関口宏が司会を務める情報番組『サンデーモーニング』(TBS系)。3月27日の放送には、およそ3カ月ぶりに野球解説者・張本勲氏が登場し、ネット上で注目されている。
この回のスポーツコーナーでは、プロ野球の開幕戦が同25日に行われたのに合わせて、“スペシャル御意見番”として張本氏が出演。1月から同氏の後任で御意見番を務めている野球解説者・上原浩治氏とともに、あらゆるスポーツニュースにコメントし、「あっぱれ」「喝」という同コーナー特有の評価をしていた。
「昨年12月まで同コーナーにレギュラー出演していた張本氏ですが、毒のあるコメントでネット炎上を招くこともしばしば。一方、今回はやや抑え目な印象で、プロ野球の開幕戦に関しても『各球団、新人が飛び出してますもんね。よく頑張ってる』とポジティブな発言をしていました」(芸能ライター)
唯一、ドイツのプロサッカーリーグで行われた「ボーフム対ボルシアMG戦」の後半、観客の投げ込んだカップが副審の頭に当たり、試合が中止されたというニュースにだけ「“喝”よりも“大喝”だよ!」と批判していた張本氏。「そんなことする人がいるのかねえ……子どもが見たらなんと思うか」と、怒りをあらわにした。
「こうした張本氏の姿に、ネット上では『やっぱりこのコーナーは張本さんがいたほうが楽しい』『レギュラー復帰してほしい!』といった声もありますが、一方で『今日は張本さんがゲストなの? 気分悪いからチャンネル変えた』『退職した上司が会社に戻ってきたみたいで、上原さんがやりにくそう……』などと批判的な声もあり、賛否両論の状態です」(同)
また、ネット上には「言い方が乱暴なだけで、間違ったことは言ってなくない?」「悪いことに悪いと言える人は必要」と擁護する声も上がり、張本氏を再評価する向きもある様子。とはいえ、番組卒業前の発言が問題となり、大炎上を起こしたことも確かだ。
「昨年8月8日放送回では、東京オリンピックの女子ボクシングについてコメントを求められた張本氏が、『嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って、こんな競技好きな人、いるんだ』などと、女子ボクシング自体を否定するような発言をし、ネット上で大バッシングを浴びることに。のちに日本ボクシング連盟からTBSへ抗議文が提出されるほどの大問題へと発展しました。なお、張本氏は翌週15日放送回で、自身の発言を謝罪しています」(同)
こうした騒動を経て“毒”が抜けた可能性もありそうだが、いまだに登場だけで賛否を呼ぶ張本氏の起用について、番組側は慎重に検討する必要がありそうだ。