近年、女優としての活躍も目覚ましい乃木坂46・山下美月にビッグニュースが飛び込んできた。2022年度後期放送予定のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』にレギュラー出演することが決まったという。乃木坂現役メンバーの朝ドラ出演は初めてのことらしい。
「女優志望でもあった山下は18年、『日日是好日』で映画初出演。その後も『THE 突破ファイル』(日本テレビ系)の“突破ドラマ”や『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の番組内ドラマで、“あざとい女性”を好演。それを足がかりに火曜ドラマの『着飾る恋には理由があって』(TBS系)や『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)でキャリアを積んできました。そうした実績が認められた証拠ともいえるでしょう」(芸能ライター)
乃木坂出身の女優といえば、『真犯人フラグ』(日本テレビ系)にも出ていた生駒里奈をはじめ、4月期の月曜午後10時のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)に出演する西野七瀬、ほか松村沙友理、深川麻衣、若月佑美、桜井玲香あたりが順調に活動を続けているが、いま一つ評価に結びついていないのが、20年にグループを卒業した元“絶対的エース”白石麻衣だ。
土曜ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)、金曜ナイトドラマ『漂着者』(テレビ朝日系)、月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)といった人気のドラマ枠に次々出演してきた白石。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『嘘喰い』といった映画にもヒロイン役で出演するなど、女優業は好調のようにも見えるが......。
「忖度なく言ってしまえば『ただ出ている』だけ。出演後に演技が反響や評判を呼んだということがありません。“まだまだこれから”といった声もありますが、生田絵梨花のように卒業後は女優業に本腰を入れるのか、それとも松村のようにタレントのかたわらで演技もす るのか、立ち位置も定まっていないように見えます」(テレビ関係者)
では、そのタレント業のほうはどうだろうか。昨年9月から、白石はかまいたちと『ウラ撮れちゃいました』(テレビ朝日系)でゴールデンタイムのレギュラーMCに初就任。“雇われ編集局長”のかまいたちに対して、“美人秘書”という肩書で番組に出ているが......。
「番組を見る限り、彼女の存在には意味がない。ネームバリュー先行で、どういうポジションで売り出していくか、ビジョンもないまま起用しているのでは。ファンは出ているだけで喜ぶかもしれませんが、それであれば白石のYouTubeチャンネル『my channel』を 見たほうが満足感は得られるはず。このままでは、本人も番組も得することがありません」(業界関係者)
肝心の視聴率を見ると、4月1日放送分は世帯6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.5%と低調。旬の芸人であるかまいたちと、元絶対的エースの白石の番組にしては期待外れと言えるだろう。
さらに、白石については個人の持つ「潜在視聴率」でも、衝撃の数字が明らかになったという。
「4月10日放送のトーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)のトークゲストが白石だったのですが、世帯5.4%、個人3.2%と散々でした。この低視聴率は、そもそも番組自体に視聴者がついていないことも一因に挙げられますが、一社提供でスポンサードしている資生堂としては、彼女をCMキャラクターに起用しているだけに、もっと結果がほしかったところでしょう」(同)
ちなみに白石は、番組内でバラエティ進出にさらなる意欲を見せ、「ケツバットもやってみたい」とノリノリだった。しかし、「良くも悪くもお姫様のように扱われている白石がケツバットをお見舞いされたり、例えば高速鼻洗浄、ブラジリアンワックスでの鼻毛抜きを視聴者が見たいかというと、見たくないのでは」(同)。
女優業、バラエティ業といずれもこれといった反響が聞こえてこない現在の白石だが、この先の居場所はどこになるのだろうか?
(村上春虎)