑惑を報じられていただけに、業界関係者の間で「今後の『格付けチェック』でどういった扱いになっていくのか」と、話題になっていたという。
「同番組は、さまざまな分野で活躍する一流芸能人たちがチームを組み、高級品と安物を見分ける問題に挑戦。正解数に応じて『一流』から『映す価値なし』までのランクに格付けされていくクイズバラエティです。1999年から2001年までのレギュラー放送を経て、05年から毎年正月に特番が放送されており、13年以降は春と秋の改編期に『常識チェック』『BASIC版』『MUSIC版』などの派生番組が放送されています」(芸能ライター)
GACKTは09年の初登場以来、一度も不正解を出すことがなく、65連勝中という驚異的な記録を持つ。番組には必要不可欠な存在となっているため、どこまで記録を伸ばすことができるのか、活躍を楽しみにしている視聴者も多いだろう。
ところが、GACKTは昨年8月にキプロス島から帰国した際に体調不良を訴え、容態が急変。日本エージェント事務所によれば、「幼少からの神経系疾患がきっかけとなり、一時は命にも関わる状態に陥りました」とのことで、主治医がいる海外に戻って精密検査を受けたとか。さらに、重度の発声障害も併発しており、活動再開に向けて治療に専念するため、活動を「無期限休止」すると発表した。
「GACKTの活動休止により、メインキャストとして出演予定だった映画『翔んで埼玉』(19年)の続編も、制作がストップしている状況です。GACKTといえば、東日本大震災の義援金横領疑惑や脱税疑惑が浮上するなど、これまできな臭いうわさも絶えなかった。活動休止を発表した裏では、GACKTが広告塔を務めた仮想通貨・SPINDLE(スピンドル)が大暴落したことで、顧客から苦情が続出したなどのトラブルも伝えられたため、容体についてメディア関係者からはさほど心配の声は聞こえてきませんでした」(同)
そんな中、昨年11月発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、GACKTの不倫スキャンダルをスクープ。お相手は中部地方に住む既婚女性であり、その夫・A氏が誌上で交際の経緯などを告発したのだ。A氏は「妻と性的関係を持った彼を許すことはできません」と憤っていたほか、「法的手段を取ることも辞さない覚悟」だと宣言していた。
「こうした背景もあり、『格付けチェック』の番組内GACKTについて言及しなかったものとみられます。とはいえ、無事に体調が回復すれば、不倫報道はスルーして活動を再開し、番組に復帰する可能性もある。なお、今回の『格付けチェック』では、18年、19年と2年連続でGACKTの“相棒”を務めたYOSHIKIが、見事全問正解を達成。個人の記録を14連勝に伸ばしていました。この結果を受け、ネット上では『来年もGACKTじゃなくてYOSHIKIでいいのでは?』と称賛する声もありましたが、『GACKTがいなくて寂しい』『GACKTがいない「格付けチェック」は盛り上がりに欠けた』と、GACKTの復活を望むコメントも多く寄せられていただけに、テレ朝が今後GACKTを起用するか否かに、業界内でも注目が集まっています」(テレビ局関係者)
視聴者のニーズは高い様子のGACKT。まずは、しっかりと休養し、万全な状態で仕事を再開してほしいものだ。