ロンドンブーツ1号2号の田村淳、田村亮がMCを務めるバラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系、以下『ロンハー』)。1月25日放送回では、出演者の元SDN48・野呂佳代が、かつて淳との交際を報じられていた元歌手・安室奈美恵の名前を出し、ネットを騒然とさせた。
安室といえば、1997年10月に結婚したTRFのSAMと、2002年7月に離婚。03年6月には「フライデー」(講談社)でV6・三宅健との交際が報じられるも程なく破局し、10年1月に「女性セブン」(小学館)で、淳とアメリカ・アリゾナ州のセドナに旅行していたという情報とともに熱愛が伝えられた。
なお、当時「サイゾーウーマン」で連載していた芸能レポーター・梨元勝氏は、安室と淳の交際報道について「二人が付き合っているという第一報を流したのは僕」と明かしつつ、「結婚への道を着実に進んでいると思う」とつづっていた。
「報道後、淳はすぐに会見を開き、『安室奈美恵さんとの交際は事実』『旅行の件もすべて事実』と認めています。さらに、同年7月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)は、淳がボーカルを担当するヴィジュアル系バンド・jealkbのライブに安室が来ていたと報じるなど、交際は順調とみられました」(芸能ライター)
しかし結果として、淳は13年9月に元モデルの女性と結婚。安室は18年9月、ファンに惜しまれながら芸能界を引退している。
「2人が交際から破局に至ったという話は、テレビでは長らく“タブー扱い”されてきました。破局直後は、淳がバラエティで共演者からイジられることもありましたが、ネタ化されることを嫌がった安室側からクレームを受けたテレビ局もあるとか。そのため、いつしか交際の過去自体が“封印”されてしまったんです」(スポーツ紙記者)
ところが、今月25日放送の『ロンハー』では、出演者が“淳と安室は付き合っていた”という前提でトークを展開する場面が。この日の『ロンハー』は「私たちのなりたい顔ランキング」企画を放送し、出演者の女性タレントたちが“顔に憧れる芸能人ベスト3”を発表。そんな中、野呂は2位に「安室奈美恵」を挙げ、淳が「安室奈美恵さん」と読み上げると、ゲストのアンタッチャブル・山崎弘也は「大丈夫なんでしょうねぇ? ブッ込んできたわけじゃないよねぇ?」と確認したのだ。
「淳が野呂に『仕掛けてるわけじゃないの? “あのいじわる出演者、困らせてやろう”とかじゃないの?』と詰め寄るなど悪ノリすると、野呂は『アンケートにも“安室さんがダメ(オンエアできない)だった場合、誰々”っていうの、ちゃんと書きました』と主張。すると、淳は『“ダメ”はないじゃない? だってなりたい顔なんでしょう?』と返していました」(同)
その後、「小学校の時からずっと大好き」などと安室への愛を語った野呂に対して、淳は「『GAGAGA』(10年11月に発売されたSDN48の1stシングル)の時には“安室さんイズム”も出せるってこと?」と振り、わざとふざけたパフォーマンスをさせて「どこが安室さんなんだよ」とツッコミを入れる流れもあった。
「こうした場面について、ネット上では『急に安室ちゃんの名前が出てきて笑った』『淳の口から「安室奈美恵さん」って、それだけで面白いんだが(笑)』『野呂さんがぶっこんできた!』などと盛り上がっていたほか、『今さらだけど、淳の元カノが安室ちゃんってすごい』『馴れ初めが気になりすぎる』といった声も。なお、野呂が『ダメだった場合』を想定してアンケートを書いていたように、やはりテレビ界では淳と安室の過去は“触れてはならない話題”と認識されていたとみられます。しかし、安室はすでに引退していますし、テレ朝的には“放送OK”と判断したのでしょう」(同)
この放送を安室側が受け入れているか否かは不明だが、野呂の勇気ある行動が、芸能界の“タブー”を解禁させたようだ。