モデル・Kōki,の女優デビュー作であり初主演作でもあるホラー映画『牛首村』が、2月18日に公開される。Kōki,は同作の宣伝活動を積極的におこなっており、今月12日には『王様のブランチ』(TBS系)にVTR出演していた。業界関係者によれば、「プロモーション活動において、取材陣のKōki,の評判は上々」(スポーツ紙記者)なのだとか。
木村拓哉と工藤静香の次女であるKōki,は、2018年にファッション雑誌「ELLE japon」(ハースト婦人画報社)の表紙を飾って華々しくモデルデビュー。以降、ブルガリやシャネルといったハイブランドのアンバサダーや、世界的コスメブランド・エスティローダーの日本人初グローバルスポークスモデルを務めるなど、超一流企業の顔として起用されてきた。
「そんな彼女にとって女優デビュー作となった『牛首村』は、『呪怨』シリーズなどで知られるホラー映画の巨匠・清水崇監督の最新映画で、デビューにして“雨宮奏音”と“三澄詩音”という二役に挑戦しました。『王様のブランチ』で映画コメンテーター・LiLiCoのインタビューを受けた際は、『父の影響もあると思うんですけど、父の映画だったり、作品だったりを見て、幼い頃から“演じること”にとても興味を持っていたので、挑戦してみたいなとは思ってました』と、ジャニーズ事務所に所属し、俳優業が好調の父・木村にも言及しています」(同)
そんなKōki,に対し、一部ネットユーザーからは「お父さんの名前を出してアピール?」「自分の映画なのに、キムタクを宣伝に使うな」「Kōki,の映画主演自体、親の力で決まったんだろうけど」などと否定的な声が寄せられた。
「芸能人を親に持つ“二世タレント”はこうした批判を浴びがちですが、Kōki,の場合は、母・工藤の影響がかなり大きい。そもそもKōki,のデビューは工藤の“ゴリ押し”の賜物といわれていて、いきなり有名雑誌の表紙やハイブランドのアンバサダー起用が実現したのも、工藤の徹底したプロデュースがあってこそ。ただ、そのせいでKōki,には『親の七光り』『実力が伴わない仕事ばかりしている』といったバッシングが常につきまとってしまうわけです」(同)
しかし、最近はマスコミ関係者からの好感度が急上昇しているとか。
「Kōki,の雑誌のインタビューには、工藤が“事務所社長兼マネジャー”として同伴することが多く、取材する側は気構えて臨むのですが、母娘ともにかなり対応が良いそう。工藤はフランクかつ腰が低く、特にNGも出さずにニコニコと娘のインタビューをサポートしているといいます。Kōki,も態度が良く、対話の中で『父の影響で……』『父のアドバイスで……』など、メディア側が喜びそうなコメントを連発。このサービス精神やお行儀の良さも、工藤の助言によるものとみられ、意外なギャップに魅せられて母娘のファンになる関係者もいるほど。とはいえ、結局は後から“木村に関するコメント使用はほぼNG”の指示が宣伝会社から出るため、肩透かしを食らうことも少なくありませんが」(映画誌編集者)
口出しは後にして、インタビュー時は“マスコミウケ”を優先するのも、やはり工藤の戦略なのだろうか。