4月5日からスタートする連続ドラマ『正直不動産』(NHK総合)。山下智久がジャニーズ事務所退所後初めて地上波ドラマで主演を務める作品だけに、業界内外から注目が集まっているが、「独立後も順調な芸能活動を展開していた山下に、ついに危機が訪れた」(芸能ライター)ようだ。
山下は2020年8月、ニュースサイト「文春オンライン」で未成年女性との飲酒やお泊まりを報じられ芸能活動を自粛していたが、「本格的に活動の拠点を海外に移し現在オファーがある海外作品に参加するため」に、同10月末をもってジャニーズから退所。コロナ禍の影響で、発売延期となっていたKAT-TUN・亀梨和也とのユニット「亀と山P」のアルバム『SI』は、山下の退所を受けて発売中止となり、ファンの間には悲しみが広がった。
「そんな山下ですが、ジャニーズから去った後も順調に活躍しており、昨年2月にオフィシャルファンクラブ『Club9』開設し、翌月には高級ブランド・ブルガリのアンバサダーに日本人男性で初めて就任。さらに、同4月期の連ドラ『ドラゴン桜』第2シリーズ(TBS系)の最終回に“声のみ”ではあったもののゲスト出演を果たし、今年4月期の『正直不動産』で主演に抜てき。“元ジャニーズ”にしては異例ともいえる順調な活躍を見せてきました」(同)
しかし、ここにきて『正直不動産』の放送が危ぶまれている。同ドラマは、「ビッグコミック」(小学館)で連載中の人気漫画の実写版で、共演には福原遥や市原隼人、木下ほうか、大地真央、草刈正雄、高橋克典らが名を連ねているが、今月23日に配信された「文春オンライン」の記事に、木下から“性被害”に遭ったと告発する女優2名が登場したのだ。
「記事によると、木下は“演技指導”や“育成”といった名目で、女優のH子さん、I子さんと無理やり性行為に及んだとか。翌日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で詳報されていますが、同誌の取材に対し、木下本人や所属事務所から回答はなかったそうで、複数メディアで“木下が逃亡した”と報じられる事態に発展しました」(スポーツ紙記者)
一部では、『正直不動産』に起用された木下について、NHK広報局が「現段階での出演予定に変更はありません」と回答したことも報道されているが……。
「まずは木下に事情を聞く必要があるものの、実際に被害に遭ったことを訴えている女性がいますし、ほかにも“余罪”が出てくる可能性を考えたら、局は『やはりドラマが放送開始する前に手を打ったほうがいい』と、何らかの対策を講じるでしょう」(同)
とはいえ、ドラマのお蔵入りは回避される見込みだとか。
「木下の出演シーンをカットしたり、代役を立てて撮り直したりする場合、当初の予定より放送開始日を延期することにはなるかもしれませんが、放送中止とまではいかないはず。主演の山下は木下との共演シーンもあるでしょうから、撮り直しに対応することもあり得ます。とはいえ、突然のジャニーズ退所で『亀と山P』のアルバムをお蔵入りにさせた過去があるわけですから、多少迷惑を被ったとしても他者を責めることもできないのでは」(同)
この状況になって、山下も少しは亀梨の気持ちがわかっただろうか。