嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey!Say!JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨が参加し、昨年4月にスタートしたYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」。315万人もの登録者を抱える人気チャンネルだが、今年3月上旬に公開された動画に対して視聴者から批判的な意見が多く寄せられ、物議を醸している。
問題となっているのは「#104【重要案件】審議会をやらなくてはならなくなった…」(3月2日)と、「#106【マジ家】山田家で山田を待つというサイコパスな3人」(同6日)というタイトルの動画。1本目の冒頭では、昨年12月15日頃に「山田ん家でタコパをしてみた!」なる撮影を行っていたと告白した。
その内容は、二宮、中丸、菊池の3人が合鍵を使って山田宅に潜入し、本人の外出中に“たこ焼きパーティー”を勝手に開催するというもの。テロップによれば、「楽しすぎて家が特定出来るレベルのカメラぶん回ししてしまいました」とのことで、“お蔵入り”にせざるを得なくなってしまったそう。
結局、山田の自宅で撮影した映像は使用せず、3人の声だけを流すラジオ形式にして公開に。動画の後半では、3人がキッチンで調理する音声が流れており、二宮は「あいつ、もしかして寝坊するかもしれないっていうのも含めて、サブの鍵を渡してるんですよ。マネージャーくんに」と発言。どうやら、山田に内緒でマネジャーから鍵を預かり、自宅に潜入したようだ。
「続く2本目の『【マジ家】山田家で山田を待つというサイコパスな3人』では、何も知らない山田が帰宅。こちらも基本的には音声がメインでしたが、タコパ中の二宮らの姿を目にした山田は『は!?』『何やってんすか! ちょっと待って……。え、どういうこと?』とパニック状態に。この際、呆然とした表情を見せる山田の写真が差し込まれていました。事態がなかなか飲み込めない山田をよそに、中丸たちは冷蔵庫を勝手に開けていたほか、部屋の散策を始めるなど、やりたい放題だったんです」(ジャニーズに詳しい記者)
これらの動画に対し、コメント欄には「4人が自然体で楽しんでいる声を聞けるだけでも楽しい!」「映像が見えてなくても4人の笑顔が浮かんでくる」などと好意的な声が書き込まれているが、SNSなどには辛らつな感想も多く上がっている。
「勝手に家に入って、探索して、大声で騒いで……。さすがに山田くんがかわいそうで見ていられなかった」「勝手に鍵を渡すマネジャーなんて信用できない。プライバシーどうなってんだよ」「先輩・後輩関係なく、マナーってものがあるのでは?」「今回の動画は笑えない。信頼してたマネジャーに預けていた鍵で勝手に家に入られるのは、誰でも嫌でしょ」といった意見が続出しているのだ。
山田にここまで同情の声が上がっているのは、ほかにも理由があるようだ。
「『#106【マジ家】山田家で山田を待つというサイコパスな3人』の終盤、菊池が山田の部屋のクローゼットを物色し、私服の革ジャケットを選ぶ場面がありました。これは “中丸宅のカーテンをリメークする”という別企画で使うため。革ジャケットとカーテンの布を使って新しいジャケットを作るのが目的で、山田は『俺で遊びすぎなのよ』『ダメよ』と抵抗したものの、最終的には『ちゃんと着られるようにしてください』と納得したようです」(同)
3月7日発売のアイドル誌「Duet」(ホーム社)では、その“リメークジャケット”を着た山田が登場。私服を紹介するコーナー「Yamada Closet」にて、「これが中丸くんちのダサいカーテン生地から作られた服。ベースになっているのはオレがもともと持っていたジャケットで、別にいらなくなった服を差し出したわけではないんだよ。なんでこんなことになってしまったんだ…」とコメントしている。
それだけに、山田のファンは「半強制的に革ジャンをリメークされる山田くん、本当にかわいそう」「いい歳した大人なのに、人が嫌がることはしちゃいけないって知らないの?」「こんなの見てて楽しくないし、心が痛い」などと、不快感をあらわにしていた。
なお、同チャンネルは今年4月で開設1周年を迎えるが、ジャニーズファンの間では、「YouTuberとして慣れてきちゃってる気がする。タレントのプライバシーは守ってほしい」「撮れ高に必死になるのもわかるけど、やっていいことと悪いことの線引きはしないとダメ」「4人はYouTuberじゃなくてアイドルなんだから、安全に楽しめる動画だけにしてよ」「最近の『ジャにの』は、悪い意味でYouTuberみたい」「再生回数を増やしたいのか、必死すぎるんだよなあ」などと、不満を募らせる人も見受けられた。
山田の自宅に潜入する企画をきっかけに、方向性に疑問の声が上がっている「ジャにのちゃんねる」。視聴者が心から楽しめる企画とはどんなものなのか、方針を見直す時期なのかもしれない。