山下智久が主演を務める連続ドラマ『正直不動産』(NHK総合)について、ネット上で「面白い」と口コミが広がっている。山下といえば、2020年10月にジャニーズ事務所を退所したが、21年4月期のTBS系連ドラ『ドラゴン桜』第2シリーズの最終回に“声のみ”ながらゲスト出演を果たし、今年4月期の『正直不動産』で、ジャニーズ退所後初の地上波ドラマ主演に抜てきされた。
『正直不動産』は、「ビッグコミック」(小学館)で連載中の同題漫画を実写化。山下演じる主人公・永瀬財地は「登坂不動産」の営業マンで、かつては巧みな話術で成約を勝ち取っていたが、ある祠を壊して祟られ、嘘がつけなくなってしまったというキャラクター。そんな永瀬が“正直すぎる”営業マンとして悪戦苦闘しながらも、さまざまなお客様と向き合っていく姿が描かれる。同ドラマには山下のほかに福原遥、市原隼人、シソンヌ・長谷川忍、草刈正雄、大地真央らが出演する。
「なお、出演が予定されていた俳優・木下ほうかは3月に『週刊文春』(文藝春秋)でスキャンダルを報じられ、ドラマを降板。当初は『正直不動産』の放送危機を心配する声も出ていましたが、山下にとって記念すべきドラマが“お蔵入り”になる事態は回避されました」(芸能ライター)
同作を放送するNHK総合「ドラマ10」枠は、以前まで金曜午後10時台に設定されていたが、今期から火曜午後10時台に移動。『正直不動産』は今月5日に初回平均世帯視聴率4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタートを切り、12日放送の第2話は5.9%を獲得。19日放送の第3話は5.3%とわずかに数字を落としたものの、5%台はキープした。
「視聴率はまずまずですが、とにかくネット上の評判が良く、『山下さんが演じる主人公のキャラも面白いし、ほかのキャストの演技も上手で引き込まれる』『この役が山Pで良かった。正直すぎるけど憎めないし、むしろスカッとする!』『キャスティングが最高だし、絶妙なテンポ感も心地良い』『面白いって聞いて見てみたら、見事にハマった!』『今期のドラマで一番面白いかも』などと絶賛する声が多い。ただ、一部で『山Pのセリフは相変わらず聞き取りづらいな~』『やっぱり山Pにはもう少し演技力をつけてほしい』との苦言もみられ、山下がこの先も活躍していくには重要な課題といえそうです」(同)
山下の躍進に期待しているからこそ、ファンも“正直”に言ってくれているのだろう。今後はドラマの展開とともに、山下の成長も見守りたい。