2月4日、芸能活動自粛中のアンジャッシュ・渡部建が、同15日放送のバラエティ番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰すると一部スポーツ紙で報じられた。局側はメディアの取材に対し「そのようなお話はありません」と否定的しているものの、「渡部が所属する人力舎は、水面下で関係各所に復帰の報告を行っている。5日にも正式発表が行われる見込み」(スポーツ紙記者)という。
しかし、世間の予想通りかそれ以上に、渡部には茨の道が待ち構えているようだ。
渡部は2020年6月11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、複数の女性と不倫関係にあったことが明らかに。このスキャンダルによりすべてのレギュラー番組を降板し、活動を自粛していた。
「“文春砲”を受け、世間から大バッシングを浴びた渡部ですが、特に波紋を呼んだのは、女性を多目的トイレに呼び出して性行為に及んだ揚げ句、1万円札を渡していたこと。渡部の妻であり女優の佐々木希は夫の愚行に大激怒したものの、当初から離婚の意思はなかったといわれています。一方で、渡部に対する世間の批判が収まることはなく、その後メディアで復帰の情報が出るたびに、関係各所にクレームの連絡が入るようになりました」(テレビ局関係者)
報道から半年以上が過ぎた同12月には、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の大みそか特番「笑ってはいけない」シリーズでの“サプライズ復帰”が計画されていた。しかし、事前に出演情報が外部に漏れた上に、一部メディアで報じられたことで、世間から反発の声が続出。その結果、渡部の出演シーンはカットされ、復帰は遠のいてしまった。
「事前に復帰を告知してしまうと番組スポンサーにまでクレームが入りかねないため、『笑ってはいけない』はサプライズ出演の措置が取られていたそうですが、結局計画は頓挫。渡部を登場させなかったにもかかわらず、日テレには放送後もそれなりの件数のクレームが寄せられたそうですから、渡部の起用がどれだけ危険なことなのかがよくわかります。現時点で、キー局での渡部の番組出演は、『不可能』に近いでしょう。そんな中、相方・児嶋一哉の後押しもあり、ローカル局の冠番組『白黒アンジャッシュ』で復帰することになったようです」(同)
渡部の復帰報告に際して、事務所関係者は「舞台を中心に活動していくことを各局に伝えている」のだとか。
「渡部は児嶋と共に、まずはファンに向けたお笑いステージを展開していく予定だそう。YouTubeやネット番組なども、オファーがあれば出演を検討する姿勢のようですが、今後は少しずつでも、世間からの信用を取り戻していく方針なのでしょう。それでも渡部の最終目標は、やはりかつてのようなテレビでの活躍とみられますが、現状をどう好転させるかが、一番の課題となりそうです」(同)
不倫スキャンダルにより一時は芸能界から姿を消すも、その後、完全復帰した者もいれば、活動の場を大きく変えた者もいる。渡部は今後、どのように活動を展開していくのだろうか。