2月26日放送のバラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で、番組アシスタントを務める同局の久慈暁子アナウンサーが、お笑いコンビ・鬼越トマホークからイジられ、泣き出してしまう一幕があった。ネット上には鬼越を責める声が見られるが、「残念ながら局内では、久慈アナを否定的に見る雰囲気もあるようだ」(スポーツ紙記者)という。
久慈アナをめぐっては、昨年12月にニュースサイト「文春オンライン」が、フジテレビを退社してタレントに転身する方向だとスクープ。今年1月20日には、久慈アナ自身が退社を希望したことや、「気付けば27歳。何か新しいことにチャレンジしてみたい気持ちが大きくなりました」という退社理由のコメントがスポーツ紙などで報じられ、同22日放送の『めざましどようび』(同)では、本人の口から、4月をもってフジテレビを退社すると報告がなされた。
「そんな久慈アナは、今回『お笑い向上委員会』で共演した鬼越の“ケンカ芸”の標的にされ、ボケ担当の坂井良多から『おまえが辞めてもフジテレビに1ミリもダメージねぇからな!』と言われたんです。もちろん、鬼越は“ネタ”のつもりで言ったのですが、久慈アナは泣き出してしまい、スタジオ内は騒然。坂井は慌てて『ごめんなさい!』と謝罪していました」(芸能ライター)
ネット上には、「鬼越の芸ってキツすぎて笑えない時がある」「退社する久慈アナに、あんなこと言うのはネタでもかわいそう」と、久慈アナに対して同情の声が上がっていたが……。
「久慈アナといえば、大学時代にはファッション誌『non-no』(集英社)のモデルとして活躍し、CMやドラマにも出演していたことから、2017年4月のフジ入社時点で“エース級”の扱いを受けていました。そして、新人アナを起用した深夜番組『パンシリーズ』の10代目に史上最速の入社4カ月目で就任し、冠番組『クジパン』が放送されたものの、シリーズ最短の3カ月で終了。当時は、アナウンサーとして実力が伴わないうちから“ゴリ押し”されていたとあって、局内には久慈アナに対するやっかみの声もあったようです。また、今回の退社で『さんまのお笑い向上委員会』をはじめとするレギュラー番組からはすべて降板になることがわかり、マスコミ関係者の間でも『局側からすっかり嫌われてしまっているのでは』とささやかれています」(前出・記者)
そんな久慈アナとは対照的に、今年3月をもって日本テレビを退社する桝太一アナは、4月以降も、同局の『真相報道 バンキシャ!』の総合司会や、『ザ!鉄腕!DASH!!』への不定期出演を継続すると発表されている。
「このように、双方の合意があれば退社後も古巣の番組に出演し続けるアナウンサーもいるだけに、退社に伴い全番組から降板する久慈アナは、明らかに円満退社とは言えない状況。『お笑い向上委員会』での涙は、図星を突かれた悔しさから思わずあふれたのかもしれません。ただ、局内では『世間から同情を買うためにの久慈アナがとったの“策略”では』と、冷めた目を向けられているようです」(同)
フジ退社後の活動や、所属先の事務所などについて、久慈アナはまだ明かしていない。
「アナウンサー系の事務所か、はたまたタレント中心の大手プロダクションかと、業界内でも話題にはなっているものの、“争奪戦”などは起きておらず、学生時代に所属していたモデル系の中堅事務所に“出戻り”するという説が濃厚。だとすれば、テレビ出演は減ることは目に見えていますし、将来安泰とは言い切れそうにありません。フジからも否定的に見られている状況で新たなスタートを切ることへの不安も重なって、久慈アナは鬼越のイジリを笑い飛ばせなかったのでは」(同)
退社までの残り2カ月は、少しでも多く久慈アナの笑顔が見られるといいのだが……。