2013年にジャニーズ事務所を退所し、現在はソロアーティストとして芸能活動を継続している元KAT-TUNの田中聖が2月24日、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで愛知県警に逮捕された。今回で2度目の薬物逮捕となり、ネット上には「またか」とあきれる声のほか、弟でSixTONESメンバーの田中樹に対しては同情の声があふれかえっている。
聖は13年9月、「度重なるルール違反行為があった」としてジャニーズ事務所が契約を解除。その後は5人組バンド・INKTのボーカルとして音楽活動を開始したが、17年5月に、大麻取締法違反容疑で逮捕され、バンドは同年9月に解散に至っている。
「当時、聖は渋谷区の路上に止めた乗用車内で若干量の乾燥大麻を所持した疑いで現行犯逮捕されました。さらに尿検査では大麻の陽性反応が出たと報じられたものの、後に不起訴処分になっています。大麻の“使用”は法律で規制されていないことや、逮捕時に乗っていた車は親族名義で乗降者の絞り込みが困難だったこと、所持していた大麻がごく微量だったことなどが影響したのでしょう。それから5年越しで再び逮捕となっただけに、この時から捜査関係者に目をつけられていたことは間違いないのでは」(スポーツ紙記者)
INKT解散後は個人で音楽活動を展開し、20年5月にはYouTubeチャンネル「田中家ch【田中聖】」を開設して、YouTuber活動もスタート。一方で、SNS上での自由な発言がネット上で物議を醸すことも多く、近年はネットニュースの“常連”となっていた。
直近では、ネット上で話題を呼んでいる株式会社ライバー取締役会長・飯田祐基氏と人気YouTuber・てんちむらによる“違法賭博”疑惑をめぐり、共に「賭け麻雀に参加していたジャニーズ」として一部から疑いの目が向けられた。
「これには田中本人が激怒。インスタグラムのストーリー機能(24時間限定公開)で『俺には関係ないし知らないけど』『とばっちりで大迷惑だよふざけんな』と完全否定し、複数のメディアに取り上げられました。また、昨年11月には、ABEMAの人気企画『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』(ABEMA PPV ONLINE LIVE)への出演をドタキャンしたり、『ツイキャス』でのライブ配信中に脇見運転疑惑が浮上するなど、たびたび炎上騒動を起こしています」(同)
そんな中、再び薬物絡みで逮捕されてしまった聖。ネット上には「これ以上KAT-TUNの名前を汚さないで。メンバーに迷惑をかけるようなことはしないで」「失望した」とあきれる声が続出しており、弟の樹にも同情の眼差しが向けられているようだ。
「SixTONESは20年1月のデビュー以来、最前線で活躍中。樹に関しては、昨年4月からバラエティ番組『オオカミ少年』(TBS系)にメンバーのジェシーと共にレギュラー出演するなど、活躍の場を広げている。それだけに、ネット上には『樹の気持ち考えろよ』『やっとデビューできて頑張ってる弟に迷惑かけるな』『樹がかわいそう』と怒りの声や悲鳴が相次いでいます。なお、兄弟の仲の良さはジャニーズファンの間で有名で、SNS上やメディアを通して互いの存在を匂わせるような発言も。昨年8月には樹に対するTwitter上の誹謗中傷に対し、聖が『誹謗中傷繰り返した人に損害賠償の請求が認めれてる時代だから有名人は黙ってろってサンドバッグ理論の時代は古いと思うよ』(原文ママ)と怒りをあらわにしたこともありました」(テレビ局関係者)
また、20年末には聖が実家で行ったYouTubeのライブ配信に樹の姿が映り込むハプニングも。この時ファンの間では、兄弟の“ほっこりエピソード”の一つとして話題を集めたが、今回のようにネガティブな話題でSixTONESや樹の名前が挙がることは、誰も望んでいないだろう。
なお、現時点で聖は警察の調べに対し、「わからない」と容疑を否認しているというが、多くの関係者やファンに対する裏切りの代償はあまりにも大きい。