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ダウンタウン、『水ダウ』有吉弘行の映像に「笑ってない」!? 裏番組で視聴率敗北の過去も

 3月2日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、有吉弘行の過去映像が紹介された。スタジオのゲスト陣が爆笑してVTRを見るなか、番組MCのダウンタウンについて「全く笑ってない」「意図的に笑ってない?」などと視聴者から声が上がった。

 この日の企画は、「芸人が今までで一番スゴいと思ったコメント調査」第2弾。そこに登場した平成ノブシコブシ吉村崇が、「コメントではないが、やりとり自体がとにかくスゴかった」と紹介したのが、有吉と“ハマコー”こと政治家の故・浜田幸一さんとのロケ映像。

 吉村は、有吉のことを “お師匠さん”と呼びながら、「あんな攻めたロケ、今じゃもう見れないですもん。お師匠さん、有吉さんがあれをかつてやってたって考えると、やっぱスゴいっすよね」と絶賛。

 それは今から13年前のバラエティ番組『悪魔の契約にサイン』(同)。ここでリポーターを務めていた有吉が、番組でお願いしていたアンケート用紙を回収しようとハマコーのもとを直撃するという内容だった。

「40歳以上も年の離れたハマコーに向かって、有吉はアンケートに答えていないとして『無礼でしょ』とピシャリ。それでも突っぱねて『このバカ!』と悪態をつくハマコーに、『バカはそっちでしょ」とやり返し、逃げようとすると『なんだジジイ、おい!』と罵倒しながら追跡。その一言にキレたハマコーが立ち止まり、道路にある安全標識用品のパイロンを有吉に投げつけるなど一触即発のやりとりでした」(芸能ライター)

 この後も有吉は、事務所まで追いかけてハマコーになおも毒舌を連発。再ブレーク当時の“怖いもの知らず”の勢いが伝わる映像だった。

 このVTRに山之内すずやホラン千秋といったゲストは終始笑っていたが、浜田雅功はほとんどの時間は顔をしかめ、眉間にシワを寄せながら鑑賞。松本人志は無表情な時間があったものの時折、笑うシーンもあった。

 この後、別の芸人による「今までで一番スゴいと思ったコメント」発表を挟んでスタジオトークに。しかし、トークでは有吉について一切触れられることはなかった。

「ネットユーザーからは、『有吉とハマコーの絡みでダウンタウンが全く笑ってないのが気になるな』『有吉のとき、意図的に笑ってないように見える』『浜ちゃん笑ってない』『スタジオでも有吉にはコメントせず、無反応スルー』といった異変を指摘する声が上がりました。さらには、『有吉と仲悪いの?』と心配するコメントも見られます」(同)

 有吉とダウンタウンの共演歴は、2008年12月放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)への有吉初参戦が挙げられる。09年3月には『リンカーン』(TBS系)で、人気企画『説教先生』に出演。ダウンタウンをはじめとしたレギュラーメンバーに説教するという体裁で悪口を連発した。

 さらに同年12月から始まった大喜利番組『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)にも頻繁に出演。だが、14年11月放送の第12回で2度目の優勝を果たして以降は一度も出ていない。有吉とダウンタウンの間に何があったのだろうか?

「そもそも、有吉が冠番組を担当するMCとして独り立ちしたことが影響している。ダウンタウンは『リンカーン』が終わった後、13年10月から同じ火曜夜10時枠で『100秒博士アカデミー』というバラエティ番組をスタートさせました。この『100秒』の真裏で、ちょうど同じタイミングで始まったのが、『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)でした。つまり有吉とダウンタウンの直接対決が始まったのです」(放送作家)

 例えば、14年1月21日の『100秒』が世帯視聴率6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったのに対して『ダレトク!?』は9.5%。『100秒』はわずか半年で打ち切りに遭うという、敗北を喫していた。

 さらに有吉はもう1番組、のちにダウンタウンを脅かす番組を裏で始める。

「13年、有吉と嵐・櫻井翔による『今、この顔がスゴい!』(TBS系)が木曜午後10時にスタート。これがのちに『櫻井有吉アブナイ夜会』に発展し、現在の『櫻井・有吉 THE夜会』につながっていきます。この裏には、ダウンタウンの冠番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)がある。最近でこそ『夜会』は数字を落としていますが、一時は『DX』をしのぐ数字を叩き出していました。裏番組でしのぎを削る芸人として、ダウンタウンが有吉を好敵手と見ているのは間違いないでしょう」(同)

 押しも押されもせぬ人気MCに成長した有吉。視聴者がダウンタウンの顔色を気にしてしまうのも、それだけ有吉の存在が大きくなった証しなのだろう。いつか再び、共演する時を楽しみにしたい。
(村上春虎)

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